【キャンピングカーコラム バックナンバー第118回】車内の電気をまかなうサブバッテリー(2018年6月29日)


キャブコンなどのキャンピングカーにはメインバッテリーとサブバッテリーの2種類のバッテリーが搭載されています。

 メインバッテリーはいわゆる車のバッテリーのことで、エンジンを始動させ、ヘッドライトやパワーウインドウを動かすための電力供給源になっています。

 通常、バッテリーというとこのメインバッテリーのことを指します。エンジンが始動した後は、エンジンの力でオルタネーター(発電機)が回って電力を生み出し、メインバッテリーへの充電もおこなわれます。

 

バッテリー
♯201037 ディープサイクルバッテリー 100Ah
価格:32,076円(税込)
サイズ:タテ332×ヨコ174×高さ213mm
重量:約28.5kg

そしてもうひとつ搭載しているサブバッテリーがキャンピングカーらしい装備品です。こちらは、キャンピングカー装備の電気をまかなうものです。

 車のエンジンをオフにした状態で、車内の照明器具、冷蔵庫、水道ポンプなどを動かすために必要です。

 バッテリー単体のままで装備されることは少なくて、通常は走行充電器、インバーターとセットで装備されます。

 走行充電器は車のオルタネーターで発電された電気をサブバッテリーに充電。インバーターはサブバッテリーのDC12V(DC24V)をAC100Vに変換して、家庭用電気製品を車内で使えるようにします。

 さてそのサブバッテリーですが、車内に装備するには、密閉式で充電時にガスが発生しないディープサイクルバッテリーを選びます。安定した電圧を維持して、頻繁な充放電と深放電に強いのが特徴です。使い方にもよりますが、3~5年で寿命がくるので交換が必要です。

 最近は家庭用エアコンを装備するキャンピングカーもあり、サブバッテリーを2本、3本と積んでいる車も増えてきました。

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

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