【キャンピングカーコラム バックナンバー第157回】長期駐車のバッテリー上がり対策(2019年3月29日)


以前からそうだったのだが、1ヶ月程度の駐車ならともかく、2ヶ月キャンプに行くヒマが作れず放置していると、エンジンがかからないことがよくあった。この辺りは現代的な乗用車も状況は一緒で、ブースターを使っての始動となることもしばしば。原因は、使っていないときでも様々な待機電力が電力を消費してしまうから。リモコンのドアロックであり、カーステレオのメモリーであり、車そのもののコンピューターであり、多岐にわたる。

キャンピングカーも車である以上動かなければただの鉄の箱なので、利用頻度が少ないキャンピングカーの場合、待機電力で減ってしまう電力分をなんとか補充しておきたいものだ。

この場合、強力に補充電で満充電にする必要はないと思われるので、サブバッテリーの充電のように大型を用意する必要はない。カーショップで手に入るもので十分だと思う。というより、そういった商品の方が取り付けに必要な配線類が同梱されていることが多く、結果的には誰にでも取り付けやすいはずだ。

最初は、説明書を見てできるだけスマートに取り付けようと思った。ところが、キーを差し込んでACCポジションなどにならないと使えないヒューズ部分や、常時接続されているところでも付属のヒューズサイズが小さ過ぎうまく取り付けられる箇所が見当たらない。もちろん分岐を作ればいいのだが、既存の配線にできる限り傷をつけたくなく、その作業は断念した。

結局、一番安全で確実な“直結”方法にした。簡易なら付属のワニ口クリップでもいいのだが、駐車時間中恒常的に接続させておきたいので、きちんと付属の配線キットをバッテリー端子に接続。使用したい時のみ、ソーラーパネルをコネクターで接続させることにした。

確かに接続作業は面倒と言えばそれまでだが、故障時にも問題の切り分けが一発で分かるので良しとする。取り回しの配線はエンジンルーム側はともかくとして、乗降ドア部は配線を下方にまで一度持って行き引き上げて取り込むようにした。それは、長時間駐車の間に雨だって降るだろう、そんな時に車内に配線を伝って雨水が入り込まないようにするためだ。

結果、ダッシュボード上に乗せておいたソーラーパネルは、意外と曇っていてもかなりしっかり充電してくれるようで、メインバッテリーの保護という点でもいい状態かも。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

 

【キャンピングカーコラム バックナンバー第156回】アクセサリーソケットから給電できる!USBポート付きポータブルインバーター(2019年3月22日)


車内で家電製品を使う場合、インバーターが必要です。車内のバッテリーは通常DC12Vなので、それをAC100Vへ変換するのがインバーターの役割となります。

 キャンピングカーパーツセンターでは120Wから3000Wを越える容量のインバーターを取り扱っているので使用する電気消費量に合わせて選べます。

キャンピングカーパーツセンター #192142 サイン波インバーター FI-S126FR 12V 125W 50/60Hz切替

インバーター
#192142 サイン波インバーター FI-S126FR 12V 125W 50/60Hz切替
価格:23,760円
サイズ:幅120×高さ62×奥行180㎜
重量:1.25㎏
※50Hz、60Hzの切り替えスイッチ付き

 携帯電話やパソコン用に使うならばアクセサリーソケットに接続するだけで使えるインバーターがお薦めです。サブバッテリーと配線をする手間がなくすぐに使えます。

 以前から小容量タイプとしては、「サイン波インバーターFI-S126FR 12V 125W 50/60Hz切替」がありましたが、2月に幕張メッセで行われたジャパンキャンピングカーショーで新しいモデルが発表になりました。

 小さな容量でコンパクトサイズのサイン波インバーター「サイン波インバーターFI-S122 PORTA 12V122W」の一番の特徴はUSBポートがついたことです。スマホなどの充電がインバーターだけでもできるようになり、これは便利な装備です。

 アクセサリーソケットから電源が取れるのは従来モデルと変わらず。サイズは小さくなり、とくに厚さは約3㎝と薄型なので、ちょっとしたすき間に入れることもできます。

 出力はAC100VコンセントとUSBポート。ヒューズが付いているのが見えますが、これは入力の逆接続をしたときにヒューズが切れるようになっています。

 120W以上の電気を使った場合は内部回路が働いて自動でカットされます。ヘルツフリーではないので、50Hz、60Hzを指定して購入してください。

 また、インバーターにはサイン波(正弦波)と疑似サイン波タイプの2種類があります。疑似サイン波タイプはパソコンなどのデジタル機器が正常に動かない場合や、蛍光灯のコイルの温度が上がり過ぎたり、電気毛布が使えないことなどがあるので注意して下さい。カー量販店などで売っている安いインバーターはほとんどが疑似サイン波タイプです。

