【さくらの滝】産卵で川に戻ってきたサクラマスが滝をジャンプ! 道東で出会う大自然と生命のドラマ


北海道の東側に広がる道東エリアは、雄大な自然を身近に感じられる地域。世界自然遺産の知床をはじめ、広大な草原や湖、湿原など、北海道ならではのスケールの大きな風景を楽しめるのが魅力です。そんな道東の中でも一度は訪れてみたい穴場的スポットが、斜里郡清里町にある「さくらの滝」。春から夏にかけて、落差2.5メートルの滝を力強く跳び越えようとするサクラマスの姿を見ることができます。

斜里川の上流に位置する「さくらの滝」へのアクセスは、斜里町中心部からクルマで約35分。人気観光地の摩周湖や屈斜路湖までそれぞれ40分ほどの距離なので、道東エリアの観光スポット巡りの途中で立ち寄るのもおすすめです。「さくらの滝」の最大の魅力は、産卵のために川に戻ってきたサクラマスが、滝を越えるために次々とジャンプをする貴重な光景に立ち会えること!

サクラマスは、川で生まれたヤマメが海へ下り、大きくなって再び川へ戻ってくる個体を表す呼び名です。産卵のために、生まれた川の上流を目指して遡上するサクラマスにとって、落差2.5メートルの滝は決して小さな障害ではありません。それでもサクラマスは急流に逆らって泳ぎ、勢いをつけて何度もジャンプします。滝越えに成功する魚はわずかですが、一生懸命ジャンプを続ける姿に、思わず「頑張れ」と声に出して応援したくなる人も多いことでしょう。

「さくらの滝」でサクラマスの遡上が見られるのは、例年6月から8月ごろ。川の水量や天候など、条件によって状況が変わるので必ず見られるとは限りませんが、道東の大自然の中で暮らす生き物の営みに触れられるのは非常に貴重な機会です。道東エリアを訪れた際は、摩周湖や屈斜路湖、知床などの観光にあわせて、ぜひ「さくらの滝」にも足を延ばしてみてください。北海道の大自然が見せてくれる、忘れられない一場面に出会えるかもしれません。

 

(データ)

名称 さくらの滝

住所 北海道斜里郡清里町青葉

電話 0152-25-4111(きよさと観光協会)

駐車場 あり(無料)

https://www.kiyosatokankou.com/sakuranotaki.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【能取岬】どこまでも続く青い空と壮大なオホーツク海が眼前に広がる、網走エリア随一の絶景スポット


北海道の北東沿岸に位置する網走市は、オホーツク海の流氷や博物館網走監獄などで知られる人気観光地。知床半島のウトロや屈斜路湖までそれぞれクルマで1時間15分という好立地のため、道東観光で網走に立ち寄る人も多いのではないでしょうか。そんな網走エリア随一の絶景ポイントが、オホーツク海に突き出た「能取岬(のとろみさき)」です。

網走市街から「能取岬」までは、クルマで約15分(約12km)の距離。岬へ通じる道道76号網走公園線は、別名「美岬(みさき)ライン」と呼ばれていて、オホーツク海と能取湖の景色を満喫できる人気のドライブルートとなっています。「能取岬」の手前で、海に向かって弧を描いている区間が美岬ラインのハイライト。青空とオホーツク海に向かって伸びる道は、まるで映画やドラマのワンシーンのようです。開放的な景色を眺めながら、北海道ならではの爽快なドライブを楽しむことができます。

能取湖の東側からオホーツク海に突き出した「能取岬」は、周囲に高さ40~50mの隆起断崖が続く絶景スポットです。目の前には360度の大パノラマが広がり、オホーツク海、世界自然遺産の知床連山、能取湖などを一望することができます。周辺は「網走市営美岬牧場」になっていて、5~10月は広大な草原で牛や馬が放牧されている風景を楽しむことができ、冬(1~3月)は白い流氷に覆われたオホーツク海の壮大な光景が眼前に広がります。

