【旭山動物園】大人も子供も楽しめる 「日本最北」の動物園


旭川市は、札幌市に次ぐ北海道第2位の都市。中心部はマンションや大型店舗が建ち並ぶ大都会ですが、クルマで少し走れば北海道らしい豊かな自然に出会うことができ、魅力的な観光スポットも点在しています。なかでも、旭川市を訪れた際にぜひ一度は立ち寄っていただきたいのが、旭川駅からクルマで30分ほどの場所にある「旭川市旭山動物園」です。

「旭山動物園」は、旭川市が運営する日本最北の動物園。NHK「プロジェクトX」で紹介されたり、旭山動物園をテーマにしたテレビドラマや映画が制作されたりと、メディアでも数多く取り上げられている北海道屈指の観光スポットです。その人気の理由は、ただ動物の姿を見せるだけの「形態展示」ではなく、動物本来の行動や生活を自然のまま見せる「行動展示」を導入していること。旭山動物園の代名詞ともなっている独創的な「行動展示」は、野生に近い環境づくりを行うことで動物のストレスを軽減し、動物たちの生き生きとした姿を見せるのがコンセプトとなっています。

とくに人気を集めているのが、目の前の円柱水槽でアザラシの特徴的な泳ぎを観察できる「あざらし館」、透明なカプセルでアザラシの視点からホッキョクグマを観察できる「ほっきょくぐま館」、100年前の北海道の自然を再現した「オオカミの森」、さまざまな角度からライオン、トラ、ヒョウ、エゾヒグマを観察できる「もうじゅう館」など。

ほかにも、飼育スタッフがエサを与えながら動物たちについて解説する「もぐもぐタイム」をはじめ、飼育展示係の職員自らが担当動物の解説を行う「なるほどガイド」「ワンポイントガイド」、普段はなかなか見られない動物たちの夜の行動を見学できる「夜の動物園」など、さまざまなアイデアで魅力的な展示を実現しています。

子供から大人まで幅広く楽しめる動物園ですので、クルマ旅で旭川エリアを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

 

(データ)

名称 旭川市旭山動物園

住所 北海道旭川市東旭川町倉沼

入場料金 高校生以上1000円、中学生以下無料

営業時間 9:30~17:15(季節により変動)

営業期間 通年(4月・11月・年末年始に休業期間あり)

駐車場 無料(500台)

問い合わせ 0166-36-1104

https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

 

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/