【キャンピングカーコラム バックナンバー第112回】タイヤの空気圧をチェックする(2018年5月18日)


車のタイヤはそれぞれ1本ごとの負荷能力(許容荷重)があって、その数値は空気圧ごとに定められています。

 たとえばキャブコンのベース車として使われるカムロードに標準で装着されているタイヤは「195/70R15 106/104L LT」で、1本あたりの最大許容荷重は950㎏です。

 この最大の950㎏を発揮するためには、600kPaという空気圧が必要です。一般的な普通乗用車の場合、だいたい200kPaですから、その約3倍にあたる空気圧が必要だということです。

 空気圧が下がると耐荷重が下がり、タイヤの性能を十分に発揮できないことになります。同じカムロードのタイヤでも、たとえば空気圧が100kpa下がることで耐荷重は950㎏から890㎏になってしまいます。

 空気圧が少ない状態で走行することで車のふらつき、燃費の悪化、そして最悪の場合はバーストして大きな事故につながることもあります。高速走行時にタイヤが波打ち、発熱してバーストを引き起こす「スタンディングウェーブ」の原因にも……。

 空気圧が足りているかどうかは見た目だけでは分かりづらいので日常点検で確認が必要です。走行前のタイヤが冷えているときに空気圧の確認をします。

 ほかにも空気圧をチェックする方法はあって、タイヤの空気圧をリアルタイムでチェックできるワイヤレスモニタリングシステムを利用するのもお薦めです。

 タイヤセンサーエアモニ3.1は、4本のタイヤそれぞれの空気圧と温度をチェックできます。バルブキャップ型のセンサーをタイヤに着けるだけなので簡単にセットができます。センサーから空気圧と温度情報がワイヤレスで車内のレシーバーに送られ、異常値が検出されると知らせてくれます。空気圧は最大で900Kpaまで測定できるので、大型のキャンピングカーでも対応します。

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浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

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