【第62回】キャンピングカー用に開発された地デジアンテナ。キャブコンのルーフにぴったり。


旅行先でも車内でテレビを見たいなら、アンテナは重要だ。せっかくテレビを装備していてもアンテナの感度が悪ければ映らない。以前のアナログテレビであれば、電波が弱くても、なんとか映像が見えたりしたものだが、地上デジタルになってからは、映るか映らないかがはっきりしている。だから余計にアンテナの性能が重要になるのだ。

DIAMOND無指向性地デジアンテナDACP-225」はバンテックと第一電波工業が共同開発したキャンピングカー用のアンテナ。高性能受信アンプとブースターを内蔵しているので、電波を安定して受信。しかも無指向性なので、走行中でも電波を受信することができる。

屋外用のアンテナなので車のルーフにつけることになるが、本体の高さは約13㎝で全高を抑えた作りになっているので邪魔にならない。取り付けにはルーフへの穴開け作業、防水のためのコーキングが必要になる。

取り付けビスはサビに強いステンレスを使用したものが同梱され、さらに同軸ケーブル1m、パワーインサーター、パワーインサーター用電源コードが付属している。

アンテナからテレビまでの配線が1m以上になるのであれば、付属の同軸ケーブルでは長さが足りないので、車内配線に必要な長さのF型コネクター付き同軸ケーブルが別途必要になる。その際には同軸ケーブル同士を接続するためのジョイントコネクターも用意しよう。

パワーインサーターには電源が必要になるので、コードをサブバッテリーに接続するなどしてDC12V電源を取る。もしもアクセサリーソケットから電源を取りたいならば、別途ユニバーサルプラグ シガーソケット用(価格:1、080円 ♯172103)を購入。

工具は電動ドリル(穴開け)、プラスドライバー、コーキングセットを用意すれば取り付け可能だ。

キャンピングカーパーツ ♯231058 DIAMOND無指向性地デジアンテナDACP-225

テレビアンテナ
♯231058 DIAMOND無指向性地デジアンテナDACP-225
価格:21,600円(税込)
サイズ:アンテナ部直径223㎜、取り付け部直径145㎜、高さ132㎜
重量:560g
周波数:UHF13~62ch
利得:17dB(±3dB)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第32回】4チューナー+4アンテナで受信感度をアップ!


DACPアンテナシリーズは第一電波工業とバンテックが共同開発した商品群で、自動追尾型BS/CSアンテナや地デジアンテナなどテレビ、アンテナ関連商品をラインナップしている。

そんななか地上波テレビチューナーとして評判がいいのが、MiniB-CASカードを付属したダイバーシティタイプのDACP-AT2×2だ。

家庭で地デジを受信するならば1チューナー1アンテナでも十分だが、移動体のキャンピングカーでの利用では電波が途切れないようチューナーもアンテナも4つずつ用意しておくと万全の体制。

さらにエリア自動切り替え機能搭載なので走行中でも安定した状態で地デジ放送を受信できる。

付属する4本のロッドアンテナは底面がマグネットになっているので、ハイエースなどのバンコンならそのままルーフに取り付け可能。FRPボディの場合は別売りのアース処理用アルミテープを貼ってから、付属の両面テープで固定することで受信感度をキープする。さらにHDMI端子付きなのでフルHDのデジタル高画質が楽しめる。ちなみにHDMI接続をすることで32インチ以上の大画面にも対応可能だ。

本体は薄型のコンパクト設計なのでテレビの裏側など目立たない場所に設置できるのがポイント。別売りのUSBメモリを装着することで簡易録画ができ、自動チャンネルサーチ機能も搭載する。フルセグとワンセグを自動で切り替える機能も付いている。

さらに受信感度を上げたいのならば無指向性アンテナDACP-225(21,600円)をチューナーに接続することができる。接続の際には専用のDACP225&AT2×2用接続ケーブル(2,592円)が必要だ。

DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2

地上波デジタルテレビ用チューナー
♯231063 DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2
価格:36,720円(税込)

