【キャンピングカーコラム バックナンバー第187回】シートカバーで長距離運転を快適にする(2019年11月1日)


キャンピングカーで全国を旅をしていると長距離移動がつきものです。そこで気になることのひとつに運転席のシート問題があります。やはり快適に長距離を移動するためには、体に合ったシートは重要です。

 とくに腰痛持ちの人は、そのシートの具合によって旅の楽しさが半減してしまうこともあります。

 私も日本一周の旅にでかけたときに、多いときは一日に500kmを越える長距離移動をしていましたから、シートの重要性は実感しています。しかも人それぞれ体型が違いますから、シートの固さやホールド感など好みもいろいろあります。

 こだわる人はレカロなどのシートに載せ換えるようですが、一脚あたり9万円~15万円くらいするので、なかなか手が出しづらいですよね。

キャンピングカーパーツセンター 062275 レカロシート ERGOMED-MV

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レカロシート ERGOMED-MV
価格:158,400円
※受注発注商品

 そこでもっと安価で手軽に改善できるのがシートカバーです。シートの上からかぶせるだけで腰などをサポートしてくれます。

「汎用バケットシートカバー(♯062281)」はキャブコンやワンボックスのシートなどさまざまなタイプのシートに合うシートカバーで、サイドサポートとランバーサポートのクッションがつきます。

 腰の部分や座面などシートとの間にはさらにタオルなどを詰めることができるので、自分の体型に合った形にすることが可能です。

 フリーサイズの汎用品なのでほとんどの車種に適合。背もたれと座面に凹凸をもたせて長時間の運転をサポートしてくれます。長距離移動の多いキャンピングカーオーナーにおすすめのアイテムです。

キャンピングカーパーツセンター 062281 汎用バケットシートカバーブルー

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汎用バケットシートカバーブルー
価格:9,900円

キャンピングカーパーツセンター 062281 汎用バケットシートカバーブルー

 腰とサイド部分をサポートしてくれるので、運転中のホールド感が増して、長距離運転を楽にしてくれます。

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第186回】最悪の事態を想定し、整備は万全に(2019年10月25日)


自分のトレーラーを整備していたら、そこへとんでもないセットが入庫して来たのを偶然目撃。この北米産モーターホームは停車時にかなり特殊な装置が働く機構で、出先で動かせなくなってしまったというのだ。こういう状況になると、かなり心が痛む。

全長30フィート超の車両が持ち上げられるのも凄いと思うが、一番大事なのは動けなくなったときに頼れるレスキューの存在を事前に連絡先を知っておくこと。それにより、その後の迅速な行動が取れることを今回知った。特に問題がない時に、そういうサービスを調べておくといいだろう。

もちろんこのクラスAモーターホームは日常かなりの頻度で使われてり、整備も驚くほどしっかり定期的に行なわれている。しかし経年変化により、どうしても色々と不具合が出やすくなってしまうものであることも機械である宿命である事を痛感。

そして、けん引を含めてどこがジャッキアップポイントになるかを自分で理解しておくことも大切。それは、せっかく来てくれたレスキューの人がキャンピングカーのことを理解できていない可能性もあり、そんな時に無理やり持ち上げてしまうと後々大事になる可能性があるからだ。

今回凄かったのは、レスキューのお兄さんはこのキャンピングカーの事にかなり詳しく、プロペラシャフトを外してけん引してきた。さらに、ベアリングへのオイルの流れなども知っているらしく、整備士さんと何が正解なのかさらに詳しい話をしていたのだが、横で聞いている自分には理解できなかった。

というわけでキャンピングカーの寿命は長く、新車で購入して10年以上乗り続けるのはザラ。さらに中古車購入でやはり10年以上経過した車両である事も別に珍しいことではない昨今。自分の車の調子をきちんと理解しておく事、整備を後回しにしない事。それがきっとスムーズで楽しいキャンピングカーライフにつながるのでは? という話なのであった。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第185回】参加14カ国、FICCキャンプ大会(2019年10月11日)


さる9月27日から10月6日の間、福島県の羽鳥湖周辺で、オートキャンプの国際大会が開かれた。日本における主催は日本オートキャンプ協会で、多数の会員がホスト国として海外からの参加者と交流を持った。

このイベント、オートキャンプ協会の個人会員でないと参加できないのがちょっと敷居が高いかとも感じたが、特設だった会場はキャンピングカーユーザーにとっては環境は抜群。ただ、テントの下にはストーブを入れておかないと寒いというのに季節を感じた。

何がすごいかと言えば、まず電源。60kWの消音型発電機があちこちに置かれ、安心して電源を利用できること。そして各会場を結ぶシャトルバスが頻繁に往来し、温泉施設は朝7時半から夜9時までいつでも利用できたこと。

もちろん、各会場で他国の参加者と会話をする機会も多く、参加国ごとのレセプションも多数行われ交流はそれぞれに盛んであった。

そんなキャンプ中、キャンピングカーサイトで見かけたグッズでちょっと良いなと思ったのがハーフスクリーン。これはスーリー製のサイドオーニングのオプション品なのだが、残念ながら日本ではまだ未発売。まあ今時なら、個人輸入もそれほど難しくないだろう。風通しがちょうど良く、プロジェクター映像も写しこめて楽しそうだ。

そしておジャマしたサイトで見つけたのが、自作ランタン。オナーいわく、ものすごい製作費がかかっちゃったとのこと。コレは見る人が見れば分かるとあるメーカーのガスランタンに、銅と真鍮でゴージャスなアタッチメント台を接続し、テーブル上を優しく明るく照らしてくれる。

さすがに参加者はある意味オートキャンプのエキスパートだらけなので、みんなが持っているスキルが異常に高いと感じる。というわけで、たまにはそういった多人数のキャンプ大会に参加すると、いろいろアイデアをもらえるものだと再確認したのであった。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第183回】今こそ見直そうキャンピングカーの設備(2019年9月27日)


2019年9月9日未明から関東を直撃した台風15号の被害はいまだ収まりを見せていないが、その4日後、いつも仕事でお世話になっている千葉県山武市の有野実苑オートキャンプ場に出かけた。スタッフそのほか大勢の尽力により、キャンプ場全域にあった倒木の処理やゴミの除去にやっとメドが立った状態だったが、いかんせん電気が不通で様々なことに支障をきたしていた。

この状況は、台風に限らず震災などでも起こりうることなのだが、そこへ出かけた我々はキャンピングカーであったが、電源供給がなくてもいつも通りの過不足のない快適なキャンプ生活を過ごし、カメラへのバッテリー充電、撮影用照明の点灯をサブバッテリーからの供給で行ない、冷蔵庫は3ウェイタイプを活用。

あまりのキャンプ場の惨状から、帰り際にポータブル3ウェイ冷蔵庫の提供を申し出たが、すでに他者からも同タイプやさらに発電機も提供されているし大丈夫だよと遠慮された。それを信じたのが間違いだった、その後19日まで続く10日間にわたる停電があろうとは…お互い想いにも寄らなかったからである。無理やり置いて行けばよかったと後悔しきりである。

ポータブルの3ウェイ冷蔵庫は、引越しの時や冷蔵庫入れ替えの時に大活躍してくれた想いもあるので、カセットガスで駆動できポータビリティであることの偉大さをつくづく感じる。写真では、エントランス脇に置いてあるのが、外装色をいじったそれである。

またつい最近、自分の車でサブバッテリーの新調と共にソーラーパネルを100Wと今までの倍の容量に交換していたのも、電源環境を良くしている要因になった。それは、今どき流行りの低消費電力のLED電球などでの照明なら、自分の発電量だけで連日十分まかなっていくことができるからである。

台風後4日目では、停電によりすでに数日前から携帯基地局バッテリー電源が切れ携帯電波の不通が各所で発生。もちろん自分のスマホなどの充電も行なえず、情報の入手にかなり皆苦労していた。これがかなり危機的なことであることは十分はた目からも理解できた。

そんな時あまりに情報の役立ち度として違いを見せていたのが、テレビによるものとラジオによるものである。こういうときは停電なのでそもそもテレビは見れず巨大キーステーションとして情報を流してもしょうがないのかもしれないが、ラジオ、特に地方局は必死に携帯電話の充電可能箇所や水、非常食の補給地、入浴可能施設などを事細かに伝えていた。何しろ、防災無線もダウンしているところが多かったからである。