無料駐車場が完備されていて、キャンピングカーで安心して訪問できるのもうれしいポイント。美岬ラインで道中のドライブを楽しんだ後は、「能取岬」で青い空とオホーツク海が織りなす大絶景を心行くまで満喫してください。

 

 

(データ)

名称 能取岬

住所 北海道網走市字美岬

電話 0152-44-5849(網走市観光協会)

駐車場 40台(無料)

https://visit-abashiri.jp/scenery/b1b92ba8835b04de0cdaf87843cb6d0769a68f3d.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【はまなす交流広場キャンプ場】道の駅の裏手に広がる、予約不要・利用料無料の広大なフリーサイト


北海道は、まさにキャンプ天国。本州のオートキャンプ場の利用料は1泊6000~7000円が相場ですが、北海道には数100円で泊まれる格安のキャンプ場や、無料のキャンプ場が数多く残っています。しかも、どのキャンプ場もロケーション抜群! 北海道にきて、舗装の駐車場でしか車中泊をしないなんてもったいない。ぜひ、最高の景色に囲まれながら、北海道でしかできないキャンプライフを満喫してみてください。

 

無料のキャンプ場は道内にいくつもありますが、なかでも旅人から人気なのが、北海道枝幸町にある「はまなす交流広場キャンプ場」。オホーツク海沿いの道の駅「マリーンアイランド岡島」の裏手に整備された、無料で利用できる貴重なフィールドです。枝幸町は、旅人やキャンパーにとても優しい町。「はまなす交流広場キャンプ場」「ふれあいの森キャンプ場」「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」と、町内だけで3ヵ所の無料キャンプ場が用意されています。

「はまなす交流広場キャンプ場」は、広大な芝のフリーサイトを無料で利用できる、予約・受付不要のキャンプ場です。目の前には雄大なオホーツク海、周囲には鮮やかなハマナスの花が広がっています。炊事場・BBQ炉・水洗トイレのみのシンプルな設備ですが、隣接する道の駅「マリーンアイランド岡島」にレストランや海産物直売所があるので、食事や買い出しに困ることは皆無。枝幸市街までクルマで5分ほど走れば、スーパーやコンビ、日帰り温泉、ガソリンスタンドもあります。

 

7月下旬~8月初旬は、目の前に「はまなす海水浴場」がオープンするので、キャンプと海水浴を組み合わせた贅沢な楽しみ方も可能です。無料で利用できるキャンプ場は北海道でも貴重な存在なので、しっかりマナーを守ってキャンプを楽しみましょう。

 

(データ)

名称 はまなす交流広場キャンプ場

住所 北海道枝幸郡枝幸町岡島

電話番号 0163-62-4242(枝幸町役場/観光課)

開設期間 6月1日~8月31日

営業時間 チェックイン/チェックアウト時間なし

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【京極スリーユーパークキャンプ場】ふきだし公園・京極温泉が徒歩圏内にある羊蹄山麓の格安キャンプ場


「蝦夷富士」と称される羊蹄山の麓にある北海道京極町は、名水の町として知られています。京極町の人気観光スポット「ふきだし公園」は、羊蹄山に降った雨や雪が長い年月をかけて地下に浸透し、ミネラル分を適度に含んだ名水として絶え間なく湧き出している“名水の郷”。1日に湧き出す名水の量は8万トンで、約30万人分の生活用水に相当します。公園内の湧水口では名水を自由に汲むことができ、容器に入れて持ち帰ることも可能。キャンピングカーの給水ポイントとしても、非常にありがたい存在です。

そんな「ふきだし公園」の目の前にあるのが、「京極スリーユーパークキャンプ場」です。最大の魅力は、羊蹄山と尻別川に囲まれた静かな環境と、「ふきだし公園」まで徒歩4分、日帰り温泉施設「京極温泉」まで徒歩1分の好立地。羊蹄山を望む広大なキャンプサイトには、テニスコート、ゲートボール場、パークゴルフ場が隣接しているので、長期滞在でも退屈する心配はありません。日中は徒歩圏内の「ふきだし公園」で観光を楽しみ、テニスやパークゴルフで汗を流して、キャンプサイトの目の前にある「京極温泉」で雄大な羊蹄山を眺めながら極上の天然温泉を満喫する……。そんなゆったりと流れる贅沢な時間を過ごせるのが、このキャンプ場の大きな魅力と言えるでしょう。

基本は車両乗り入れNGのフリーサイトですが、キャンプサイトに隣接した駐車場にクルマを止めれば、オートサイト感覚でキャンプを楽しむこともできます。テント・タープの設営が1張500円、キャンピングカーの車中泊が1泊500円というリーズナブルな料金も魅力的。駐車場の車中泊のみでも利用可能なので、キャンプが目的ではなく、低料金で安心して車中泊を楽しみたい人にもピッタリです。様々な魅力が詰まった利便性抜群のフィールドで、観光・温泉・眺望・スポーツ・キャンプを思いっきり満喫してください。

 

 

(データ)

名称 京極スリーユーパークキャンプ場

住所 北海道虻田郡京極町字川西

電話番号 0136-42-2189(管理棟)

開設期間 5月上旬~10月下旬

営業時間 チェックイン11:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 車中泊:1台500円、タープ・テント:1張500円

※ペット不可、ごみ持ち帰り

https://www.town-kyogoku.jp/page/1092.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【カムイワッカ湯の滝】沢登りをしながら温泉の流れる滝を楽しめる、知床のアドベンチャー・アクティビティ


世界自然遺産に登録されている北海道・知床には、手つかずの自然を満喫できる魅力的なスポットが数多く点在しています。なかでも、「知床五湖」と並ぶ人気観光スポットとして知られているのが「カムイワッカ湯の滝」。知床硫黄山から湧き出る温泉がカムイワッカ川に流れ込み、川全体が約35~38℃の温泉になっています。

「カムイワッカ湯の滝」までのアクセスは、知床観光の玄関口「知床自然センター」からクルマで約40分。滝に向かう道路の途中は約10kmの砂利道が続いていて、道幅が狭い区間もあるので通行には注意が必要です。カムイワッカ川の入り口付近には乗用車18台分の駐車スペースが完備されていますが、8月(お盆前後)のマイカー規制期間に「カムイワッカ湯の滝」を訪れる場合は、「知床自然センター」の専用バス停から有料シャトルバスを利用する必要があります。

 

以前は個人でもカムイワッカ川に入ることができましたが、転倒や転落、クマ、落石、増水などのリスクがあるため、現在個人の観光客ができるのは橋から川を見ることのみ。カムイワッカ川に入るには、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」のアクティビティに予約(オンラインの予約サイトでのみ受け付け)・参加することが必須となっています。対象は小学生以上(保護者同伴)で、料金は大人2900円・小・中学生700円(マイカー期間)。参加者にはヘルメットの無料貸し出しサービスのほか、有料のウォーターシューズレンタルも用意されています。

有料のアクティビティにはなりますが、専用ゲートをくぐってカムイワッカ川に入渓し、温かい川の水を全身に浴びながら、1の滝から最終地点の4の滝まで初歩的な沢登りを体験できるのは、最高の思い出になること間違いなし。せっかく知床エリア随一の人気スポットを訪れるなら、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」に参加してアドベンチャー・アクティビティの醍醐味を味わうのがオススメです。

 

 

(データ)

名称 カムイワッカ湯の滝

住所 北海道斜里郡斜里町遠音別村

営業期間 7~9月(8月にマイカー規制あり)

料金 大人2900円、小・中学生700円(マイカー期間)

電話 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)

駐車場 あり(無料)

https://www.goshiretoko.com/kamuywakka/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/