キャンピングカーパーツセンター #192150 サイン波インバーター FI-S122 PORTA 12V122W

インバーター
#192150 サイン波インバーター FI-S122 PORTA 12V122W
価格:19,440円
サイズ:幅188×高さ30.5×奥行105㎜
重量:0.45㎏

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

 

【キャンピングカーコラム バックナンバー第155回】キャンピングカーのコンロには圧力鍋が最適!(2019年3月15日)


キャンピングカーのキッチンには、ビルトインコンロが取り付けられていることが多い。ところがこれ、家庭用のガスコンロなどと比較するとかなり火力が貧弱。よって、φ26cmくらいのフライパンなどで調理するのは熱量的にかなり難しく、個人的にこれまでどのような調理器具が向いているか考えてきた。

その中でもっとも有効だと感じていたのが、鍋ごと保温器具に投入できる保温調理鍋だった。これなら、寒い時期のキャンプサイトでも温かい食事が冷めることもないので。

そんな中、これまでとは別次元の便利さを発揮したのが圧力鍋。最近では小型の2.5リットル程度の容量のものが、ネット通販などの普及により3000円ほどで手に入る驚異の時代。もちろんその便利さは普通の片手鍋としても使えることも含めてである。これまで子供の頃から圧力鍋の機構にビビって家庭でも利用していなかったのだが、清水の舞台から飛び降りる気分で使ってみると本当に都合がいい。

それは何かと言えば、キャンピングカーの弱い火力のコンロでも十分に調理が可能だということである。最初の実験では、家庭用のコンロについている極小のバーナーでやってみたのだが、その程度の火力で十分以上なのである。

もっとも便利だと思われたのは、食材の下準備をこれで済ませてしまうこと。市販の蒸し器を入れてしまえば、一気に完了だ。電子レンジがあればそれを利用する方が簡単だが、キャンピングカーの環境下でそれを潤沢に利用できることは稀だと思われるので、圧力鍋の方が作業的に有効に思われた。

さて、蒸して下ごしらえが終わった食材を切り分け食事時まで取っておく。なぜこんなことをしているかといえば、前回紹介したキャンピングカー卓上での鉄板焼きに利用したいから。2~3人分の根菜類なら、蒸し状態5分で完了してしまうので手間もかからない。あとは食べるときに焼き目をつけて温めればいいだけなのである。

というわけで、キャンピングカーの装備そのものも重要だが、必要な道具を吟味すればそれほど組み付け装備を増やす必要がなさそうだ、ということは分かっていただけただろうか。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

【キャンピングカーコラム バックナンバー第154回】BS/CSアンテナの新製品登場!従来品にないメリットはどこか?(2019年3月8日)


キャンピングカーパーツセンターではパーツを販売するだけでなく、オリジナル商品の開発もしています。専門メーカーと組んでBS/CSアンテナ、地デジアンテナ、ショックアブソーバーなど新たなキャンピングカー用商品を開発し、販売しているのです。

 2018年末に発売されたKYBとの共同開発商品「KYB Vサスペンションシステム」は1年半の開発期間、そして約2万キロの走行テストを経て作り上げたものです。

 無線機のアンテナで有名なダイヤモンドアンテナとはテレビアンテナ類を共同開発。キャンピングカーパーツセンターの売れ筋商品として年間を通して人気があります。

 そして2019年2月に幕張メッセで行われた「ジャパンキャンピングカーショー」のブースで発表した新しいBS/CSアンテナが注目されています。

キャンピングカーパーツセンター #231083 BS/CS フラットパッチアンテナ DACP-3510

キャンピングカーパーツセンター #231083 BS/CS フラットパッチアンテナ DACP-3510

BS/CSフラットパッチアンテナ DACP-3510
価格:47,520円
サイズ:355×100×60㎜
重量:1.7㎏
使用可能地域:日本国内(沖縄県、一部離島を除く)

 最新のBS/CSアンテナは従来品よりもサイズが小さくなり性能がアップしました。さらにこれまでにはなかった「サテライトファインダー」が付属されています。以前はアンテナを調整する際に、アンテナを南西方向の空に合わせながら、テレビに実際の映像が映っているかどうかを確認。電波が受信できるかを確認していました。

 車外にセットしたアンテナを調整し、車内に戻って映像が映っているかどうか確認作業が必要だったのです。

 サテライトファインダーがあれば、アンテナの調整をしたら目盛りをチェックするだけで電波が届いているかどうかを確認できるので簡単です。

 また本体とベース部分が別パーツになりました。アンテナ部分だけを回転させることができるようになったので、より電波の調整が簡単になりました。

 基本的には屋外に設置するものですが、窓際やFRP部分であれば、キャンピングカーの室内でも受信ができます。

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

 

【キャンピングカーコラム バックナンバー第153回】キャンピングカーの車内で卓上調理にハマる(2019年3月1日)


それは、カセットコンロがあればいいと言われてしまえばそれまでなのだが、ここ最近の自分のキャンプスタイルの中ですごく気に入っているものを1つ紹介。購入したのは、市販で誰でも手にすることができる、折りたたみ式のウッドストーブというか焚き火台とそのオプションの数々。

 組み立ててみると、風除けのフロントパネルと天板になる鋳物鉄板という姿。もちろんキャンプサイトで薪を使って焚き火台として利用するのが基本だ。さらにフロントパネルは、焚き火の時薪をくべるための台になったり、サイドに装着して調味料台にすることも可能とかなり便利。

 もっとも気に入ったのは、それを折りたたむとB6サイズになり、オプション品も含め装備されているケースに難なくすべて収まってしまうこと。さらに収納法を吟味し、今ではトングやアルコールバーナーまでいっしょくたに収納できるようにした。

 キャンピングカーの中で使う場合は、さすがに薪を燃料とするのは非現実的なので、スーパーなどで手に入る固形燃料を利用すると取り扱いが楽だろう。

 もちろん車内で利用する場合は換気に十分配慮し、下方への反射熱を考慮し、アルミのプレートで熱を反射・拡散させたり、ランチョンマットなどを敷いて断熱することをお忘れなく。

 さて実際に使ってみると、キャンピングカー内でも焚き火をしているような楽しさ。つまみを延々焼きつつ酒が進むこと間違いなし。正直、カセットコンロでパパッと作ってしまうより楽しみが倍増することは間違いなし。

 収納性もいいので、キャンプグッズの1つとして常備しておくのも苦にならず、燃料もマルチに利用できるので使用頻度も高まり、常備グッズとしての無駄も少なくなると感じた。この方法なら、お皿などの消費も少なくなるようだし、固形燃料などを使えば手入れもとっても楽チン。

 いかがでしょう、車内もキャンプ気分満点になるグッズとして、ひとつ試してみては。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

【キャンピングカーコラム バックナンバー第152回】アクリルウインドウの特徴とメンテナンス方法(2019年2月22日)


キャブコンは車内空間の広さや装備の充実などが魅力ですが、断熱性の高さもメリットとして挙げられます。

 例えばバンコンの場合ではガラスウインドウから温度が伝わりやすく、夏は日差しの影響、冬は冷気の影響を受けやすくなります。

 その点、キャブコンは断熱済みのシェルを載せていますし、ウインドウもキャンピングカー専用の二重窓を装備しています。

 キャンピングカーパーツセンターで取り扱っているD-Lux(ディーラックス)は、キャブコンに採用されている主流のウインドウで、アクリルの二重窓ですから断熱性もばっちり。

キャンピングカーパーツセンター Dometic アクリルウィンド D-LUX(ディーラックス)

Dometic アクリルウィンド D-LUX(ディーラックス)
価格:43,200円(500×300㎜)

 ウインドウの開閉が無段階で調節でき、室内側のシェードと網戸も自分の好きなところで止めることができます。フラットなデザインなので、ボディとの一体感が高く外観デザインを損ないません。ウインドウは開口サイズ違いで11種類。適合する壁の厚さは35~43㎜となっています。

 アクリルはガラスに比べると柔らかく、走行中に街路樹などにこすって細かい傷が付くこともあります。そんなときは、リペアキットを使って補修できます。

 まずはウインドウ表面の汚れを落とします。アクリルウインドクリーナーとアクリル専用クロスを使って汚れを落としましょう。

キャンピングカーパーツセンター ♯103033 Seitz アクリルウィンドクリーナー

♯103033
Seitz アクリルウィンドクリーナー
価格:1,080円

キャンピングカーパーツセンター ♯103035 Seitz アクリル専用クロス

♯103035
Seitz アクリル専用クロス
価格:928円

 その後、アクリル専用ポリッシュを使って3~5分間、やさしく磨きます。細かな傷はこれで落とせます。残留物を温水で洗い流し、最後にもう一度クリーナーで拭いて完成です。細かな傷を補修することで、クリアな視界が保てます。

キャンピングカーパーツセンター ♯103034 Seitz アクリル専用ポリッシュ(チューブ)

♯103034
Seitz アクリル専用ポリッシュ(チューブ)
価格:1,836円

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

 

【キャンピングカーコラム バックナンバー第151回】ついにキャンピングカーにも押し寄せる!? カワイイの波(2019年2月15日)


毎年2月の頭は、国内最大のキャンピングカーショーが千葉の幕張で開かれる。今年は2月の1~3日の3日間で、2日目の終了時に昨年3日間の入場者数を達成するという大盛況ぶり。それだけより一般的なユーザー層というか、興味を持っている人が増えたということだろうか。

まず入場口を入ってドーンと印象的に置かれていたモデルは、売れまくっているジープに後付けセッティングできるポップアップテント。TripTopというRVランドの出品作で、2019年夏に予約開始予定。カラーリングのせいもあるのだろうが、メチャメチャ可愛いイメージ。

さらに会場内には、バッチリ雰囲気作りされたディスプレーをしていたのが、トイファクトリーのトイジムニー。現在日本中で驚異の人気を披露しているジムニーをベースに、車内全面がベッドになるようなコンセプト。メーカーオプションのベッドキットは、助手席側のみだったことを考えると、1人で就寝するとしてもこちらの方が絶対寝心地がいいだろう。しかも超可愛い。

トドメは、REVOシートの生みの親であるワークボックスが展示していた、室内が可愛い2台のバンコン。片方は女性っぽいフェミニンな感じで、もう片方は男の子のギアとはっきりとセグメンテーション。これらは最近欧米で流行りの、バンコンをホームビルドしちゃう人々のテイストをふんだんに盛り込み、製作した若いスタッフもいわゆるキャンピングカーというよりバンライフというコンセプトを具現化したもののよう。

もともとカワイイは、ミスティックプランニングのポップビーのようなところから始まり、アネックスのRIWのようなものにも発展。製造に聞いてみると、単にイメージでショー会場で人気があるだけでなく実績につながっているという。

正直言えばこのカワイイ路線、見た目のイメージと実際の使い勝手は一部かけ離れざるを得ないところもあるのだが、そこも含めてカワイイなのかな、許容される部分なのかな、と思った。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

【キャンピングカーコラム バックナンバー第150回】車中泊マット、ベッドキットなどベッド環境のあれこれ(2019年2月8日)


車中泊を快適にするために重要なことのひとつが「フラットなベッド」であるというのはこのコラムでも何度も書いてきました。

睡眠が十分ならば、翌日に疲れを残すことなく旅を続けることができます。

ミニバンなどで車中泊するならば、シートを倒してフラットにして車中泊用ベッドマットを敷くとシートの段差が解消されてより寝やすくなります。

シートを跳ね上げることができる車ならば、荷室状態にした状態にして、そこにベッドマットを敷くと、よりフラットにして寝ることができます。

キャンピングカーパーツセンター ♯266015 J-Sleepアクティブ

♯266015
J-Sleepアクティブ
価格:14,800円

 キャンピングカーならばベッド専用スペースがあります。家と同じような環境で寝ることができますが、より快適に就寝したいのであれば、ベッドマットの上に車中泊マットを敷くのもありですね。

 そして、この「ミニバン+車中泊ベッドマット」、「キャンピングカーのベッド」のあいだにあるのが、ベッドキットと言えるでしょう。

 対応している車種が限られますが、キャンピングカーに近いベッド空間が得られます。

 ちょいcamは、軽自動車に取り付けるベッドキットで、リヤを荷室にしたところに木枠をセット。上からベッドマットを載せて完成。5分程度で組み立てできます。

 リヤ部分がすべてベッドスペースになり、幅1230㎜、奥行き1900㎜で大人2名が寝られるスペースになります。マットを持ち上げると下が収納スペースになっているので、小物をまとめることができます。

 枕部分になるマットだけを外せば、運転席、助手席は乗車できるので、2人旅ならばベッド状態にしたままで旅を続けることができて便利です。

キャンピングカーパーツセンター ♯550150 ちょいCam(寝るだけキット)ダイハツセット

キャンピングカーパーツセンター ♯550150 ちょいCam(寝るだけキット)ダイハツセット

♯550150
ちょいCam(寝るだけキット)ダイハツセット
価格:145,260円

■対応車種
ダイハツ アトレーワゴン/S321G・S331G(4WD)平成17年式以降
ハイゼットカーゴ(バン)/S321V・S331V(4WD)平成17年式以降

※ダイハツ アトレーワゴン、ハイゼットカーゴの各OEM車にも設置可能。詳しくはhttp://www.yousnet.co.jp/company/route.html まで。