【付属品】本体、リモコンセンサーケーブル、電源ケーブル、ロッドアンテナ&アンテナケーブル(5m)×4、リモコン、miniB-CASカード、HDMIケーブル(1.5m)、リモコン用電池×2、アンテナ固定用両面テープ ×4、本体固定用両面テープ ×2

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第14回】角度の違う2枚のアンテナで全国をカバーするBS/CS用アンテナ


旅先でのテレビ放送は市街地であれば地デジでも衛星放送でも問題なく視聴できるところが多いだろう。ところが市街地から遠く離れたキャンプ場などでは地デジの電波は届きにくい。

だから山間部では地デジよりも南西方向の空に障害物がなければ受信できる衛星放送のほうが入りやすい傾向にある。

家庭で使うお椀型の衛星放送アンテナをキャンピングカーに使っている人もいるが、アンテナの方向を固定しないと受信できないので、走行中は視聴できない。

受信するためには旅先で車を止め、ラダーなどに取り付けてあるアンテナを衛星の方向へ向けて合わせる調整が必要だ。

雨の日や夜遅くに車外へ出て調整するのは面倒だし、もともと車用に作られたものではないので、振動を伴う防水などの対策はされていない。

BS/CSアンテナのDACP-452は、ダイヤモンドアンテナとバンテックセールスで共同開発した車載用のアンテナだ。車のルーフに取り付けるための専用品である。

自動追尾式で常にアンテナは衛星からの電波を受信するので、走行中でもBS/CS110°放送を視聴できる。

GPSを使って自車位置を測定。高性能ジャイロセンサーによって自動的に衛星を追尾する。回転モーターは1つなので従来品に比べて音が静かなのも特長だ。

本体裏面はマグネットになっているので、ハイエースなどのワンボックス車のルーフにはそのままのせるだけでしっかりと固定される。キャブコンのルーフの場合は穴を開けて固定が必要だ。ブースター、5mの同軸ケーブルを付属する。
※全国対応版(沖縄、一部離島を除く)

DIAMOND 自動追尾型BS/CS110° フルオートアンテナDACP-452

BS/CSアンテナ
♯231062 DIAMOND 自動追尾型BS/CS110° フルオートアンテナDACP-452
価格:216,000円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第2回】リヤラダーに取り付けできるコンパクトな地デジアンテナ


キャンピングカーで旅に出かけても家庭と同じようにテレビを見たいという人は多いはずだ。毎日欠かさずに見ている朝ドラや、バラエティー番組、ニュースもチェックしたいだろう。

テレビは家庭用のものを車に持ち込めばいいが、問題になるのが「アンテナ」だ。家庭用の地デジアンテナは魚の骨のような形をしていて、サイズも大きいものがほとんど。仮にこれを車に付けても、そもそも車載用に考えられていないので、衝撃や振動に弱い。

また家の屋根を見ると分かるが、テレビの電波が発信されている方角を指して、みんな同じ方向を向いている。いわゆる指向性のアンテナなのだ。

たとえば大きさと強度には目をつぶり、この指向性アンテナをキャンピングカーに取り付けるとどうなるか?

キャンプ場や車中泊場所に到着したら、まずはテレビ電波の方角を確認。そしてアンテナの向きを調整する。そうしないとテレビが視聴できない。これは面倒。そこで車載用としてはどの方向から電波がきてもキャッチできる無指向性のアンテナが便利だ。

さらにキャンピングカーの場合だとルーフ上に取り付ける場合が一般的だが、アンテナ固定のためにルーフに穴を開けることになり、雨水対策のコーキング作業も必要になる。

そこで気軽に取り付けたいのならば、2016年2月に発売になった無指向性の地デジアンテナDACP-115をお薦めしたい。

取り付けはルーフキャリヤやリヤラダーなどパイプ部分にU字ボルトで固定するだけ。パイプが縦でも横向きでも本体が上を向くように角度が調整ができる。小型軽量タイプで取り付け場所を選ばないというのがいい。

これまでフィルムアンテナなどを使っていて電波の入りが悪かった人の買い換えとしてもお薦めだ。

無指向性 地デジアンテナ DACP-115

・関連リンク

無指向性 地デジアンテナ DACP-115
価格:18,500円(税別)
※6mのケーブルを付属

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp