【第34回】空気圧をモニターしてタイヤのトラブルを防ぐ!


タイヤの空気圧が少ない状態で走行すると、車のふらつき、燃費の悪化、そして最悪の場合にはバーストして大きな事故につながることも…。とくにアウトドアグッズなど荷物を載せることの多いキャンピングカーの場合、タイヤの空気圧管理は重要だ。

タイヤの負荷能力(許容荷重)は空気圧ごとに定められている。そして車両重量によって最低空気圧が決まり、その適正な空気圧で初めてタイヤの性能が発揮される。

もちろん空気圧が少なくなると、負荷能力も下がってしまう。空気圧が足りているかどうかは、見た目には分かりづらいので、日常点検において確認が必要だ。

タイヤセンサーエアモニ3は4本のタイヤそれぞれの空気圧をチェックできるワイヤレスモニタリングシステム。しかも空気圧だけでなく温度もチェックできるすぐれもの。

4つのセンサーはバルブキャップ型で、タイヤのバルブキャップを外して、交換するだけ。わずか3分で簡単にセットできる。

センサーから空気圧と温度がワイヤレス信号で送られ、車内のレシーバーに送られる仕組み。レシーバーには4輪すべての情報がリアルタイムで同時に表示されてひと目で確認できる。

異常値が検出されるとモニターのバックライトが赤色に変わり、異常か所のタイヤの数値が点滅表示されるので、一目瞭然。未然にトラブルを防ぐことができる。

また空気圧は最大で9.0kg/cm2(900kpa)まで測定できるので大型のキャンピングカーでも対応可能になった。

電池寿命はレシーバー部が最長2週間、センサー部が約6か月。レシーバー部は付属のコードを使ってアクセサリーソケットから電源を取ることもできる。

タイヤ空気圧モニター タイヤセンサーエアモニ3タイヤ空気圧モニター タイヤセンサーエアモニ3

タイヤ空気圧モニター
♯272028
タイヤセンサーエアモニ3
価格:35,640円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第32回】4チューナー+4アンテナで受信感度をアップ!


DACPアンテナシリーズは第一電波工業とバンテックが共同開発した商品群で、自動追尾型BS/CSアンテナや地デジアンテナなどテレビ、アンテナ関連商品をラインナップしている。

そんななか地上波テレビチューナーとして評判がいいのが、MiniB-CASカードを付属したダイバーシティタイプのDACP-AT2×2だ。

家庭で地デジを受信するならば1チューナー1アンテナでも十分だが、移動体のキャンピングカーでの利用では電波が途切れないようチューナーもアンテナも4つずつ用意しておくと万全の体制。

さらにエリア自動切り替え機能搭載なので走行中でも安定した状態で地デジ放送を受信できる。

付属する4本のロッドアンテナは底面がマグネットになっているので、ハイエースなどのバンコンならそのままルーフに取り付け可能。FRPボディの場合は別売りのアース処理用アルミテープを貼ってから、付属の両面テープで固定することで受信感度をキープする。さらにHDMI端子付きなのでフルHDのデジタル高画質が楽しめる。ちなみにHDMI接続をすることで32インチ以上の大画面にも対応可能だ。

本体は薄型のコンパクト設計なのでテレビの裏側など目立たない場所に設置できるのがポイント。別売りのUSBメモリを装着することで簡易録画ができ、自動チャンネルサーチ機能も搭載する。フルセグとワンセグを自動で切り替える機能も付いている。

さらに受信感度を上げたいのならば無指向性アンテナDACP-225(21,600円)をチューナーに接続することができる。接続の際には専用のDACP225&AT2×2用接続ケーブル(2,592円)が必要だ。

DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2

地上波デジタルテレビ用チューナー
♯231063 DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2
価格:36,720円(税込)

【付属品】本体、リモコンセンサーケーブル、電源ケーブル、ロッドアンテナ&アンテナケーブル(5m)×4、リモコン、miniB-CASカード、HDMIケーブル(1.5m)、リモコン用電池×2、アンテナ固定用両面テープ ×4、本体固定用両面テープ ×2

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第28回】くすんだFRPボディにツヤと輝きが戻る!


キャブコンなど背の高いキャンピングカーだと駐車しているのは屋外駐車場が多いのではないだろうか。そうなると外装は一年中紫外線を浴びることになり、さらに雨が降れば、いわゆるバーコード汚れがボディに付く。サイズが大きいので洗車も大変だ。

キャブコンなどのキャンピングカーのボディ外装部分に使われているFRP。Fiber-Reinforced Plasticsの略で、強化プラスチックのことだが、その表面はゲルコートと呼ばれる耐久性に優れた強い被膜で覆われている。しかし紫外線による影響や雨にさらされることで表面がくすんだり、黒いカビ汚れなどが付いて、洗車しても落ちにくくなることがある。

そうなったらFRP専用の洗浄&ワックスがおすすめだ。新車登録後、3~5年経過しているクルマが対象になる洗浄&ワックスで、FRP表面を指でなぞるとガサガサしてツヤのない状態だったり、カーシャンプーでは取れなくなった汚れが付いていても簡単に落とすことができる。

