【十勝岳望岳台】標高930mから十勝岳連峰と美瑛・富良野の大パノラマを一望できるビュースポット


北海道のほぼ中心に位置する美瑛エリアは、隣接する富良野エリアと肩を並べる人気観光地です。美瑛エリアに点在する観光スポットの中でも、とくに人気を集めているのが「白金青い池」ですが、そこから少し足を延ばした場所に絶景スポット「十勝岳望岳台」があります。アクセスは、JR美瑛駅からクルマで約30分、白金青い池からクルマで約10分。白金青い池とセットで、ドライブと絶景スポット巡りを楽しむのがオススメです。

新得町・美瑛町・上富良野町にまたがる標高2077mの十勝岳は、大雪山国立公園内にある十勝岳連峰の主峰で、日本百名山にも数えられています。十勝岳中腹の標高930m地点にある「十勝岳望岳台」は、勇壮な山々を一望できるビュースポット。晴れていれば、十勝岳や北海道最高峰の旭岳、美瑛岳、美瑛富士、上富良野岳などを間近に眺められ、美瑛市・旭川市・富良野市を眼下に望むことができます。

望岳台の看板があるビュースポットまでは、駐車場から歩いてすぐ。スニーカーなら問題なく歩けますが、地面がゴツゴツしているので小さな子供連れのファミリーは転ばないように注意しましょう。周辺には、1周1.1km(約45分)の遊歩道が設けられていて、春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉と、季節によって移り替わる素晴らしい景色を楽しむことができます。

とくに、秋の紅葉は素晴らしく、9月下旬~10月上旬になると、十勝岳連峰の裾野に広がるハイマツ、シラカバの美しい紅葉をひと目見ようと、多くの観光客が集まってきます。初冠雪の貴重なタイミングを狙えば、紅葉と雪が織りなす幻想的な風景を楽しむことも可能です。白金エリアを観光で訪れた際は、少し足を延ばして「十勝岳望岳台」から眺める絶景をぜひ堪能してみてください。

 

(データ)

名称 十勝岳望岳台

住所 北海道上川郡美瑛町白金

電話番号 0166-92-4378(美瑛町観光協会)

営業期間 4月下旬~11月上旬(冬期閉鎖)

駐車場 50台(無料)

https://www.biei-hokkaido.jp/ja/facility/mt-tokachi-obesevatory

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【蘭越町交流促進センター雪秩父】7つの露天風呂からニセコの山々を眺められる穴場の日帰り温泉施設


1年を通して北海道の大自然を満喫できる観光リゾート地・ニセコは、古くから温泉地としても知られています。倶知安町、ニセコ町、蘭越町の3町にさまざまな泉質の温泉が点在しており、日帰り入浴が可能な施設も多いので温泉巡りも楽しむことができます。

そんなニセコエリアでオススメなのが、蘭越町にある湯元温泉「大湯沼」の目の前にある、源泉かけ流しの日帰り入浴施設「蘭越町交流促進センター雪秩父」。ニセコの中心部からニセコパノラマライン(道道66号)をクルマで20分ほど登った場所にあり、観光地や駅の周辺にある温泉施設と比べて秘境感満点です。

泉質は、北海道屈指の濃厚な硫黄泉。男風呂と女風呂を合わせると7つの露天風呂があり、雄大なニセコの山々をバックに良質な温泉を堪能することができます。冬期間も営業しているので、雪景色を眺めながら露天風呂にゆっくり浸かれるのも魅力のひとつ。雰囲気、ロケーション、泉質のすべてにおいて、言うことなしの満足度です。

 

浴室にはリンスインシャンプーとボディソープが備えられ、レンタルバスタオル(300円)やフェイスタオルの販売(250円)もあるので、ニセコ観光の途中でふらっと立ち寄る際にも便利。建物内には、無料の休憩所や食堂も完備されています。

施設の目の前にある「大湯沼(おゆぬま)」は、観光スポットとしても有名な場所です。周囲には白い湯気と硫黄のにおいが立ち込め、沼底から出た120℃の噴気ガスで加熱された約60℃の源泉は、「雪秩父」をはじめニセコ湯本温泉の旅館や入浴施設に供給されています。1周約300mの散策路も整備されているので、日帰り入浴とセットで「大湯沼」の観光も楽しんでみてください。

 

 

(データ)

店舗 蘭越町交流促進センター雪秩父

住所 北海道磯谷郡蘭越町字湯里680番地

TEL 0136-58-2328

営業時間 10:00~19:00(冬期間の平日は正午から)

定休日   火曜(火曜が祝日の場合は翌日)

入浴料 大人700円・小学生300円

駐車場 あり

https://www.town.rankoshi.hokkaido.jp/administration/tourism/detail.html?content=285

