【キャンピングカーコラム バックナンバー第222回】古式ゆかしき蚊帳で大人気の車中泊に夏対策!(2020年7月3日)


キャンピングカーのウインドウにはモスキートネットがある。1ボックスなどにも張ったりはめ込んだりするネット類は多数ある。もちろんそういったものも利用してきたのだが、もっとも効果があったのは、蚊帳である。ただしこの場合、ガバッとドア類を開ける形になるので、セキュリティ的にもキャンプ場やRVパークなどクローズドな環境というのが使用における前提になるかもしれない。

快適度が高いと言っても、車用の蚊帳などというものはさすがに発売されておらず、2畳サイズ程度のカヤを購入し切り張り縫製し直し車両サイズに合わせた物を作成。一番入出口になるサイドドアあたりは二重になる様にして虫の侵入を防ぐ機能を持たせている。

天井からフロアまでしっかり覆って運転席周りも含めてしまえば、1ボックスやミニバンの中は相当広く使える上なんとなくテント気分、中で明かりを使っても反射があるので意外に明るい環境だ。キャンピングカーとはまた違った趣が楽しめる。

収納時は、位置決めで迷わないよう、一部を壁に取付けたまま丸めている。場所さえ分かっていれば再度展開するのも短時間にできる。キャンパーなどだったら、オーバーヘッドキャビネットなどを利用するといいだろう。

正直使っていて問題になったのは夜露や雨、サイドドアあたりはタープなどで防御出来るもののバックドアはなかなか良い対策案が見つからず、テント生地を適当に縫製し張り綱でバックドアに引っ掛けることで解決。

夏休みのファミリーキャンプでテント買い増しを考えている様なら、手持ちの1ボックスを快適な車中泊車として利用できる仕様にアップグレードしてみてはいかがでしょう。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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