【然別峡野営場(鹿の湯)】場内に無料の温泉露天風呂がある山奥の穴場的キャンピングフィールド


せっかく北海道を旅するなら、人工物に囲まれて過ごすのではなく、文明から隔離された大自然の中でゆったりと流れる時間に身を置いてみたい。そんな思いを抱いている旅人にオススメなのが、北海道河東郡鹿追町の人里離れた山奥にひっそりとたたずむ「然別峡野営場」です。観光スポットとして知られる「然別湖」からはクルマで約30分、最寄りの道の駅「うりまく」からはクルマで25分ほどの距離。携帯電話の電波も届かない山奥の秘境で、7月から9月までの3カ月のみオープンしています。

山の中に切り開かれたキャンプサイトは、クルマの乗り入れ不可。テント泊をする際は、駐車場にクルマを止めてリヤカーや一輪車で荷物を搬入します。大人250円、小・中学生150円というリーズナブルな利用料金も、このキャンプ場の魅力のひとつ。16時から17時30分は管理人が受付をしていますが、それ以外の時間は料金箱に利用料を投入するシステムになっています。キャンピングカーの場合、キャンプ場の料金を支払えば、場内のトイレ・炊事場の利用や駐車場での車中泊が可能。携帯電話もつながらない山奥の秘境で、北海道でしか味わえないシンプルなキャンプを体験できます。

このキャンプ場の最大の魅力は、場内に24時間無料で入れる天然温泉露天風呂「鹿の湯」があることです。看板に沿ってキャンプ場の奥に進むと、ユウヤンベツ川のほとりに岩で囲われた3つの湯舟が設置されています。大自然に囲まれた野趣あふれる露天風呂は、まさに秘境温泉! 目の前を流れる川のせせらぎを聞きながら良質な天然温泉を満喫できるだけでも、このキャンプ場を訪れる価値があるというものです。キャンプ場利用者以外も無料で入浴できるので、旅の途中で立ち寄ってみるのもオススメ。文明から切り離された秘境で、ぜひ最高のキャンプライフとワイルドな天然温泉を満喫してみてください。

 

(データ)

名称 然別峡野営場(鹿の湯)

住所 北海道河東郡鹿追町然別湖峡

電話番号 0156-66-1135(鹿追町観光インフォメーションデスク)

開設期間 7月1日~9月末日

営業時間 チェックイン/アウト 指定なし

料金(1泊) 大人250円、小人(中学生まで)150円

※ペット可、ごみ持ち帰り

https://www.town.shikaoi.lg.jp/shisetsu/sangyo_kanko/camp2/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【定山渓温泉】札幌から1時間弱の好立地で、山と渓谷が織りなす四季折々の絶景と良質な温泉を満喫できる


年間約240万人が訪れる札幌の奥座敷・定山渓温泉は、北海道を代表する温泉郷のひとつです。支笏洞爺国立公園内に位置していて、札幌市街からクルマで1時間弱(26km)の場所にあるとは思えないほど、豊かな自然に恵まれています。見どころやグルメスポットのほか、日帰り入浴で源泉かけ流しの湯を堪能できる施設も多数あり、緑豊かな渓谷の湯どころとして観光客や地元の人から人気を集めています。

山と渓谷に囲まれた定山渓の最大の魅力は、四季折々で異なる風情を楽しめることです。定山渓エリアは全国有数の紅葉名所としても知られていて、10月上旬~中旬になると木々が赤や黄色に色づき、幻想的な風景を作り出します。温泉街を散策するだけでも鮮やかな紅葉は楽しめますが、周辺に「定山渓ダム」「豊平峡ダム」「札幌国際スキー場」などの紅葉名所が点在しているので、周辺エリアまで足を延ばしてゆっくりと紅葉巡りをするのがオススメです。

定山渓温泉の歴史は古く、慶応2年(1866年)に修験僧の美泉定山がアイヌ人の案内で温泉を発見・開拓したのが起源と言われています。現在の定山渓エリアは温泉ホテルが立ち並び、年間を通して多くの観光客が集まるにぎやかなスポットですが、山と渓谷に囲まれた美しく風情ある景観は昔と変わらず残されています。

中心部にある「定山源泉公園」を起点に、温泉街を一望できる「月見橋」を渡ると、「二見公園」から豊平川の上流に向かって「二見定山の道」が整備されています。“癒しの回廊”の別名を持つ自然散策路のハイライトは、鮮やかな紅色が木々の緑に映える温泉街のシンボル「二見吊橋」。橋の上から「二見岩」や「かっぱ淵」を望むことができ、紅葉の季節には赤や黄色に染まった山々と紅色の吊り橋が絶景を織りなします。定山渓を訪れた際は、野鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を傾けながら、約800種もの山野草が生息する森の中をゆっくり散策してみてください。

 

(データ)

名称 定山渓温泉

住所 北海道札幌市南区定山渓温泉

電話 011-598-2012(定山渓観光協会)

駐車場 あり(有料)

https://jozankei.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【十勝が丘公園】直径18mの花時計や足湯、アスレチック遊具を完備した十勝の大地にふさわしい雄大なプレイスポット


北海道のクルマ旅は1週間以上の長期に及ぶのが一般的なので、とくに小さな子供連れのファミリーやペット連れの場合、移動と観光スポット巡りの連続で疲労がたまってしまいがちです。十勝エリアを旅している際に「子供やペットをのびのびと遊ばせたい」「旅の途中でリフレッシュしたい」と思ったら、ぜひ北海道河東郡音更町にある「十勝が丘公園」を訪れてみてください。

「十勝川温泉街」「道の駅ガーデンスパ十勝川温泉」から徒歩でもアクセスできるこの公園は、日帰り入浴と併せて旅の途中で息抜きをするのに最適なスポット。視界いっぱいに緑の芝生が広がる広大な敷地で、十勝エリアらしい開放感を存分に味わうことができます。公園の中央には、直径18m・秒針が約10mもあるシンボルの巨大な花時計「ハナック」があり、それを囲むようにチューリップやパンジーなど四季折々の花々が色鮮やかに咲き誇っています。その近くには、モール温泉を無料で楽しめる源泉かけ流しの足湯(4月下旬~10月下旬/9:00~17:00)も完備。13人ほどが入れる足湯で、花時計「ハナック」を眺めながらモール温泉の美肌効果を気軽に体験できます。

敷地内には広い芝生広場、炊事遠足広場、多目的広場などがあり、アスレチック遊具も完備されているので遊び盛りの子供連れファミリーにピッタリ。公園を上がってすぐの場所にある眺望スポット「十勝が丘展望台」からは、眼下に流れる十勝川と十勝川温泉街、広大な十勝平野、日高山脈の山並みが一望できます。十勝平野の美しい夕陽を眺められるスポットとしても有名なので、日の落ちる時間帯に訪れるのもオススメです。広大な芝生でペットと散歩をしたり、遊具で子供を遊ばせたり、十勝平野の絶景を眺めたり……。移動と観光の繰り返しで疲れがたまったら、「十勝が丘公園」でゆったりと流れる時間を過ごして、心と体をリフレッシュしてください。

(データ)

名称 十勝が丘公園

住所 北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目

電話番号 0155-42-2111(音更町役場街路公園係)

開設期間 通年

駐車場 50台(無料)

https://www.tokachigawa.net/sightseeing/tokachigaoka.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【屈斜路湖 砂湯】砂浜を掘ると温泉が湧き出すユニークなスポットで手作り足湯につかりながら絶景を楽しむ


北海道・道東エリアの「屈斜路湖」は、日本最大のカルデラ湖。そんな屈斜路湖でもっとも人気の高い観光スポットが、湖の東側を通る道道52号沿いにある「砂湯」です。大型キャンピングカーでも安心して利用できる広い無料駐車場にクルマを止めると、目の前に砂浜とコバルトブルーの湖面が広がります。

「砂湯」というネーミング通り、このスポットの最大の特徴は、砂浜を掘ると温かい温泉が湧き出すことです。屈斜路湖砂湯の看板から続く湖畔の砂浜を10cmほど手で掘るだけで、リウマチ・やけどなどに効く単純温泉に触れることができ、即席の手湯・足湯を楽しむ観光客の姿があちこちで見られます。頑張り次第では、体ごとつかれる露天風呂を作ることも可能。子供はもちろん、大人も童心に帰って楽しめるスポットです。

夏の屈斜路湖は、湖水浴の名所としても知られています。海水浴と違って、遊んだ後にベタベタしないのが湖水浴のメリット。サマーシーズンになると、子供連れのファミリーが湖で楽しそうに泳ぐ姿が多く見られます。冬の屈斜路湖は、オオハクチョウの撮影スポットとして人気です。真冬になると屈斜路湖の湖面は凍結しますが、温泉が湧き出る砂湯周辺は水温が高く厳冬期でも凍らないので、渡り鳥のオオハクチョウがシベリアから越冬のために集まってきます。屈斜路湖の大自然とオオハクチョウの群れが織りなす美しい風景は、日本全国の写真家のみならず、海外の写真家からも注目されています。

湖畔にはお土産選びや食事ができるレストハウスのほかに、キャンプ場「RECAMP砂湯」もあります。残念ながらオートキャンプ(車両の乗り入れ)はできませんが、キャンプサイトは目の前に湖を望む最高のロケーション! たまにはキャンピングカー泊ではなく、湖畔にテントを張って湖水浴や温泉を楽しんでみるのも一興です。

 

 

(データ)

名称 屈斜路湖 砂湯

住所 北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖畔砂湯

電話 015-482-2940(弟子屈町役場 観光商工課)

営業時間 24時間

定休日 なし

駐車場 あり(無料)

https://masyuko.or.jp/enjoy/sightseeing/spot/sunayu/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【大雪高原山荘】約10kmの未舗装路を走破した者だけがたどり着ける、手つかずの原生林に囲まれた北海道の秘湯


雄大な大自然が北海道の魅力ですが、ほとんどの絶景スポットは観光地化が進んで常に人でごった返しています。そんな中でも人の手が入っていない豊かな自然と温泉を堪能できるのが、北海道旭川市の大雪山国立公園内にある「大雪高原山荘」です。

観光スポットとして人気の層雲峡から国道273号線を帯広方面に向かって南下すると、大雪湖を少し過ぎたあたりで右手に看板が見えてきます。そこを右折して未舗装の林道を約10km走ると、「大雪高原山荘」に突き当たります。標高1260mにポツンとたたずむ温泉宿は、延々と続くオフロードを走破した者だけがたどり着ける、まさに“秘湯”。山荘の電気は自家発電でまかなわれ、携帯電話も通じません。山荘まで続く林道はキャブコンの2WD車でも走れますが、未舗装路なので4WD車の方がより安心です。道が狭いので、くれぐれも運転には注意してください。

「大雪高原山荘」の営業期間は、1年でわずか123日。冬季は雪で道が閉ざされてしまうので、山荘の営業は6月中旬から10月中旬までの4カ月間のみになります。営業期間中は、宿泊のほかに日帰り入浴も可能となっています。入浴料は、大人900円、子供500円。バスタオルのレンタルやフェイスタオルの販売もしているので、手ぶらで訪れても大丈夫です。毎分150リットルの湧出量を誇る源泉かけ流し温泉は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩などに効果がある単純酸性泉。内風呂のほかに露天風呂もあり、大自然を感じながら秘湯を楽しむことができます。

山荘がある大雪高原温泉は、北海道屈指の紅葉の名所としても知られています。毎年9月中旬から下旬にかけて山荘周辺でも見事な紅葉が楽しめますが、大小10の沼を散策する1周約4時間の「大雪高原温泉 沼めぐりコース」を歩くと、鮮やかな赤や黄色の紅葉が沼の水面に映る絶景を楽しめます。周辺はヒグマの生息地なので、入山前に必ず大雪高原温泉ヒグマ情報センターでレクチャーを受ける必要があります。自然を愛するアウトドア派のキャンピングカーユーザーは、ぜひ一度「大雪高原山荘」を訪れて、素晴らしい紅葉と秘湯を堪能してみてください。

 

(データ)

名称 大雪高原山荘

住所 北海道上川郡層雲峡高原温泉

TEL 01658-5-3818

営業期間 6月中旬〜10月中旬

営業時間 10:30~16:00(日帰り入浴)

入浴料 大人900円・子供500円(日帰り入浴)

駐車場 あり

http://www.daisetsu-kogen.com/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/