磨き用のコンパウンドと特殊なつや出しワックスが配合してあり、ゲルコート面の汚れ、しみ、サビ、色あせ部分を取り除く。

まずはFRP表面を水洗い。水分を拭き取ったら、リストアー&ワックスをスポンジに適量取って、ワックスがけと同じようにボディ全体にムラにならないように伸ばしていく。カビや水アカなど汚れがひどいところは力を入れて磨けば面白いように汚れが落ちていく。

ワックスがけが終わったら、最後にきれいなウエスでワックスを拭き取ればOK。拭き取っていくそばから、FRP表面にツヤが戻っていくのが分かるだろう。

ちなみに新車登録後3年未満で軽い汚れには「FRP用クリーナー&ワックス(1,404円)」を使用する。

キャンピングカーパーツ FRP用リストアー&ワックス

ワックス
♯103014 FRP用リストアー&ワックス
価格:1,404円(税込)
内容量:473ml

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第26回】DC12V、AC100V、そしてカセットガスでも駆動する3ウェイタイプの冷蔵庫


車中泊をするなら冷蔵庫があると便利だ。冷えた飲み物や食材を運ぶのはもちろん、旅先で見つけた要冷蔵のお土産を買って帰ることができる。

車内で自炊をしながら旅をしている人ならば、たとえば市場で買った新鮮な魚貝類を保存しておくことができて便利だ。

おいしそうな刺身を見つけたら迷わず購入でき、旅行中の食生活のグレードが上がるので、食にこだわる人にとって冷蔵庫は必需品といえる。

なかにはクーラーボックスで代用している人もいるだろうが、旅が何日も続くとそのたびに氷を買うのは面倒だし、水になった氷も始末しなければならない。

3ウェイ冷蔵庫 RC1602EGCは、庫内容量が33Lあり、2Lのペットボトルを縦に8本収納することができる。フタを閉じればテーブル代わりにもなって便利に使える。
ボディは耐久性の高いスチールキャビネット製。スクエアな形状ででっぱりがないので車にも積み降ろししやすい。

そしてなによりの特徴は、3ウェイ冷蔵庫ということである。キャンプ場などで電源が取れるところはAC100V、車内ではDC12V、そしてアウトドアではカセットガスとシチュエーションに合わせて動力を選べるのが3ウェイ冷蔵庫の強みだ。

電気がなくてもカセットガスで駆動するからいざという災害時にも使える。

本体上部に温度調整のツマミがあり、背面にカセットガスをセットすることができる。定格消費電力は75W(AC100V、DC12V)。カセットガスでは10.5g/hを消費するので、1本でほぼ24時間使用できる。

キャンピングカー用 3ウェイ冷蔵庫 RC1602EGCキャンピングカー用 3ウェイ冷蔵庫 RC1602EGC

ポータブル冷蔵庫
♯162055 3ウェイ冷蔵庫 RC1602EGC
価格:49,680円(税込)
サイズ:500×440×440mm(外寸)
重量:16㎏

 

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第24回】ポンピングして空気を圧縮 簡易水洗式のポータブルトイレ


たとえば車中泊をしていて、夜中にトイレに行きたくなったとき。そして雨が降っているとき。冬場で寒いとき。いずれも車から出たくないというシチュエーションだが、そんなときにトイレが車内にあると便利だ。

日本のキャンピングカーのトイレは大きく分けて2タイプあり、ひとつが国産キャブコンなどに装備されている車内に固定されたカセットトイレ。

もうひとつがバンコンをはじめとしてミニバンでも積めるポータブルタイプだ。もちろんキャブコンに積んで使ってもかまわない。

ポータブルタイプは上部に清水タンク、下部に汚水タンクがあって上下に2分割できる構造になっている。あらかじめ清水タンクには便器への汚れ付着防止に洗浄剤、汚物タンクには消臭材を投入して使う。

今回紹介するポータブルトイレは上部の清水タンクに水を入れ、ハンドポンプをポンピングすることで空気を圧縮。タンクの中の水を高水圧で流すことができる簡易水洗タイプだ。清水タンクの容量は8.7Lあって、最大で26回の水洗ができる。

下部の汚物タンクは容量9.8L。溜まった汚物は家のトイレなどに流して処理するのだがその際に汚物タンクの排出口の筒を外側に向けることができるので、ハネ返りなしで処理ができる。

サニポッティー972よりも汚物タンクの大きなサニポッティー976という商品もあり、こちらは汚水タンクがほぼ倍の18.9Lある。大きなタンクのほうが、汚物を捨てる回数は少なくなるので便利だが、その反面、タンクが重たくなるので、持ち運びが大変になる。小さなタンクでマメに処理をするというのも選択肢のひとつだ。

キャンピングカー用ポータブルトイレ サニポッティー972 9.8L

ポータブルトイレ 144064 サニポッティー972
価格:16,200円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp