【第154回】BS/CSアンテナの新製品登場!従来品にないメリットはどこか?


キャンピングカーパーツセンターではパーツを販売するだけでなく、オリジナル商品の開発もしています。専門メーカーと組んでBS/CSアンテナ、地デジアンテナ、ショックアブソーバーなど新たなキャンピングカー用商品を開発し、販売しているのです。

 2018年末に発売されたKYBとの共同開発商品「KYB Vサスペンションシステム」は1年半の開発期間、そして約2万キロの走行テストを経て作り上げたものです。

 無線機のアンテナで有名なダイヤモンドアンテナとはテレビアンテナ類を共同開発。キャンピングカーパーツセンターの売れ筋商品として年間を通して人気があります。

 そして2019年2月に幕張メッセで行われた「ジャパンキャンピングカーショー」のブースで発表した新しいBS/CSアンテナが注目されています。

キャンピングカーパーツセンター #231083 BS/CS フラットパッチアンテナ DACP-3510

キャンピングカーパーツセンター #231083 BS/CS フラットパッチアンテナ DACP-3510

BS/CSフラットパッチアンテナ DACP-3510
価格:47,520円
サイズ:355×100×60㎜
重量:1.7㎏
使用可能地域:日本国内(沖縄県、一部離島を除く)

 最新のBS/CSアンテナは従来品よりもサイズが小さくなり性能がアップしました。さらにこれまでにはなかった「サテライトファインダー」が付属されています。以前はアンテナを調整する際に、アンテナを南西方向の空に合わせながら、テレビに実際の映像が映っているかどうかを確認。電波が受信できるかを確認していました。

 車外にセットしたアンテナを調整し、車内に戻って映像が映っているかどうか確認作業が必要だったのです。

 サテライトファインダーがあれば、アンテナの調整をしたら目盛りをチェックするだけで電波が届いているかどうかを確認できるので簡単です。

 また本体とベース部分が別パーツになりました。アンテナ部分だけを回転させることができるようになったので、より電波の調整が簡単になりました。

 基本的には屋外に設置するものですが、窓際やFRP部分であれば、キャンピングカーの室内でも受信ができます。

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第126回】アンテナはテレビを見るための必需品。性能が重要だ。


キャンピングカーの中でテレビを見るために重要なのがテレビアンテナです。

 家庭のアンテナならば一度調整すればいつでも同じ条件で見ることができますが、旅で移動するキャンピングカーの場合はそうはいきません。テレビ放送は地デジとBS・CSがあるので、両方見たければアンテナは2種類必要です。

 まず地デジですが、一般的に家庭で使っているアンテナは指向性アンテナで、テレビ電波の方向に向かってアンテナを向ける必要があります。魚の骨のようなアンテナが家の屋根の上に付いているのを見かけることがあると思います。

 家庭用のアンテナをキャンピングカーに取り付けることもできますが、車中泊場所に着いたら、そのたびにいちいち電波の方向を探して合わせる調整が必要です。

 そこで車載用に作られた無指向性のアンテナを使うことで、面倒な調整なしに電波を受信することができます。車用に専用設計されているので防水、振動対策もされています。

キャンピングカーパーツ #231058 DIAMOND 無指向性地デジアンテナ DACP-225

#231058
DIAMOND無指向性地デジアンテナDACP-225
価格:21,600円

キャンピングカーパーツ #231067 DIAMOND 無指向性地デジアンテナ DACP-115

#231067
DIAMOND無指向性地デジアンテナDACP-115
価格:19,980円

もうひとつがBS・CSアンテナです。BS・CSアンテナは、南西方向の空にある通信衛星に向かって方向を合わせる必要があって、手動で調整するタイプと自動で合わせる2タイプがあります。

 自動で合わせる自動追尾式だと本体内のモーターが回って常に衛星の方向にアンテナを向けることによって走行中でも放送を見ることができます。

 最近は価格も下がってきて購入しやすくなりました。テレビを見る頻度が多かったり、クルマで走行中でも見ることがあるのならば、自動追尾式をお薦めします。

 とくに2018年7月に発売になったフルオートアンテナDACP330は、従来品よりもコンパクトで軽量になり、しかも価格も安くなりました。

キャンピングカーパーツ #231075 自動追尾型BS/CS フルオートアンテナ DACP-330

#231075
自動追尾式BS/CSフルオートアンテナDACP-330
価格:216,000円

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第50回】小型軽量のBS/CSアンテナは持ち運び簡単で、しかもリーズナブル


キャンピングカーで旅をしていてテレビを視聴する場合、地上デジタル放送は近くに建物などの遮蔽物があると受信しづらく、山のなかのキャンプ場などでは受信できないこともある。

 ところがBS/CS放送は衛星からの電波を拾えばいいので、空が開けている場所であれば全国ほとんどの場所で受信ができる。山奥のキャンプ場などに宿泊するとき、地上デジタル放送が映らなくても、CS/BS放送は受信できることが多い。

 ということで、旅先でもテレビを見たい人にとってCS/BSアンテナは欠かせない装備といえる。キャンピングカーパーツセンターの売れ筋商品のなかでも一年を通してアンテナ関連は上位を占めている。

 DACP-4012は昨年末に発売になったBS/CSアンテナで、沖縄県と一部離島をのぞく全国に対応。基本的に屋外に設置するタイプで、たとえばキャンプ場などで外のテーブルなどに置いて使用する。

 アンテナの仰角(上下角度)と偏波角(方位)を合わせれば受信OK。最近はスマホのアプリでアンテナ方向を確認できるものがあるので便利だ。ちなみに東京では仰角46、偏波角+18だが、稚内では仰角36、偏波角+15と違いがあるので、それぞれの土地に合わせて調整する。

 また車内であっても窓際や壁がFRP製(バンテック車では確認済み)であれば、受信が可能だ。バンクベッドやダイニングテーブル上などにアンテナを置いてテレビを見ることができる。

 走行中もダイネットなどでテレビを見たいのであれば、自動追尾式のBS/CSアンテナのDACP-355(162,000円)やDACP-452(216,000円)が必要になるが、出かけた先で車を停めて視聴するのならば、小型軽量で手頃な値段のDACP-4012で十分。7mのアンテナケーブルと、設置ベースが付属する。

キャンピングカーパーツ ♯231068 BS/CSデジタルハイビジョン フラットパッチアンテナDACP-4012

テレビアンテナ
♯231068 BS/CSデジタルハイビジョン フラットパッチアンテナDACP-4012
価格:47,250円(税込)
サイズ:400×120×65mm(アンテナ本体)
重量:2.7kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第14回】角度の違う2枚のアンテナで全国をカバーするBS/CS用アンテナ


旅先でのテレビ放送は市街地であれば地デジでも衛星放送でも問題なく視聴できるところが多いだろう。ところが市街地から遠く離れたキャンプ場などでは地デジの電波は届きにくい。

だから山間部では地デジよりも南西方向の空に障害物がなければ受信できる衛星放送のほうが入りやすい傾向にある。

家庭で使うお椀型の衛星放送アンテナをキャンピングカーに使っている人もいるが、アンテナの方向を固定しないと受信できないので、走行中は視聴できない。

受信するためには旅先で車を止め、ラダーなどに取り付けてあるアンテナを衛星の方向へ向けて合わせる調整が必要だ。

雨の日や夜遅くに車外へ出て調整するのは面倒だし、もともと車用に作られたものではないので、振動を伴う防水などの対策はされていない。

BS/CSアンテナのDACP-452は、ダイヤモンドアンテナとバンテックセールスで共同開発した車載用のアンテナだ。車のルーフに取り付けるための専用品である。

自動追尾式で常にアンテナは衛星からの電波を受信するので、走行中でもBS/CS110°放送を視聴できる。

GPSを使って自車位置を測定。高性能ジャイロセンサーによって自動的に衛星を追尾する。回転モーターは1つなので従来品に比べて音が静かなのも特長だ。

本体裏面はマグネットになっているので、ハイエースなどのワンボックス車のルーフにはそのままのせるだけでしっかりと固定される。キャブコンのルーフの場合は穴を開けて固定が必要だ。ブースター、5mの同軸ケーブルを付属する。
※全国対応版(沖縄、一部離島を除く)

DIAMOND 自動追尾型BS/CS110° フルオートアンテナDACP-452

BS/CSアンテナ
♯231062 DIAMOND 自動追尾型BS/CS110° フルオートアンテナDACP-452
価格:216,000円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp