【第284回】増殖拡大するモバイルデバイスを再構築


高輝度LEDが一般化し久しく、キャンプだけでなく日常でもその利用頻度は高まり、低消費電力化に伴い何日もという長時間使用できる懐中電灯など はカバンの中の常駐品となった。さらに時代は大容量モバイルバッテリーの必要性と小型化が顕著になり、それをも持ち歩いている人だって多いはず。 そのため、コレら常備材のせめて灯りの機能だけでももっと活用しよう。それだけでかなりキャンプ用のライトの数を軽減することが出来る、という事を最近相当実感している。

かくいう自分も、大容量充電式の普通の蛍光灯くらいと思うような大光量作業用ライト、単4型電池利用2~30mは届くズーム機能付き懐中電灯、本体 は防水でソーラーパネルに無接点充電機能に懐中電灯付き電池などがカバンの中に常駐している。実際モバイルバッテリーは40800Ahとなって重量もかなりだが、昨今の社会的生活スタイル激変により必需品と化した。

ランタンのような灯りとして使うのに用意するのは、仕事関連でよく手にするクリアファイルケース。クリアと言っても乳白色半透明なところがミソで、このちょうど良さそうな透過率がライトシェードとして適当で、目に直接入るとちょっと厳しいLEDの指向性をかなり和らげ拡散もしてくれるのである。 適当な大きさに切り出し輪ゴムなどで簡単に固定するだけで十分だし、筒状に丸めて光源部上に載せるだけでも効果はしっかり出る。この方法、写真を撮るときに強過ぎるストロボライトの光をデュフューザーで緩めたいとき、代わりにトレーシングペーパーやティッシュペーパーを利用したことに思考の原点があるが、お手軽なのでお試しあれ。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【太田山神社】断崖絶壁に本殿がある “日本一危険な神社”


北海道には一度は訪れてみたい魅力的な観光スポットが数えきれないほどありますが、今回はガイドブックには載っていない「裏スポット」を紹介します。それが、道東エリアの日本海沿い、北海道久遠郡せたな町にある「太田山神社」です。嘉吉年間(1441~1443年)に創立された北海道最古の山岳霊場ですが、実はここは「日本一危険な神社」としても知られています。

日本一危険と言われるゆえんは、太田山の中腹、標高約330m付近にある本殿までの参拝ルートにあります。道道740号線沿いにクルマを止めて大きな鳥居をくぐると、斜度40度の急勾配の階段が空に向かって一直線に伸びています。足を踏み外したら大事故になるので、上から吊るされたロープを頼りに慎重に登っていきます。石段を登りきると、しばらくは山道が続きます。補助ロープが設置された急勾配の山道は、参拝ルートというよりは完全に「登山道」の領域です。ここを訪れるときは、登山装備を整えてくるのがマスト。サンダルなどの軽装のまま軽い気持ちで登るのは、絶対にNGです!

参拝コースのクライマックスは、断崖絶壁の岩穴にある本殿へのアプローチ。本殿のある絶壁に向かって幅1mの細い鉄橋を慎重に渡り、上からぶら下がった鉄の鎖を頼りに90度の絶壁を登りきると、ようやく小さな岩穴内の本殿にたどり着きます。本殿周辺からは、太田山の急峻な山肌と日本海、水平線に浮かぶ奥尻島が一望できるので、無事参拝を済ませた後は、目の前に広がる絶景をゆっくり堪能してください。

難ルートをクリアした人だけが、本殿を参拝できる太田山神社。鳥居から本殿までの一般的な所要時間は、登り80~100分、下り50~70分程度。軽い気持ちで登るのは決してお勧めしませんが、登山経験があり体力に自信のある人は、登山装備をしっかり整えてから自己責任でチャレンジしてみてください。

 

(データ)

住所 北海道久遠郡せたな町大成区太田17番地

電話 0137-84-5111(せたな町役場)

駐車場 鳥居周辺に駐車スペース有

https://www.town.setana.lg.jp/otajinja/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第283回】峠の釡めしの器で効率よく キャンプでより美味しく炊く


 前回まで、小さな土鍋や釡めしの器で、固形燃料による流行りの自動炊飯の手法を考えてみたが、やっぱりキャンピングカーではどうなのかが気になる所。そんな実験をしてみた。 使うのは、キャンピングカーで上信越道を走っている時に手に入れることが出来る峠の釡めしの器。炊き方は私の前回の回を参考にしていただきたい。気を遣いたい点は、釡全体に上手く熱を与えられるようにすること。

 釡というのは、食材が入っている部分全体を温めることにより効率よく美 味しく調理できる道具だが、釡めしの器をコンロの五徳にそのまま載せただけではそれは実現できない。散々探してコレはっ!? と見つけ出したのがケーキの焼き型、いわゆる底が抜けるようになっているモノ。サイズは5号というらしく、底板を外して逆さまにした時ちょうど器がはまるのである。

 米の洗い方や量は普通に、今回はさらに内側にアルミホイルで皿を作って底の部分に数箇所穴を開け、惣菜に使いやすい材料を一緒に蒸してみることにした。炊き方も特別なことはなくいつも通りで大丈夫。

  写真では家庭用コンロだが、キャンピングカーのガスコンロでも五徳はあるのでその上に直接載せて大丈夫のようで、この辺りは何回か試した。また、最初は釡を支えるケーキ型の上部になる部分へ熱の抜ける穴を追加するなど加工が必要かと思われたが、それもしなくてよさそうだ。ステンレス製なので穴を開けるだけでも一苦労なのでこの点は嬉しかった。

