【キャンピングカーコラム バックナンバー第143回】まだまだ続く寒さを楽しく暖房で乗り切る!(2018年12月21日)


キャンピングカーの場合、たいていはFF暖房を設置しているだろう。そのため、車内においては寒さ知らずどころか、短パンTシャツで冷たいビールをグビッ!? が普通かもしれない。しかしいざ外となるとそういうわけにもいかない。

もちろん、タープの下をオプションのスクリーンや何かで囲い、寒さをしのぐという方法も当たり前に行なっているだろうが、やはり真冬はそれだけでは保温できずやはり寒い。そこで重要になってくるのが、ストーブ。

これまで個人的には、コールマン製の大昔のテント内で使用するためのキャタリティックヒーターをトレーラー内で愛用。今の基準ではもちろん室内使用は不可のもの。さらにサイドオーニングやタープ下では、調理のできるトヨトミ製ストーブや通常のカセットタンク給油式のものを使用していた。それはそれで、暖をとるという点で十分機能していたように思う。

世の中は便利なもので、ネットをうろうろしてポチッとクリックすると、海外から商品が届く時代。というわけで、唯一今まで不満だった“大きさ”という問題をクリアしそうな小型タイプを発見し、迷わず購入。無事海外から届くかどうかワクワクしながら待ってみた。

到着したものを開封してみると、製造国は分からない。商品のパーツはあちこち曲がったりひしゃげたり、バリも酷かったりするがそれらを修正して再組み付け。さらにトレーラーのL P Gボンベのホルダーに置いてみると、実にサイズ的にピッタリだった。

もちろん電気などは使用しておらず、着火はマッチかライターで直接、極めてアナログな機構ながら、国産のように耐震自動消化装置など付いていないので、いざとなれば点火状態で移動もできてしまう。もちろん日本の基準でいけば、室内使用不可である。

実際の燃焼はなんら問題なく綺麗に行なわれ、1給油で夜更かしの夜も無給油で大丈夫なのを確認。股火鉢状態に利用すれば屋外であってもめちゃくちゃ暖かい。しかもお値段がとってもリーズナブルで大満足。

こうなってくると、ちょっと高価だけど武井バーナーとかペトロマックスとかのストーブが手に入れたくなるというものだが、私の場合お財布がその辺りの融通を利かせてくれない。カッコ良いんだけどなぁ、みなさまはいかがでしょうか。結構小さめの石油ストーブって、いろいろなものが発売されていて案外屋外で楽しめますよ。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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