私達バンテックでは、どのようなシチュエーションにおいても
安全で快適に使って頂く為に、電装システムも様々な工夫を施しています。
まず、キャンピングカーの装備は様々なものがありますが、
その中で特に重要な部品で乗用車に無いものといえば、
「サブバッテリー」です。
自動車のメインバッテリーと異なり、架装部分の設備を動かす
キャンピングカーにとって要となる設備用バッテリーです。
私達バンテックがリリースするキャブコンの多くは、
大容量の100Ah※1サブバッテリーを3個並列して接続させ、
バッテリーの容量としても、かなり充実しています。
※Ah アンペアアワー 電池の放電容量の単位
採用しているバッテリーは、充放電がきちんとできるよう
十分テストした上で、専用設計している
VANTECHオリジナルのディープサイクルバッテリー※2で、
ほぼメンテナンスフリーで、その大容量の電力を利用できるようになっています。
※2 ディープサイクルバッテリー 繰り返し放電、充電が可能なバッテリー
単純に考えて、これだけの容量があると週末に家族でオートキャンプ場に出かけ、
電気が足りなくなることは通常起こらないだろうと思われるサイズです。
(使用開始が満充電になっているという条件です。)
ではなぜ、そんな大容量のバッテリーが必要になったのでしょうか?
オートキャンプ場でキャンプをするという使い方だけではなく、
様々なシチュエーションにおいて、どんな場所でも快適に過ごす
「ツール」としてお客様に使って頂きたいと想いの中、
全国でも30℃以上が当たり前になる程に暑くなってきており、
湿気の多い夏が当たり前になってきている近年、
車内にエアコンを装備しないとお客様に快適な環境を提供することができません。
例えば、エンジンを止めている時、家庭用のルームエアコンを装備し
それに対処しようとすると、外部からの電力がない場所では、
バッテリーの電力をインバーターで変換し使うしか無いため、
どうしてもバッテリーの容量が必要になってきます。
ほとんどの場合、キャンプ場も車中泊場も発電機を禁止している場所が多く、
禁止されていない場所でも、周りの人に迷惑がかかるため、
なかなか気が引けて発電機を使うことができないというのが現状です。
結果としてサブバッテリーの電力に頼ることになることが多いので、
大容量のバッテリー「トリプルサブバッテリー」というスタイルになってきました。
重量的にはトリプルサブバッテリーだけで大人1人分に相当してしまいますが、
そこから供給される電力でルームエアコンはおおよそ4時間程度動かせます。
これなら、就寝時の寝苦しさを十分回避できる能力です。
さらに、設定温度を上げたりしてうまく利用することで、
もっと少ない消費電力で使用することが可能です。
お客様に快適なキャンピングカー生活を提供する上で、
VANTECHの経験と技術を駆使した電装システムについて、
ご説明していこうと思います。