  仕上がりは見ての通り。ご飯の上にアルミ箔の皿を載せていたため綺麗なカニ穴とはいかなかったが、根菜類もふっくら蒸し上がった。これらの野菜は、レトルトカレーやシチューのゴロゴロ素材として利用するなどすれば幸せになれる。さてなんで数回に渡って米の炊き方をやっていたかといえば、キャンプの時って調理道具や食器洗浄の数を最低限まで減らしたいと誰しもが思うだろうし、この丼型の器を使えば、調理と食器が1つでまかなえるから。 昨今、1人キャンプや夫婦だけで大して量は要らないというキャンピングカーユーザー層が多いと聞くので、こういった方法で快適で美味しいキャンプ旅をしてみてはいかがというわけである。

 

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【長万部三八飯店】鮮度抜群の魚介を豪快に載せた 絶品「浜チャンポン」


「おいしい海鮮を食べる」ことは、北海道を旅する大きな目的のひとつ。とはいえ、長期の旅で毎日のようにお寿司や海鮮丼ばかり食べていたら、どんなにおいしくても飽きてしまうし、お金がいくらあっても足りません。「たまには違った名物を味わってみたい」「安価でお腹いっぱい食べたい」。そんな人にお勧めのお店が、「長万部三八飯店」です。

函館市から国道5号線を北上して、右手に内浦湾を眺めながら1時間半ほど走ると、長万部駅の少し手前の国道沿いに「長万部三八飯店」の大きな看板が見えてきます。このお店は、長年地域の人から愛されてきた老舗の名店。創業から50年以上変わらない味を求めて、地元の常連客や大型トラック運転手、観光客まで、たくさんの人がお店を訪れます。

一番人気は、塩味のスープと麵の上に、まるごと1パイのイカ、エビ、カニ、ホタテなどの新鮮な魚介を豪快に載せた、ボリューム満点の「浜チャンポン」! 常連さんに長年愛されてきた、味もボリュームもピカイチの名物メニューです。

創業当時から不動の人気を誇る「あんかけ焼きそば」も、「浜チャンポン」と並ぶお店の看板メニューです。豚肉、白菜、ニンジン、きくらげ、うずらのタマゴなどが入ったあんが皿からあふれるほどかかっていて、味もボリュームも言うことなし! サイズはビッグ・レギュラー・スモールの3種類から選べますが、レギュラーでもかなりの量なので、女性や子供が一緒ならシェアして食べるのもお勧めです。

ほかにも、ラーメンや中華丼、カレー、ギョーザなど豊富なメニューがそろっていて、どれも安くてボリューム満点! 国道沿いにお店があり、広い駐車場が完備されているので、キャンピングカーでも気軽に立ち寄れます。道南~道央を移動する際は、ぜひ「長万部三八飯店」でおいしい料理をお腹いっぱい味わってみてください。

 

(データ)

住所 北海道山越郡長万部町中ノ沢56-1

営業時間 10:30~20:00

定休日 月曜日、年末年始

TEL  01377-2-5180

駐車場 あり(60台)

https://www.osyamanbe-kankou.jp/syousai/sanpachi.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【八幡坂】街と海を一望できる 函館の絶景スポット


函館市には本州(青森)と北海道をつなぐフェリーターミナルがあり、北海道を旅するキャンピングカーユーザーにとっても非常になじみ深い場所です。日本有数の夜景をはじめとするビュースポットや、新鮮な海の幸を味わえる函館朝市、ショッピングを楽しめる金森赤レンガ倉庫など、魅力的な観光スポットも数多く点在しています。

函館を訪れた際にぜひ立ち寄っていただきたいのが、異国情緒漂う美しい景観が広がる元町エリア。「坂の街」とも呼ばれる函館は、元町エリアからベイエリアに向かって数多くの坂が走っていて、海と街が一体となった美しい風景を楽しむことができます。元町エリアを散策していると、たくさんの“坂のある風景”に出会えますが、数ある坂のなかでも、もっともお勧めなのが「八幡坂」です。

映画やドラマ、CMのロケ地として数多く使われている「八幡坂」は、知名度も人気もナンバーワン。食器用洗剤チャーミーグリーンのCMで、年配夫婦が手をつないでスキップするシーンのロケ地として有名となり、過去には新聞のランキングで「訪れたい坂日本一」に選ばれたこともあるほどです。

海に向かってまっすぐに伸びた坂の最上部から眺める景色は、素晴らしいの一言! 石畳が敷きつめられたレトロな雰囲気の坂道と、正面に広がる函館湾の美しい眺めとが相まって、まるで異国にいるかのような感覚を味わうことができます。坂の最上部には北島三郎さんの出身校として知られる北海道函館西高校があり、そこから海を見下ろす風景を写真に収めようと、全国から多くの観光客がカメラを手に集まってきます。

周辺には、夜景を楽しめる函館山ロープウェイ山麓駅や旧函館区公会堂、異国情緒あふれる教会群などの人気観光スポットが点在していますので、周辺のコインパーキングや観光駐車場にクルマを止めて、街の空気を感じながらゆったりと散策してみてください。

 

(データ)

住所 北海道函館市末広町19

電話 0138-23-5440(函館市観光案内所)

駐車場 周辺に有料駐車場有

https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-17.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/