【第269回】自分好みの明かりを用意しよう。その1


  

 ※ 改造は自己責任で行われたものです。危険なのでマネはしないでください。

 単4乾電池3本で点灯するLED照明というのは世の中に溢れている。その理由は、大抵のLEDが3.6V点灯だから。乾電池3本直列だと3.6~4.5Vということになるから、複雑なシステムが必要無くなるからだ。それにしても明るい! これをキャンプサイトで利用したいというのが今回のくわだて。

 利用した商品は、みんな大好き100均で見つけた、大きなスイッチそのものがLEDライトになっていて、壁に掛けたり貼り付けて使用できるもの。タッチライトって書いてあるけど、タッチスイッチじゃ無い気もするけどね その構造だと…という感じ。LEDの構造はCOBいわゆる基盤設置タイプで、限りなく平面発光かな? というものが税込110円なら安いなぁと勢い勇んで購入。そのまま利用してもいいのだが、調光ができたら便利だろうなと要らぬ考えが頭をよぎる。

 早速バラしてみると、電流制限の抵抗やダイオードも無い、スイッチのみの直付け配線だった。ちょっと怖さを感じながらも、消費電力が少なければこんなものでもいいのか、とも思う。そこへ、10KΩのボリュームを配線内に組み込み、熱としてエネルギーを捨てるという効率の悪い調光機構を組み込んでみる。

 その結果、最小絞りでこれくらい暗くできた。ボリュームは抵抗値が比例変化するBカーブを利用したが、何となくの感じだと、曲線変化するCカーブの方が良かったかもしれない。というわけで、激安調光機構付き簡易ランタンの完成である。車中泊照明として利用するにはちょうど良いかもしれないと感じた。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com