【キャンピングカーコラム バックナンバー第127回】夜の明かりに凝ってみる(2018年8月31日)


最近の自分のキャンプサイトづくりで恐縮だが、ランタンの色や形状、そのほかをだいぶ気にするようになった。もちろん、キャンピングカーに搭載している照明設備もきちんと使うのだが、
特に表に出しているテーブル上などでは、極力明るくしないように努めている。

利用することが多いのは、近頃極めて性能的にも納得のいくようになったインフレータブルのLEDランタンだろうか。登場当初は1充電でおおよそ4時間程度の点灯だったが、最近のモデルは6~8時間点灯と十分実用性を備えてきたからである。

もちろんいろいろ試してみて色にもかなり気を遣い、極力電球色を発光するタイプを選んで利用している。その方がお酒が美味しいというひどく個人的な理由もそこにはある。

写真はM-POWERDのもので、バンテックでも以前パーツとして扱っていたものだが現在は欠品。特にLUXという電球色のものは、かなりいい雰囲気があると思う。

さらに個人的にお気に入りになったのはオイルランタンで、本体価格は安いし壊れる要素もほとんどなく、燃料の調達も容易と申し分なし。何と比較しているかといえば、ガスやガソリンタイプのランタンとなのだが、マントルを付け替える必要もなければ明る過ぎることもないのがお気に入り。LEDランタンと併用して利用し、長時間点灯はこちらに任せている。

なぜそういった明るさを絞った明かりにこだわり始めたかと言えば、煌々と照らしているLED照明が目に痛い、かなり離れた所からでも相当目立ってしまう印象もあるから。確かに電気消費量も少なく、サイトを明るく安全に利用することができるのだが、作業をしているときは当然明るい方が安全ではあるものの、くつろいでいるときは多少暗い方が夜目も効くのでいいのではないだろうかと思っている。

こうして明かりを選んで使い始めると、キャンピングカーの車内や車中泊、テントやタープの下でも普通にそれらを使うようになってきた。もちろんサブバッテリーの電力に依存するようなことはないので、残量にビクビクしながら明かりを灯すということもなくなったのは精神衛生上心地よい。


インフレータブルランタンの最大の魅力は、折りたためることでダッシュボード上などに常備しておくことで充電が完了してしまうこと。そう、メンテナンスが簡単な上、いつでも懐中電灯がわりに足元を照らすことだってできるのが重宝するのだ。夜露や雨に強いというのも好印象。

持ち運びの時に揮発油の匂いやこぼれなども気にする必要がないインフレータブルタイプのLEDランタンは、キャンピングカーでの補助照明としてピッタリなものだと思われ、ぜひ1つは手元に置いておきたいグッズになったような気がする。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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