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

 

キャンピングカーコラム バックナンバー第149回】サイドオーニングの下にオイルランタンの灯りはいかがでしょう パート2(2019年2月1日)


前回思わせぶりに終了した当コラム、その理由は見ての通りリフィルのオイルキャンドルのボトルを再利用したかったから。なにしろそのボトルの出来が実によく、使い捨てにするにはあまりにももったいなく感じたし、ほら今プラスチックの廃棄がいろいろ問題にもなっていて、分解して分別するのも結構大変そうだったから。

まずはオイルを注入するための穴を凹んだ所へ、それと既存の芯を取り付けてあった所も芯を抜くためもあり、ルーターを使って穴を開けた。

すかさずオリーブオイルを丁寧に注入し、ティッシュペーパーを捻って芯を作って刺し燃焼テスト。だいたい問題なさそうだが、まだ芯はボトルの底に沈んだままで見た目があまり良くない。オイルをオリーブオイルにしたのは、色付きが強いので残量が分かりやすいかなと思っただけ。

試してみると、注入用の穴が1つだとオイルの粘性が高くうまくボトルに入っていかない感じだったので、注入用に2つ穴を追加。芯部分の穴をほんの少し拡大、クリップの先を小さな鉤爪形状に加工したものが入るようにして、落ちた芯をボトルの中から掻き出せるよう加工。これで芯の出る量も調節できるようになった。

芯を出す量は5mm以下3mm程度が良いようだが、そのあたりはティッシュペーパーの捻り具合にもよると思うので、自分で工夫して見てほしい。

ランタンにセットして見た、いい感じです。実は植物性のオイルが、かなりうまく燃えることを多くの人は知らない。おそらくもっと可燃性の高いものでないといけないと思い込んでいるのではないかと思う。そんなにパラフィンオイルと可燃率は違わないと思われるし、価格もスーパーで激安品も出回るので、入手のしやすさや安全性からいったらもっと注目されてもよさそう。

ただ…、オリーブオイルだと寒い時期固まってしまい、点灯させることができないだろう。この辺りがパラフィンオイルや本来の蝋とは違うことだろうか。ただ、停電などでロウソクに火をつけ灯りとして使うより、点灯してぶら下げて使えるこの手のランタンの方が安全性は極めて高い。

キャンプ用としてだけでなく、災害対策用という意味も含め用意して見てはいかがだろうか。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。

【キャンピングカーコラム バックナンバー第148回】荷物はどこにしまう? 車内収納について考える(2019年1月25日)


出かける人数が多くなればそれだけ荷物も増えます。遊び道具はもちろんのこと、着替えなどもかさばるので、限られた車内空間があっという間に荷物だらけになってしまうことも…。

 以前キャブコンで長期の旅をしたときには、昼間はバンクベッドに荷物を押し込んで、寝るときになると荷物をダイネットに移動させて寝る空間を確保していました。

 そんな荷物問題ですが、大人数になったときに意外と困るのが靴置き場です。シューズボックスが装備されている車もありますが、人が増えるとシューズボックスからはみ出て、エントランスが靴でいっぱいになってしまいます。バンコンなどはそもそも靴を置く場所がなく、スライドドアを開けるたびにシューズが下に落ちて困る経験をした人も多いでしょう。そこでシューズオーガナイザーを使うとスマートに収納できます。

Camp-4シューズオーガナイザー」は吊り下げ式の収納で、10足分の靴が収納できます。サイズが高さ860×幅480㎜と大きく、キャブコンなど車内空間の広いキャンピングカーに向いています。

キャンピングカーパーツ ♯919239 Camp-4シューズオーガナイザー

♯919239
Camp-4シューズオーガナイザー
価格:6,480円

 キャンピングカーパーツセンターから発売になったオリジナル商品はもっとスマートに収納ができます。5足分が収納できる「フレキシブル シュー オーガナイザー」はバンコンなどにぴったりのサイズです。

 高さ800×幅255㎜と横幅が狭いので、助手席の背面などにピッタリ収まります。ヘッドレストの金具部分に引っ掛けて取り付けられます。靴だけでなく鍵などの小物の収納にも便利です。

キャンピングカーパーツ ♯266017 C.P.Cオリジナル フレキシブルシューオーガナイザー

♯266017
C.P.Cオリジナル フレキシブルシューオーガナイザー
価格:4,860円

 まずは車内の収納スペースに合わせて、荷物をコンパクトにすることが重要ですが、シューズオーガナイザーのような収納アクセサリーを使って工夫することもできます。

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

キャンピングカーコラム最新版は無料のバンテックアプリから。