【北の国から 純の番屋】テレビドラマ「北の国から」でおなじみの“純の番屋”を再現した羅臼の海鮮食堂


世界遺産登録地域・知床国立公園を有する北海道の知床半島は、北西側が斜里町、南東側が羅臼町に二分されています。知床観光の中心地であるウトロから羅臼までは、知床峠を経由してクルマで約40分。観光客でにぎわうウトロエリアと比べると素朴な印象の羅臼町ですが、野生のクジラやイルカ、シャチを船上から見学できる知床ネイチャークルーズや無料の露天風呂など、魅力的なスポットがたくさんあります。

羅臼に来たら絶対に外せないのは、やっぱり新鮮な海の幸です。海から水揚げされたばかりの魚介類を味わえるお店が、海沿いを走る国道335線の周囲に点在しています。なかでもオススメなのが、道の駅知床・らうすからクルマで2分(550m)の場所にある「北の国から 純の番屋」。雄大な海が目の前に広がるロケーションにポツンと立ったこの海鮮食堂は、テレビドラマ「北の国から2002遺言」の舞台となった建物を再現しているのが特徴となっています。ドラマの世界観が感じられる番屋で食事を楽しもうと、全国から「北の国から」ファンが訪れる人気のスポットです。

目の前に海が広がっているので、天気がよければ海に浮かぶ国後島を眺めながら、羅臼の新鮮な海の幸をふんだんに使った料理を味わうことができます。丼ものメニューは、定番のうに丼、いくら丼、海鮮丼のほかに、黒はも丼が人気です。定食や一品料理のメニューも充実していて、どれを食べても新鮮でおいしい。観光地の海鮮食堂と比べると見た目や盛り付けは良い意味で庶民的な雰囲気があり、丼もの1000円~、定食980円~と、料金も比較的リーズナブルな設定になっています。

お店は国道335線から細い1本道を斜め左に下った場所にあり、建物の前に駐車場も完備されています。羅臼を訪れたら、ぜひ「北の国から」の世界観に浸りながら新鮮な海の幸を味わってみてください。

 

 

(データ)

店舗 北の国から 純の番屋

住所 北海道目梨郡羅臼町礼文町2

TEL 0153-87-5667

営業期間 5~10月

営業時間 9:00~16:00

定休日   不定休

駐車場 あり(15台)

https://kitanokunikara-junnobanya.com/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【十勝岳温泉 湯元 凌雲閣】標高1280mの露天風呂で2種類の源泉かけ流し温泉と大絶景を同時に堪能


北海道は、温泉天国。道南・道央・道北・道東の各エリアに、魅力的な温泉が点在しています。そんな北海道で、もっとも高い場所にある温泉宿が、標高1280mの十勝岳温泉「湯元 凌雲閣」です。観光スポットとして人気の「白金青い池」から道道996号線を進み、白金温泉、十勝岳望岳台を抜けると、静かな山あいの温泉宿に到着します。秘湯の趣がある北海道最高所の温泉ですが、アクセスは人気観光地の白金青い池からクルマで約20分(16km)。白金エリアの観光と合わせて、ぜひ立ち寄っておきたいスポットです。

基本は旅館ですが、日帰り入浴も可能(大人1000円、小学生500円)なので、クルマ旅の途中で温泉を楽しむことも可能です。自慢の天然温泉は、山の頂上付近から引かれた源泉掛け流し。泉質は、酸性の透明な硫酸塩温泉(酸性りょくばん泉)と、鉄分を多く含んだ茶褐色の硫酸塩温泉(石膏せっこう泉)。2つの内風呂(大岩の湯・小岩の湯)で、2種類の源泉かけ流し天然温泉を堪能することができます。

浴室に完備された露天風呂は、まさに“雲上温泉”。雄大な山々や雲海、満天の星空、雪景色など、季節や時間によって移り変わる絶景を眺めながら温泉を楽しめるのが、最大の魅力です。浴室にはシャンプー・リンス・ボディソープのほか、ドライヤー・綿棒・ティッシュも備えられ、施設内のレストラン(営業時間11:30~15:00)では、地元食材を使ったランチを味わうことも可能です。

十勝岳温泉は紅葉スポットとしても有名で、9月中旬~10月上旬になるとテラスから美しく彩られた山々を眺めることができるほか、露天風呂で天然温泉と紅葉を同時に楽しむこともできます。標高1280mの北海道最高所にある、十勝岳温泉「湯元 凌雲閣」。季節ごとに異なる風情を味わえる、何度でも訪れたい天空の温泉宿です。

 

(データ)

名称 十勝岳温泉 湯元 凌雲閣

住所 北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉

TEL 0167-39-4111

営業時間 8:00~19:00(日帰り入浴)

定休日 不定休(日帰り入浴)

入浴料 大人1000円・小学生500円

駐車場 あり

https://www.ryounkaku.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【十勝岳望岳台】標高930mから十勝岳連峰と美瑛・富良野の大パノラマを一望できるビュースポット


北海道のほぼ中心に位置する美瑛エリアは、隣接する富良野エリアと肩を並べる人気観光地です。美瑛エリアに点在する観光スポットの中でも、とくに人気を集めているのが「白金青い池」ですが、そこから少し足を延ばした場所に絶景スポット「十勝岳望岳台」があります。アクセスは、JR美瑛駅からクルマで約30分、白金青い池からクルマで約10分。白金青い池とセットで、ドライブと絶景スポット巡りを楽しむのがオススメです。

新得町・美瑛町・上富良野町にまたがる標高2077mの十勝岳は、大雪山国立公園内にある十勝岳連峰の主峰で、日本百名山にも数えられています。十勝岳中腹の標高930m地点にある「十勝岳望岳台」は、勇壮な山々を一望できるビュースポット。晴れていれば、十勝岳や北海道最高峰の旭岳、美瑛岳、美瑛富士、上富良野岳などを間近に眺められ、美瑛市・旭川市・富良野市を眼下に望むことができます。

望岳台の看板があるビュースポットまでは、駐車場から歩いてすぐ。スニーカーなら問題なく歩けますが、地面がゴツゴツしているので小さな子供連れのファミリーは転ばないように注意しましょう。周辺には、1周1.1km(約45分)の遊歩道が設けられていて、春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉と、季節によって移り替わる素晴らしい景色を楽しむことができます。

とくに、秋の紅葉は素晴らしく、9月下旬~10月上旬になると、十勝岳連峰の裾野に広がるハイマツ、シラカバの美しい紅葉をひと目見ようと、多くの観光客が集まってきます。初冠雪の貴重なタイミングを狙えば、紅葉と雪が織りなす幻想的な風景を楽しむことも可能です。白金エリアを観光で訪れた際は、少し足を延ばして「十勝岳望岳台」から眺める絶景をぜひ堪能してみてください。

 

(データ)

名称 十勝岳望岳台

住所 北海道上川郡美瑛町白金

電話番号 0166-92-4378(美瑛町観光協会)

営業期間 4月下旬~11月上旬(冬期閉鎖)

駐車場 50台(無料)

https://www.biei-hokkaido.jp/ja/facility/mt-tokachi-obesevatory

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【旭川ラーメン登山軒】ダブルスープの正統派旭川ラーメンが味わえる層雲峡エリアの老舗店


北海道上川町にある層雲峡温泉は、旭川からクルマで1時間ちょっとでアクセスできる北海道有数の観光スポットです。周囲には、ロープウェイで絶景を拝める「大雪山黒岳」、高さ200 mの断崖を間近で見られる「大函・小函」、断崖に2本の滝が連なる「流星・銀河の滝」などがあり、1年を通して多くの観光客でにぎわっています。

 

層雲峡観光の際にぜひ立ち寄っていただきたいオススメのお店が、90年以上に渡って地元客や観光客、登山客たちに愛され続けてきた「旭川ラーメン登山軒」。トンコツと鶏ガラでダシをとったダブルスープの正統派旭川ラーメンが味わえる、昭和5年創業の老舗店です。層雲峡の公共駐車場にクルマを止めてペンションやホテル、日帰り温泉、食堂などが立ち並ぶエリアを進むと、徒歩2分で風情のある店構えが見えてきます。

ラーメンは、しょうゆ・塩・味噌・ピリ辛の4種類から選べ、カレーライスやかつ丼、チャーハン、焼き餃子なども用意されています。ジャンボラーメンやミニラーメンもあるので、お腹いっぱい食べたい人や小さな子供のいるファミリーでも安心して入店できます。一番人気は、老舗店の伝統の味を楽しめる「特製旭川ラーメン」(1400円)。丼をチャーシューが覆いつくした「チャーシューラーメン」(1250円)や、ラーメンの上に大きなとんかつがのった「とんかつラーメン」(1250円)も人気です。ラーメンメニューは大盛りもでき、バター、わかめ、コーンのトッピングも用意されているので、自分好みの1杯を存分に味わうことができます。

お店の周囲には、日帰り温泉施設「黒岳の湯」のほか、大雪山や層雲峡の自然について学べる「層雲峡ビジターセンター」、標高670mの層雲峡駅と標高1300mの黒岳5合目駅を結ぶ「黒岳ロープウェイ」もあります。伝統の正統派旭川ラーメンを味わったあとは、ゆっくり層雲峡の観光を楽しんでください。

 

(データ)

店舗 旭川ラーメン登山軒

住所 北海道上川郡上川町層雲峡温泉

TEL 01658-5-3005

営業時間 10~21時

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【魚金食堂】北海道最大の港町・苫小牧の魚屋直営店で鮮度抜群のデカ盛り海鮮丼を味わう


商船三井フェリー、新日本海フェリー、太平洋フェリー、シルバーフェリーのターミナルがある北海道最大の港町・苫小牧は、キャンピングカーで北海道を旅する人にはなじみ深いエリアです。苫小牧市はホッキ貝の漁獲量日本一としても知られているので、フェリーの下船後や乗船前の空き時間に、新鮮な魚介を味わうことを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

 

「苫小牧で新鮮な魚介を味わいたい!」という人にオススメなのが、地元の魚屋が運営している「魚金食堂」です。このお店は、苫小牧で有名な「まるとま食堂」と並ぶ人気の海鮮食堂。JR苫小牧駅からクルマで8分、「海の駅ぷらっとみなと市場」の目の前にあります。

おすすめメニューは、名物の「わがまま海鮮丼」(1980円~)。仕入れたばかりの新鮮な10種類のネタ(ホッキ、生うに、カニ、本マグロ、甘えび、いくら、サーモン、ホタテなど)から好きなネタを選んでオリジナルの海鮮丼を味わうことができます。大きなネタが豪快にのった丼は、見た目のインパクトも抜群! 水揚げされたばかりの新鮮なネタを使っているので、味に関しても文句なしの最上級です。

市場直送の新鮮な魚介10種類程度を日替わりで堪能できる、「うおきん海鮮丼」(1760円)も人気のメニュー。ほかにも、刺身・ホッケ焼き・ハラス焼き・西京焼きの定食(1100~1320円)や、濃厚な旨味が魅力の苫小牧名物「ホッキカレー」(1100円)、「生ホッキ丼」(1540円)などがあり、苫小牧の魚屋が運営する海鮮食堂ならではの鮮度の良い魚介をたっぷりと味わうことができます。

食堂には、新鮮な魚介や加工品を販売する直売所「魚金商店」が併設されています。全国配送も可能なので、食事の後にお土産選びをするのも楽しみのひとつです。フェリーの下船後や乗船前に立ち寄って、苫小牧ならではの新鮮な旬の魚介を堪能してみてください。

 

 

(データ)

店舗 魚金食堂

住所 北海道苫小牧市汐見町1丁目1-14

TEL 0144-84-1198

営業時間 9:00~15:00

定休日   日曜日

駐車場 あり

https://uokin-tomakomai.com/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/