【岩尾内湖白樺キャンプ場】芝生のサイトに自由にクルマを乗り入れられる湖畔の格安キャンプ場


北海道には無料のキャンプ場や格安で利用できるキャンプ場が数多くありますが、なかでもオススメなのが士別市にある「岩尾内湖白樺キャンプ場」です。もともと無料のキャンプ場としてリピーターを中心に人気を集めていましたが、2024年からテント1張につき1泊500円(車中泊も同料金)に変更されました。有料になったのは残念ですが、利用料が格安なので、キャンピングカー旅の宿泊地として便利に活用できることに変わりはありません。仮に1週間滞在しても、宿泊費は3000円。豊かな自然の中にある、長期旅行者にも優しい穴場的フィールドです。

「岩尾内湖白樺キャンプ場」までは、旭川からクルマで1時間ちょっと(約60km)の距離。オホーツク海沿いの紋別市街へも1時間半程度でアクセスできるので、道北観光のベース基地としても利用価値は高いです。最大の魅力は、湖と森、星空に囲まれた抜群のロケーション! 岩尾内湖の湖畔に整備されたキャンプサイトは、好きな場所にクルマで乗り入れできるオートフリータイプで、大型キャンピングカーでも安心して利用できます。

管理棟にはトイレ、シャワー、コインランドリーが完備されていて、朝から夕方までは管理人が常駐しているので、ファミリーやカップルでも安心です。チェックイン・チェックアウトの時間が決まっていないことも、自由を求める旅人にはうれしいポイント。キャンプサイトの料金は24時間利用可能な券売機で支払うスタイルで、管理人不在の時間帯でもチェックインが可能となっています。

「好きな場所で」「好きな時間に」「格安で」キャンプを楽しめるのが、「岩尾内湖白樺キャンプ場」の最大のポイント。最北の長流・天塩川をせきとめた岩尾内湖で、自由なキャンプや自然散策、釣り、カヌー、ボートなどを思う存分楽しんでください。

 

 

(データ)

名称 岩尾内湖白樺キャンプ場

住所 北海道士別市朝日町岩尾内

電話番号 0165-28-2880(管理棟)

開設期間 4月下旬~10月上旬

営業時間 チェックイン/アウト 指定なし

料金(1泊) 500円

※ペット可、ごみ持ち帰りhttps://www.city.shibetsu.lg.jp/soshikikarasagasu/chiikiseikatsuka/keizaikakari/1625.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【知床五湖】2つの歩き方から自分に合ったスタイルを選んで、世界遺産・知床ならではの大自然を満喫できる


世界自然遺産・知床は、北海道屈指の人気観光地。ここでしか味わえない豊かな自然を求めて、道内はもちろん、本州や海外からも多くの観光客が訪れます。知床エリアには数多くの絶景スポットが点在していますが、なかでも世界自然遺産・知床を象徴する景勝地として知られているのが、深い原生林にたたずむ5つの神秘的な湖「知床五湖」です。手つかずの大自然に多くの野生動物が生息しており、散策路ではヒグマの爪痕やエゾジカの角研ぎ跡、クマゲラの食痕といった野生動物の生活痕跡が見られます。

「道の駅うとろ・シリエトク」から、海沿いの国道334号線を知床峠方面に走り、途中で左に折れて道道93号知床公園線をしばらく進むと、知床五湖散策の拠点となる「知床五湖フィールドハウス」に到着します。知床五湖の歩き方は、2種類。1つはシーズンを通して安全に散策できる「高架木道」、もう1つは知床の大自然を存分に体験できる「地上遊歩道」です。

知床半島フィールドハウスから一湖まで続く「高架木道」は、往復約1.6km。ヒグマの出没に影響されず、木道の周囲に電気柵が張り巡らされているので、小さな子供連れのファミリーでも安心して散策できます。段差が少なく、車いすでの通行も可能。木道の途中には3か所の展望スポットがあり、知床五湖の大自然を気軽に体験することができます。

