【オホーツク流氷科学センターGIZA】本物の流氷に触れる氷点下20度の展示室でオホーツクの厳しい冬を体験


毎年1月から3月にかけてロシアからオホーツク海沿岸に流れ着く「流氷」は、北海道の冬の風物詩です。なかでも、紋別・網走・知床は流氷の名所として知られ、冬シーズンには砕氷船や流氷ウォークなどのアクティビティを楽しむことができます。しかし、キャンピングカーで冬の北海道を旅するには、スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備が必要になるし、雪道が苦手な2WD車はちょっと厳しい……。そこでオススメなのが、真夏でも流氷を体験できる「北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA」です。

施設があるのは、流氷観光船ガリンコ号乗り場や氷海展望塔オホーツクタワー、アザラシランド、カニの爪オブジェなどのスポットが集まった紋別市のガリヤ地区。道の駅オホーツク紋別の敷地内に「北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA」が併設されているので、キャンピングカーで訪れても駐車場の心配はありません。

オホーツク海を見渡す最高のロケーションに建てられたこの施設は、「見て」「触って」「体験できる」展示室を備えた、世界で唯一の流氷科学館です。最大のウリは、オホーツクの冬を再現した氷点下20度の「厳寒体験室」。無料で貸し出してくれる防寒着に身を包んで室内に入ると、真夏でもオホーツクの厳しい冬を体験することができ、本物の流氷を直接触ることもできます。オホーツクの魚を氷漬けにして展示した「氷の水族館」や、「凍るシャボン玉体験」も大人気。空気中に放出されたシャボン玉が瞬時に凍っていく様子を見て、オホーツクの冬の厳しさを実感できます。

オホーツクの四季と地域の魅力を映像で学べる360°スクリーンのドームシアターや、たくさんのクリオネが見られるクリオネ水槽、遊びながら流氷や自然現象を学べるプレイランドなど、ほかにも大人から子供まで楽しめる展示が盛りだくさん。ぜひゆっくり時間をかけて、オホーツクの冬を体験してみてください。

(データ)

名称 北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA

住所 北海道紋別市元紋別11

電話 0158-23-5400

営業時間 9:00~17:00

定休日 月曜日(祝日除く)、年末年始(12/29~1/3)

料金 大人450円、高校・大学生150円、中学生以下無料

駐車場 あり(無料)

https://giza-ryuhyo.com/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/