【キャンピングカーコラム バックナンバー第169回】ちょっとしたもののサビ発生には、身の回り品で対処しちゃおう!(2019年6月21日)


キャンピングカーに乗っていると、普通の車では考えられないようなパーツが多く、そのパーツが普通の鉄で特に防錆処理されていないものが多かったりする。そうでなくてもサビの発生は厄介なもの。

そこで今回は、知っているとかなり役立つ簡単なサビ取り方法を紹介。昔からの方法で知る人にはいまさらなネタだが、小物パーツをクリーンナップするのに非常に重宝する。お題に用意したのは残念ながらキャンピングカーパーツではなく、自転車のチェーンロックのホルダー、ベースはほぼ生鉄、すでに表面処理は失われサビが発生しまくりのもの。

まずは、混ぜると危険っ! の代表格サンポール。傷めても問題ない器の上で直接ブッかけて全体にまぶし、水を注ぎ10倍希釈程度に薄め全体が浸かるようにする。その状態で半日、もしくは1日放置しておく。酸で落とすのだ。

翌日、ワイヤーブラシなどを使い指の入らないような所もゴシゴシし、サビを落としまくる。あまり素手でやらないほうがいいかも。

水で洗って十分にすすぎ終わったところで、中和させるのにアルカリ系のマジックリンを吹きか
け放置。重曹を水で溶いた炭酸ソーダやセスキ炭酸ソーダでもいいだろう。

最終的に洗って終了だが、ほとんど表面をこそぐことなく見事に錆が落ちる。サビでできた凸凹や痩せは解消しないのは諦めるしかないが、十分な仕上がり具合。

終了とは書いたが、結局表面が生鉄のまま。これではアッという間に再度サビが発生するので、ラッカースプレーで表面保護塗装。

いかがだっただろうか? 特殊なネジやナットなど、なかなか入手しにくいものなどのサビ取りに使えるのではないだろうか。日用品で簡単に処理ができるところが最大の魅力である。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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