巨大テレビメディアには、そういった地域の身の回りに接したあまりに限定的な現地用の情報発信システムとしての使命はすでに持つことができないだろうし、今後もすることはないだろうことは十分理解できる、期待してもダメだ。これがワンセグTVとラジオを両方現地で受信していて思った率直な感想。乾電池や充電式のラジオを常にキャンプに携行するクセを付けておいてはいかがだろうか。

そして一番役に立ったのが、照明の部類である。イマドキは皆便利なLED照明を利用している人も多いと思う。もちろん自分もそうだ。だが優しい灯りの下で美味しくお酒が飲みたいという趣味の問題で、ランプやキャンドルを日常の道具に相当数加えておいた。ちょっと操作が面倒ではあるが、その面倒をキャンプの1つの楽しみにしてしまったのである。もちろん灯油という燃料が入手が容易で、保管の安全さも高く信頼があることも重要なポイント。

そしてこれらのものを日常で使うことにより、常に道具がメンテナンスされているということが大事。必要な時にすぐ使え、消耗品などの準備も出来上がっているというサイクルが大事なのだ。

長期にわたる停電で何が起こるかという驚きは、スーパーやコンビニの棚から食料品や水の類が一切無くなる事、そしてガソリンスタンドが閉まってしまうことであった。そしてガスの供給ができないことも多く、カセットボンベも手に入れることが難しくなってしまう。

被災時には電気に限らずエネルギー確保がかなり重要だが、日常のキャンプでのテーブル火力を便利なカセットコンロ方式1本に頼らず、なんでも燃えるものなら燃料として使えるウッドストーブ系をあらかじめ日常品として準備してみてはいかがだろうか。写真では小型のウッドストーブにホームセンターや百均で簡単に手に入るアルコール固形燃料を火力として使っている図である。

被災中で大変な時期に申し訳ない話をしているとは思うが、だからこそ他人事とは思わず自分のこととして考え、便利さを追求してしまいがちなキャンプ道具を今一度見直し、ちょっと不便だけどそれを楽しむくらいの気持ちで再構築してみてはいかがだろう。我が身に降りかかった折に絶対に役に立つことは間違い無いのだから。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第182回】夜中でも自動で足もとを照らしてくれる(2019年9月21日)


夜、住宅街を歩いていると突然、パッと明かりが点くことがあります。玄関や裏口などを照らす防犯用の明かりです。人が通るとセンサーの働きで明かりが灯ります。

 その仕組みと同じ照明が、人感センサーライトです。こちらは防犯用ではなくて、キャンピングカーなどの車内で使うもの。

 たとえば夜間にトイレに起きたときに、照明のスイッチを手探りで探す必要はありません。人感センサーライトがあれば、人の動きに反応して明かりが灯ります。

 また夜、外から車内に戻るときに暗い場合がありますね。照明スイッチの類いがエントランスドアの付近にあれば問題ありませんが、遠くにある場合は、こちらもまた手探りでスイッチを探さなければなりません。こんなシチュエーションでも人感センサーライトが活躍します。

 とくにエントランスドアを開けたところのステップ横などに付けておくと、夜間の車内の出入りに不安がありません。

 付け方も簡単で、取り付けたいところにベースプレートを両面テープで貼り付けるだけ。あとはベースプレートに本体を固定すればすぐに使えるようになるので手軽です。

 電源は単4電池3個で面倒な配線いらず。センサーはまわりが明るいと反応しないので、電池の無駄な消耗を防ぎます。

 エントランス、ダイネットなど気になる場所に取り付けることで、夜間に照明スイッチを探すことがなくなります。

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電池式 人感センサーライト
価格:3,000円

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第181回】灯りからコンロにまで進化させる(2019年9月13日)


手前味噌で申し訳ないが、自分では随分前から細々とブログをやっている。その中で動画なども載せているのだが、結構ビックリの人気なのが植物油のコンロ。しかも日本というより海外での反応が強い。

そんなネタなのだが、懐疑的なコメントも若干ありで困惑する。実験検証しているんだけどなぁ、まあ信じられないよなぁきっと。というわけでそこに到るまでの紆余曲折を紹介すると、当コラムを見てくれて楽しむ人に今後の参考になるかな? と思ってきた。

なぜそんなことを思ったかといえば、当コラムで以前に簡単な灯りを作ってキャンプで楽しむというようなことを書かせてもらった。見ての通り、キャンプサイトのテーブルランプとしてかなり使えるのではないだろうか。

もちろん、簡単に作れるそれら話は当コラム第131・132回の2回にわたって書かせていただいているのでそちらを見てもらうとして、その後の出来事などを綴ってみよう。実際にはほぼ同時進行だったのだけれどね。

灯りとしては、細めの空き缶の底を使い、空気取り入れ口を作ってティッシュペーパーの芯を作り火を点けることで、大きな炎を得ようというものだった。その原理的な部分は、TLUDウッドガスストーブの進化版というつもりだった。2次燃焼を即すというもの。

そしてこの原理でもっと簡単に燃焼部分が作れないかと試作したのが、アルミ缶の残りクズで作った単純なもの。ティッシュペーパー芯に空気取り入れ口を設けたホルダーをハメたもの。芯とホルダーの間にわずかに隙間があるのがキモ。

これら実験でのそこそこの成果を得つつ、その芯をたくさん並べた状況と同じようなものを作って見たらどうなるかと試作した。ホルダーを2重構造にし燃焼部分を増やしたものだが、かなり豪快に燃えるのだが、本体等が異常に熱くなりすぎ、燃料が植物油、いわゆるサラダオイルであったとしても相当危険であることが分かった。天ぷら油での事故って、こうして起こるのだなぁと…。

そして、この段階では燃料となる植物油は外部から供給というか吸い上げるタイプだったことも、なんとなく実用面でいろいろ面倒だなと感じていた。安全面でもかもしれない。そもそも熱量が極端に増えてくるのが問題なのかも。


(画像をクリックすると動画が再生されます)

そこで燃料を内包式にし、ベルヌーイの定理で吸い出しが起きる形状に変更し積極的に2次燃焼ガスが燃えるような形状にしてみると、なんとガス燃焼の青い炎が出るようになった。明るいと見えないけれど、オレンジの炎の根元部分は青い。

ここまでやって頭の動画に戻るわけだが、安定して燃焼するようなので、どうせならサイズを大きくし簡易コンロとして使えないかと工夫したのだ。もちろんこのコンロを使うと、鍋底などにはススが付きまくる。何しろ不完全燃焼を2次燃焼させているのにそれでもまだガス化が足りなかったりなのだ。

とはいえかなり実用的になるので、面白スキルとして身につけておいて損はないかな? キャンプサイトで結構周りの人を驚かすことができます。ただ燃焼臭が相当激しいので、室内ではやらないほうがいい。さらに、10ccほどだろうか、その燃料で30分ほど燃えることも確認している。

薪割り無しの薪にいきなり火をつける焚き火の元火としていかがでしょう? 扇ぐ必要もなく便利、疲れないし簡単、アルミ缶で作った缶が燃えてしまっても悔しくないしね。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。http://www.tamamac.com

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第180回】ルーフベンチレーターに後付けシェード(2019年9月6日)


ベンチレーターを装備しているキャンピングカーは多いと思います。とくにキャブコンなどは車内の熱気がルーフ付近に溜まって暑くなりますが、ルーフベンチレーターを開けることで熱気を逃がすことができます。さらにファン付きであれば効果大です。

 そんなルーフベンチレーターですが、使っている人の悩みのひとつに、朝になると眩しいということがあります。ルーフベンチレーターのカバーを閉めても、ルーフから車内に光が差し込んで安眠が妨げられるというわけです。

キャンピングカーパーツセンター ♯034116 マックスシェード

♯034116
マックスシェード
価格:16,524円

 そこで、車内側からルーフベントを覆う後付けのシェードの出番となります。マックスシェードは、後付けのルーフベンチレーター用のシェードです。本体は取付けベースとシェード本体に分かれています。

 ルーフベンチレーターの車内側の取り付けネジだけを外したら、マックスシェードの取付けベースを上から合わせて、外したネジを使ってネジ止め。そこにシェード本体をはめ込むだけなので簡単です。

キャンピングカーパーツセンター ♯034116 マックスシェード

 シェードは完全に閉めた状態でロック。ロックした状態でもサイドにある通風口から空気を取り入れることができます。ロックを外すと自動巻き取りで開いた状態に戻ります。

キャンピングカーパーツセンター ♯034117 マックスシェードプラスLED付き

♯034117
マックスシェードプラスLED付き
価格:20,196円

 LEDライト付きのタイプもあって、こちらは配線が必要です。本体の両サイドのLEDが室内灯になります。ちなみにあらかじめ取り付けられている配線は、黒いコードがプラス、白いコードがマイナス。日本とは違うので注意して下さい。

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。http://rvtravel.jp 

 

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第179回】要注意! 個人責任確定!? 超危険なガスコンロ修理に挑む(2019年8月30日)


楽しくキャンプで調理、ふとした気の緩みでカセットガスが完全にはまっていないと言うかズレていて、わずかにガス漏れしていてそこに着火してしまい取り付け部が火事! 見ての通りカセットガスのホルダー部のプラスチックが見るも無残な形状にただれてしまった。

こういう失敗をすると相当に落ち込む…、通常なら新しいものに買い替え確定である。なんとも切ない感じだが、製造メーカーに問い合わせてみても重要な保安部分のパーツだけに修理もなければパーツ販売もなしとのこと。シクシクである。というわけで、どこ製のコンロかということは絶対に口外する気は無い。そもそも自分の不注意だし…。

ここからは超超超自己責任の世界。諦めきれずにカセットガスをホルダーにはめロックしてみると、普通に動作させることができたしガス漏れも起きていない。どうやらロック機構そのものとパッキン類は生き残っているようだ。こうなると廃棄してしまうのが勿体無いと思うのが人の性。まあ往々にしてこういう思考がさらなる大事故を招き込んでしまうのではあるが…。

もちろん“火事”のとき、一緒に圧電着火の装置部分も溶け溶け、こちらは諦め着火マンでも使えば使えるかなぁととてつもなく危険な思考が、安全第一で楽しもうという基本概念をねじ伏せてしまった。そして始まるなんとも怪しい補修。

使った材料は、ホームセンターなどで手に入りやすいホットグルーという接着剤。プラスチック系の材料を熱で溶かし溶着させるというもの。そもそも熱くなるパーツ部分にこのような材料を利用していいものか? おとなしくFRPか何かで作ったほうがいいのでは? という迷いもあったのだがとりあえず実験も含めてやってみることに。

というわけで絶対にオススメはしません。コンロなどでやるのはもってのほかです。キャンピングカーのように、カセットガスのホルダーが熱源と離れていて熱くならないような部分を割ってしまった、というようなときの参考にはなるかな? という程度に記憶してください。というより、そう読み替えてほしい。

ホルダーのネジ山を合わせるため、少しずつ回転させ少しずつ接着剤を盛り、基本のネジ山が出来上がって普通に回転させ締め込むことができるようになったら、溶けて流れてしまった部分にブリブリ盛って元の形状に戻す。と言っても大体であり、基本的な強度が出て入れば良しとした。

完全に冷めて強度が出たら、カッターなどを使い使用に支障のある溶け出た部分などをカットし、普通に回してロックがかけやすいようにした。このパーツを元のコンロに組み込む。

燃料バルブのプラスチック部分は、多少溶けてはいたがそのまま再利用できたのが幸い。実際にガスを取り付け燃焼テストしてみても普通とさほど変わらない使い心地でそれほど熱くなることもなかった。

これならなんとか使えそうだとは思うが、コンロに寒冷時用オプション装備のブースターを取り付けると、ボンベそのものが熱くされるので絶対的に使った熱溶着の接着剤には都合が悪いと思う。やるべきでは無いでしょう。

というわけで、割れたり溶けたプラスチックパーツの簡易的再生にホットグルーは利用できるかと思うが、強度もあまり出ないしそもそも熱に弱いのでパーツ再生の折には熱に対して十分考慮していただきたい。今回はたまたまプラスチックパーツの題材がコンロだった…ということです。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第178回】BS/CS放送の調整が簡単に!(2019年8月23日)


2019年2月に幕張メッセで行われた「ジャパンキャンピングカーショー」で発表されたBS/CSアンテナ「BS/CSフラットパッチアンテナ DACP-3510」が売れています。従来品よりもコンパクトになって性能もアップ。さらにこれまでのアンテナにはなかった「サテライトファインダー」が付属しているのが人気の秘密のようです。

キャンピングカーパーツセンター ♯231083 BS/CSフラットパッチアンテナ

♯231083
BS/CSフラットパッチアンテナ DACP-3510
価格:47,520円
サイズ:355×100×60㎜
重量:1.7㎏

 アンテナの調整をするときは、衛星が飛んでいる南西方向の空にアンテナを向けながら、テレビに実際の映像が映っているかどうかを確認します。

 一人の場合、車外にアンテナをセットしたら、車内に戻って映像が映っているかどうかを確認して、映っていなければまた車外で微調整というちょっと面倒な作業が必要でした。二人の場合でも、一人が車内で映像を見てチェック、もう一人が車外でアンテナの調節をします。

 サテライトファインダーは目盛りをチェックするだけで、電波が届いているかどうかの確認ができますから、アンテナ調整が簡単。そのためサテライトファインダーが付属している「BS/CSフラットパッチアンテナ DACP-3510」が人気なのです。

 サテライトファインダーは、従来モデルのBS/CSアンテナにも使えるため、単体で欲しいという要望があって販売することが決まりました。

キャンピングカーパーツセンター ♯231083 BS/CSフラットパッチアンテナ

 使い方は簡単で、テレビ本体とBS/CSアンテナの間に同軸ケーブルで接続するだけで、電波の強度を目盛りで確認することができるようになります。南西方向の空に障害物がないことを確認したら、アンテナ本体をゆっくりと動かしながら、針が大きく振れる位置になるまで調整します。

 キャンプ場や車中泊場所に到着したら、まずテレビアンテナの調整をする人も多いと思いますが、目盛りを見ながら作業できるので、これまでの調整作業が格段に楽になります。

キャンピングカーパーツセンター #231084 BS/CSアンテナ用サテライトファインダー

♯231084
サテライトファインダー
価格:2,000円

 

浅井 佑一

著者:浅井 佑一

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【キャンピングカーコラム バックナンバー第177回】シーズン到来、虫天国とその対策(2019年8月16日)


どうにもこうにも、ハイシーズンで人間に楽しいキャンプの場では、虫さんが栄華を極めているのと時期がほとんどダブる。筆者自身、夏の日焼けと虫刺されにめっぽう弱く、日常持ち歩いている鞄のポケットには、常に日焼け止めと虫刺されなどの痒み止めを一年中持ち歩いている。

もちろん刺されて痒ければ薬に助けを乞うしかなく、最初はポケットサイズを購入し無くなり次第大瓶から移している状態。

たださすがに常時持ち歩いているわけではないのが虫除け剤。仕事でキャンプをするときなどは、買い出し時に出来る限り購入することを心掛けているが、手に入らないことも多い。そこでオススメなのがハッカ液の自家製虫除けプレーの作成。

ハッカ液は薬局で手に入るが、そこなら虫除けグッズが大抵手に入るジャンという声も聞こえそうだが、そこはそれちゃんと自宅で作って用意する理由はある。それは…、大抵の市販の虫除けより効果が高そうだということを体感しているから。そして、コストパフォーマンスも圧倒的に高い。

作り方はいたって簡単で、水と消毒用アルコールを1:5と、ハッカ液を適量何滴か気持ち多めに混ぜる。コレを適当なスプレーボトルに入れ、頻繁にシューシューするだけ。簡単である。

小さいスプレーボトルを家族分用意し、各自持ち歩けば効果覿面。陽を浴びすぎて火照った肌を、クールダウンさせるのにも効果的。これが暑い夏にはかなり効果的!

自らの防虫はもとより、周辺空間の防虫もしっかりしたい。外で使うなら、メチャクチャ強力なタイプを思う存分使えるが、キャンピングカーの中ではそうもいかない。

家庭と比較すると容積の少ないキャンピングカーの中では、家庭用の通常タイプを焚くと自分がむせるというか喉が大変なことになりがち。そこで、ペット用に発売されているものを利用しよう。これならキャンピングカーやテントの中という限られたスペースの中でも、結構安心して利用できるのではないだろうか。

お手軽なのは、防虫効果の成分が入ったパラフィンオイルが発売されているので、それをテーブルランタンとして点けっ放しにしておくこと。満タンにすれば丸1日程度は燃焼し続けてくれる。

せっかくいい季節なのに虫に悩まされるのもイヤなので、積極的にいろいろ活用するのがいいのではないだろうか。

 

TAMA@MAC

著者:TAMA@MAC

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