「地上遊歩道」には2つのルート(大ループ3km、小ループ1.6km)があり、高架木道と違って自分の脚でダイレクトに原生林を歩きながら、「知床五湖」の魅力を存分に楽しめます。地上遊歩道の利用には、散策前に約10分のレクチャー(大人250円・小人100円)を受けることが条件。ヒグマ活動期(5/10~7/31)は、知床五湖登録引率者のガイドツアーへの参加が必須となります。

自分に合った歩き方を選んで、知床五湖の大自然を心行くまで味わってみてください。

 

(データ)

名称 知床五湖フィールドハウス

住所 北海道斜里郡斜里町 知床国立公園内

電話 0152-24-3323

営業時間 8:00~18:00(季節によって変動)

営業期間 4月中旬~11月初旬

駐車場 100台(有料)

https://www.goko.go.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【ウエモンズハート】十勝の老舗牧場直営店で、搾りたての生乳を使用したジェラート&ソフトクリームを味わう


北海道・十勝エリアは、日本でも屈指の“酪農王国”として知られています。そんな十勝エリアを訪れた際に必ず味わっておきたいのが、搾りたての新鮮な牛乳で作ったジェラートやソフトクリーム! ここで紹介する「ウエモンズハート」は、「食べログ百名店2023」のアイス・ジェラート部門において、十勝で唯一選出された地元の人気店。帯広駅からクルマで13分ほど(約7km)の場所にあるので、帯広エリアの観光に合わせて訪問するのがオススメです。

「ウエモンズハート」本店は、90年以上の歴史を持つ広瀬牧場直営のジェラート&アイスクリームショップです。目印は、緑の森に囲まれた黄色い壁と緑の屋根のかわいらしい建物。広い駐車スペースが確保されているので、キャンピングカーでも安心して訪問できます。

 

お店の原点は、「広瀬牧場で搾られた牛乳を使って、美味しいものを提供したい」という思い。ジェラートやソフトクリームは、乳化剤や着色料、香料などを一切使用せず、低温殺菌した新鮮な生乳をベースに毎日手作りしています。ジェラートのフレーバーの材料となる果物や野菜・豆類は、十勝産や道内産の無農薬・有機栽培にこだわった厳選素材のみを使用。作り手の愛情とこだわりが詰まったジェラートも、甘さ控えめで濃厚な牛乳の味わいが楽しめるソフトクリームも、まさに絶品の一言です。

広瀬牧場はNHKドラマ「なつぞら」のロケ地になったことでも知られていて、敷地内にはドラマ関連の写真や美術道具を見学できる馬小屋もあります。帯広を訪れた際はぜひ「ウエモンズハート」に立ち寄って、店内のカフェスペースや静かな森のなかで、こだわりのジェラートやソフトクリームを味わってみてください。

 

(データ)

名称 ウエモンズハート本店

住所 北海道帯広市西23条南6丁目13番地

電話 0155-33-6064

営業時間 10:00~18:00(4~10月)、10:00~17:00(3・11・12月)

定休日 無休(3・11・12月は水曜定休)

駐車場 20台(無料)

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【屈斜路湖 砂湯】砂浜を掘ると温泉が湧き出すユニークなスポットで手作り足湯につかりながら絶景を楽しむ


北海道・道東エリアの「屈斜路湖」は、日本最大のカルデラ湖。そんな屈斜路湖でもっとも人気の高い観光スポットが、湖の東側を通る道道52号沿いにある「砂湯」です。大型キャンピングカーでも安心して利用できる広い無料駐車場にクルマを止めると、目の前に砂浜とコバルトブルーの湖面が広がります。

「砂湯」というネーミング通り、このスポットの最大の特徴は、砂浜を掘ると温かい温泉が湧き出すことです。屈斜路湖砂湯の看板から続く湖畔の砂浜を10cmほど手で掘るだけで、リウマチ・やけどなどに効く単純温泉に触れることができ、即席の手湯・足湯を楽しむ観光客の姿があちこちで見られます。頑張り次第では、体ごとつかれる露天風呂を作ることも可能。子供はもちろん、大人も童心に帰って楽しめるスポットです。

