北海道フェリーの玄関口・苫小牧にある 国内最大級の高規格オートキャンプ場


フェリーで渡道する際、北海道の玄関口としてもっともポピュラーなのが苫小牧港です。キャンピングカーで港に降り立ち、これから始まる旅に胸を躍らせる人、北海道の旅を終えて愛車と共にフェリーに乗り込み帰路に就く人……。北海道キャンピングカー旅の起点や終点になることの多い苫小牧は、多くの旅人にとって特別な場所と言えるでしょう。

そんな苫小牧にある人気の高規格オートキャンプ場が、「オートリゾート苫小牧アルテン」。苫小牧港フェリーターミナルからクルマで約20km・30分ほどの場所にあるため、旅の最初の宿泊地や、旅の最後を締めくくる宿泊地として選ばれることの多いフィールドです。

キャンプ場のある錦大沼公園は総面積236ha(東京ドーム51個分)の広さを誇っていて、キャンプ場には200区画以上のキャンプサイトと28棟のキャビン・ログハウス・バンガローが整備されています。これは、高規格オートキャンプ場としては全国でも最大級の規模! 場内には、天然温泉の入浴施設、パークゴルフ場、カヌー基地なども完備されていて、オートキャンプ場というよりも「一大リゾート施設」といった方がピッタリのイメージです。

そんな大規模&高規格のキャンプ場でありながら、自然の中で静かにキャンプを楽しめるロケーションにも定評があります。キャンプサイトは、シンプルな設備のサイトから個別の電源・水道・TV端子を完備したサイトまで様々なタイプが用意されていて、キャンピングカーでも安心して利用できます。もちろん、すべてが駐車スペースを完備した区画型のオートサイトで、駐車スペース以外には美しい芝生が敷き詰められています。

ビギナーからベテランまで、幅広いキャンパーから愛される道内屈指の高規格キャンプ場「オートリゾート苫小牧アルテン」。旅の始まりや旅の終わりに、ぜひここで安心・快適なキャンプライフを体験してみてください。

 

(データ)

名称 オートリゾート苫小牧アルテン

住所 北海道苫小牧市字樽前421-4

電話番号 0144-67-2222

開設期間 通年

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) オートサイト2200~6820円(時期によって変動)

※ペット可、ごみ処理可

https://arten-camp.co.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

観光のベース基地としても便利な 函館エリアの老舗オートキャンプ場


北海道函館市にある「白石公園はこだてオートキャンプ場」は、平成11年に函館初のオートキャンプ場としてオープンした北海道の高規格キャンプ場の先駆け的な存在です。魅力的な観光地が点在する函館エリアの中心部から海沿いの国道278号線を東に向かってしばらく走ると、白石町の小高い丘の上に450人収容可能な110サイトが開かれています。

敷地面積7.75haの場内には、3000㎡のフリーテントサイト、オートキャンプサイト、設備が整ったキャビンのほか、子供用のアスレチック広場や芝生広場、図書小屋、シャワールーム、ランドリーなどが完備されています。公園のように美しく整備された高規格キャンプ場なので、北海道の大自然を体感したい人は物足りなさを感じるかもしれませんが、各施設が清潔に保たれていて、ファミリーや初心者、女性でも安心してキャンプを楽しめるのが最大の魅力です。

オートサイトは、電源設備なしのスタンダードカーサイト(1泊4000円)、AC電源・流し台付きのスタンダードカーサイト(1泊5000円)が用意されていて、どちらも100㎡の広々とした区画で混雑時も窮屈さを感じることはありません。キャンピングカーユーザー向けには、AC電源・流し台・ダンプステーションを完備したキャンピングカーサイト(1泊6000円)も用意されています。こちらは駐車スペースの長さが12mもあるので、大型キャンピングカーやキャンピングトレーラーも問題なく利用でき、長期滞在でも快適に過ごすことができます。

函館山ロープウェイやベイエリア倉庫群までクルマで約30分、湯の川温泉までクルマで約15分の好立地にあるので、函館観光のベース基地としても利用価値は大。キャンプ場の隣りにはパークゴルフ場も完備されていて、キャンプ場宿泊者は割引価格(大人300円)で利用できます。

 

(データ)

名称 白石公園はこだてオートキャンプ場

住所 北海道函館市白石町208

電話番号 0120-54-6145(予約専用ダイヤル)

開設期間 4月下旬~10月下旬

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) スタンダードカーサイト4000円(電源なし)/5000円(電源15A・流し台付き)、キャンピングカーサイト6000円(電源30A・流し台・ダンプステーション付き)

※ペット可、ごみ処理可

https://shiroishi-park.hakodate.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

駅名に「幸福」の2文字を冠した 幸せを運ぶ開運スポット


北海道帯広市は、道東エリアで最大の人口を擁する十勝地方の中心都市。そんな帯広市の中心部から南に向かってクルマで30分ほど走った場所に、観光スポットとして有名な「幸福駅(こうふくえき)」があります。

「幸福駅」は、北海道帯広市幸福町の旧国鉄・広尾線で1956年から実際に使われていた駅。1987年に広尾線が廃線になった後、駅名の縁起の良さから観光地として再整備され、全国から多くの人が訪れる十勝エリアの人気スポットになっています。

 

鉄道公園として整備された敷地内には、廃線まで活躍した2両のディーゼル車、プラットホーム、駅舎が保存されています。なかでも、「幸福駅」のシンボル的存在になっているのが、昔懐かしい木造の駅舎。鉄道駅時代は待合室として利用されていましたが、現在ではこの地を訪れた観光客が、売店で購入した大きな切符に願い事を書いて駅舎の壁に貼り付けるのが恒例となっています。鮮やかなピンク色の切符で埋め尽くされた木造駅舎は、SNS映えするフォトスポットとして若者からも人気です。

駅舎の近くにあるプラットホームも、鉄道駅時代の面影を残す施設のひとつ。線路上には、旧国鉄・広尾線で実際に使用されていたディーゼル車2両と除雪車1両が当時の姿のまま展示されていて、車両内を自由に見学することができます。単線のプラットホームにオレンジのディーゼル車が佇む風景、駅舎とプラットホームの間に設置された「幸福の鐘」、観光客用に設置した「幸福駅看板」など、敷地内にはどこを撮っても絵になるフォトジェニックなスポットが点在しています。

売店では、「愛国から幸福行き」の切符や、切符を使ったキーホルダーなど、ここでしか買えない縁起物のオリジナルグッズも手に入れることができます。帯広エリアを訪れた際は、ぜひ幸せを運ぶ観光スポット「幸福駅」まで足を伸ばしてみてください。

 

(データ)

名称 幸福駅

住所 北海道帯広市幸福町東1線

電話 0155-22-8600(帯広観光コンベンション協会)

営業時間 24時間(売店は夏:9時~17時30分、冬:9時30分~15時)

定休日 なし

入場料 無料

駐車場 36台(無料)

https://obikan.jp/post_spot/1491/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

幻想的な夕景を味わえる 最北の町・稚内の絶景スポット


日本最北の町・北海道稚内市の北側にあるのが、稚内エリア屈指の景勝地として知られる「ノシャップ岬」です。本土最東端にあたる北海道根室市の「納沙布(のさっぷ)岬」と名前が似ていますが、こちらは「ノシャップ岬(野寒布岬)」。「波の砕ける場所」「岬がアゴのように突き出たところ」を意味するアイヌ語の「ノッ・シャム」が、その語源となっています。

日本最北端の宗谷岬と対峙する形で、日本海から宗谷湾を区切る「ノシャップ岬」は、稚内駅前から道道254号線を北側に4kmほど走った場所にあります。北防波堤ドーム、道の駅わっかない、稚内森林公園キャンプ場などの観光スポットからも近いので、稚内エリアを訪れた際はぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。

「ノシャップ岬」からは、利尻島や礼文島が一望でき、空気の澄んだ日には海を挟んで北側にロシア・サハリンの島影を望むことができます。岬の目の前に広がる雄大な景色は、まさに最北の町ならではのスケール感! とくに夕暮れ時は、ノシャップ岬がもっとも美しく映える時間です。日本海の水平線に夕日が沈みだすと、岬のシンボルであるイルカのモニュメントが鮮やかなオレンジ色に染め上げられ、言葉を失うほどの幻想的な光景に出会うことができます。

周辺には、ボリューム満点の海鮮丼を味わえる有名店「樺太食堂」をはじめ、幻の魚イトウをはじめとする北方系の魚たちが大回遊水槽で群遊する「ノシャップ寒流水族館」、日本第2位の高さを誇る「稚内灯台」、天体観測や南極観測の資料を展示した「青少年科学館」など魅力的なスポットが点在しています。最北の町・稚内市を訪れた際には、ぜひほかの観光地と併せて「ノシャップ岬」に足を運んでみてください。

(データ)

名称 ノシャップ岬

住所 北海道稚内市ノシャップ2

電話 0162-23-6161(稚内市役所)

駐車場 無料

https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/noshappumisaki.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

広大な芝生サイトでゆったり過ごせる 開放感抜群のオートキャンプ場


北海道の帯広市街からクルマで20分ほどの場所に、道立公園「十勝エコロジーパーク」があります。十勝川中流域の音更町、幕別町、池田町にまたがる総面積409ヘクタールの敷地は、なんと東京ドーム約87個分! 北海道のスケールの大きさを感じさせる、道内最大級の広大な公園です。

公園の敷地内には、ペットと一緒に宿泊できてごみ処理も可能(有料)なオートキャンプ場が完備されています。十勝らしさを体感できる広大なキャンプサイトと、一面に広がる大きな青空が、このキャンプ場の最大の魅力! 美しく整備された芝生のサイトや炊事場、トイレなど、どの場所も清潔に保たれているので、アウトドア初心者でも快適に過ごせます。

全30区画あるプライベートサイト(オートキャンプサイト)は、1区画だけでも本州の一般的なキャンプサイトの4~5倍ほどの広さがあり、オンシーズンで混雑している状態でも、周囲を気にすることなくゆったりとキャンプを楽しむことができます。区画されていないフリーサイトも用意されていますが、こちらの開放感も圧巻! 駐車場が芝のサイトに隣接しているので、クルマのすぐそばにタープを設営して、オートサイトと同様の感覚で快適に過ごせます。

公園内には、ふわふわドーム、水と霧の遊び場、ピクニック広場などがあり、子供連れのファミリーにも最適! 敷地内のカフェでは、特製カレーや十勝牛を使ったソーセージ、3種類のジャガイモを食べ比べできるフライドポテト、北海道産生乳と生クリームをたっぷり使用したソフトクリームなど、十勝の名物グルメを味わうことができます。

昼間は公園で思いっきり遊んで、夜はキャンプ場で満天の星空を眺めながらバーベキューに舌鼓。クルマで5分の十勝川温泉では、美人の湯として女性にも人気の植物性モール温泉も堪能できます。帯広まで近いので、観光のベース基地としても利用価値は大。快適性と利便性のバランスがとれた、開放感抜群のフィールドです。

 

(データ)

住所 北海道河東郡音更町十勝川温泉南18丁目1番地

電話番号 0155-32-6780

開設期間 4月下旬~10月

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 入場料:中学生以上1200円、小学生600円+サイト利用料:オートキャンプサイト1泊1500円、フリーテントサイト1泊1000円

※ペット可(プライベートサイトのみ)、ごみ処理可(有料)

http://www.netbeet.ne.jp/~ecopark/menu.html#CANPSITE

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/