夏の屈斜路湖は、湖水浴の名所としても知られています。海水浴と違って、遊んだ後にベタベタしないのが湖水浴のメリット。サマーシーズンになると、子供連れのファミリーが湖で楽しそうに泳ぐ姿が多く見られます。冬の屈斜路湖は、オオハクチョウの撮影スポットとして人気です。真冬になると屈斜路湖の湖面は凍結しますが、温泉が湧き出る砂湯周辺は水温が高く厳冬期でも凍らないので、渡り鳥のオオハクチョウがシベリアから越冬のために集まってきます。屈斜路湖の大自然とオオハクチョウの群れが織りなす美しい風景は、日本全国の写真家のみならず、海外の写真家からも注目されています。

湖畔にはお土産選びや食事ができるレストハウスのほかに、キャンプ場「RECAMP砂湯」もあります。残念ながらオートキャンプ(車両の乗り入れ)はできませんが、キャンプサイトは目の前に湖を望む最高のロケーション! たまにはキャンピングカー泊ではなく、湖畔にテントを張って湖水浴や温泉を楽しんでみるのも一興です。

 

 

(データ)

名称 屈斜路湖 砂湯

住所 北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖畔砂湯

電話 015-482-2940(弟子屈町役場 観光商工課)

営業時間 24時間

定休日 なし

駐車場 あり(無料)

https://masyuko.or.jp/enjoy/sightseeing/spot/sunayu/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【元祖 青森のっけ丼】新鮮な旬の魚介をリーズナブルな価格で味わえる食券スタイルのオリジナル海鮮丼


これまで北海道の観光&グルメスポットを数多く紹介してきましたが、今回は北海道クルマ旅に合わせて一度は味わっておきたい、青森のグルメスポットを紹介します。本州から北海道に渡る際は、フェリーの乗船が必須。数ある北海道航路の中でも、料金がリーズナブルで乗船時間が短いのが、津軽海峡フェリー・青函フェリーの「青森~函館」航路です。往復ともにこの航路を利用する場合、青森港に2回アクセスすることになるので、そのどちらかのタイミングでぜひ「青森のっけ丼」を味わってみてください。

JR青森駅から徒歩6分の場所にある「青森魚菜センター(古川市場)」は、1969年に創業した地元の老舗市場。青森港フェリーターミナルからは約5km、クルマで10分もあれば到着できます。市場に駐車場はないので、周辺のコインパーキングを利用しましょう。この市場の名物は、「青森のっけ丼」。案内所で12枚つづりの食事券(2000円)を購入して、最初に食事券1枚を丼ご飯に引き換えます。その後は、市場内の約30店舗で好みの具材と食事券を引き替えながら丼にのせ、自分だけのオリジナル海鮮丼を作ることができます。

「青森のっけ丼」の魅力は、季節ごとに変わる新鮮な旬の魚介を味わえることと、食券制による明朗会計。北海道やその他の地域でも、似たようなスタイルでオリジナル海鮮丼を楽しめるお店はありますが、好きなネタをのせてそのつど会計する、もしくは最後に会計するスタイルだと合計金額を把握するのが難しく、結果的にかなり高額になってしまうこともあります。その点、最初に支払いする食券制なら、券の枚数で選ぶ具材を管理できるので、結果的に安上がりになります。食券は12枚つづりが基本ですが2人で3セット購入して1セット分をシェアすれば、贅沢なオリジナル海鮮丼を作ることも可能です。「青森~函館」航路で北海道クルマ旅をする際は、ぜひ青森魚菜センターに立ち寄って極上の「青森のっけ丼」を味わってみてください。

(データ)

店舗 青森のっけ丼(青森魚菜センター)

住所 青森県青森市古川1-11-16

TEL  017-763-0085

営業時間 7:00~16:00(季節によって変動)

定休日   火曜日

駐車場 近隣のコインパーキングを利用

https://nokkedon.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/