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

幻想的な夕景を味わえる 最北の町・稚内の絶景スポット


日本最北の町・北海道稚内市の北側にあるのが、稚内エリア屈指の景勝地として知られる「ノシャップ岬」です。本土最東端にあたる北海道根室市の「納沙布(のさっぷ)岬」と名前が似ていますが、こちらは「ノシャップ岬(野寒布岬)」。「波の砕ける場所」「岬がアゴのように突き出たところ」を意味するアイヌ語の「ノッ・シャム」が、その語源となっています。

日本最北端の宗谷岬と対峙する形で、日本海から宗谷湾を区切る「ノシャップ岬」は、稚内駅前から道道254号線を北側に4kmほど走った場所にあります。北防波堤ドーム、道の駅わっかない、稚内森林公園キャンプ場などの観光スポットからも近いので、稚内エリアを訪れた際はぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。

「ノシャップ岬」からは、利尻島や礼文島が一望でき、空気の澄んだ日には海を挟んで北側にロシア・サハリンの島影を望むことができます。岬の目の前に広がる雄大な景色は、まさに最北の町ならではのスケール感! とくに夕暮れ時は、ノシャップ岬がもっとも美しく映える時間です。日本海の水平線に夕日が沈みだすと、岬のシンボルであるイルカのモニュメントが鮮やかなオレンジ色に染め上げられ、言葉を失うほどの幻想的な光景に出会うことができます。

周辺には、ボリューム満点の海鮮丼を味わえる有名店「樺太食堂」をはじめ、幻の魚イトウをはじめとする北方系の魚たちが大回遊水槽で群遊する「ノシャップ寒流水族館」、日本第2位の高さを誇る「稚内灯台」、天体観測や南極観測の資料を展示した「青少年科学館」など魅力的なスポットが点在しています。最北の町・稚内市を訪れた際には、ぜひほかの観光地と併せて「ノシャップ岬」に足を運んでみてください。

(データ)

名称 ノシャップ岬

住所 北海道稚内市ノシャップ2

電話 0162-23-6161(稚内市役所)

駐車場 無料

https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/noshappumisaki.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

帯広と釧路の中間点にある 格安の電源付きオートサイト


北海道十勝郡浦幌町の国道38号線沿いにある「道の駅うらほろ」。その裏手に広がった「うらほろ森林公園」は、総面積120ヘクタールの広大な冒険王国です。豊かな緑にあふれた場内には、オートキャンプ場、バーベキューハウス、パークゴルフ場、フィールドアスレチック、遊歩道、芝生広場など、子供から大人まで1日では遊びきれないほどの充実した施設がそろっています。

キャンピングカーの宿泊場所としては、公園内にある「うらほろ森林公園オートキャンプ場」がおすすめ。釧路と帯広の中間地点に位置しているため、どちらに行くにもアクセスが良く、観光のベース基地としても利用価値が高いキャンプ場です。ゆったりと区画されたオートサイトの自然豊かなロケーションも魅力ですが、最大のポイントは1泊2000円という格安の利用料金。20区画のオートキャンプサイトにはそれぞれにAC電源が完備されていて、追加料金なしで自由に使用することができます。

キャンプ場から歩いてすぐの場所にはターザンロープなどの遊具を完備したアスレチック広場や水遊び場があり、子供を遊ばせるのにもピッタリ。キャンプ場から展望台まで続く遊歩道、18ホールのパークゴルフ場(利用料無料。用具一式レンタル料100円)、1万5000平方メートルの広大な芝生広場など、北海道の大自然を感じながら思いっきり遊べる施設が充実しています。

1泊2000円の格安料金でAC電源が使用でき、安心してキャンピングカーで泊まれるだけでも利用価値は十分。原則的にゴミは持ち帰りですが、管理棟で有料ゴミ袋を購入すれば回収してもらうことも可能です。隣接した「道の駅うらほろ」で地元の新鮮な農産物や海産物を購入できるほか、コンビニや銭湯なども近く、利便性も言うことなし。キャンプを楽しむ場所としてだけでなく、観光のベース基地としても快適に利用できる穴場的スポットです。

 

(データ)

住所 北海道十勝郡浦幌町東山町22

電話番号 015-576-3455(現地管理棟/8:30~19:00)

開設期間 4月下旬~10月下旬

営業時間 チェックイン14:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) カーサイト2000円(AC電源付き)

※ペット不可、ゴミ処理可(有料)

http://www.lers.co.jp/parks/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

森と川に囲まれた 大自然のフィールド


札幌市街から1時間半ほどの場所にある北海道当別町の「道民の森」は、日本最大規模の森林総合利用施設。当別町と月形町にまたがる圧倒的スケールの広大な敷地が6つのエリアに分かれていて、キャンプや日帰りBBQ、川遊び、釣り、陶芸・木工体験など、大自然の中でさまざまなアクティビティを楽しめます。

広大なエリアには趣の異なるキャンプ場が4か所に設置されていますが、なかでもお勧めなのが、一番川地区にある「一番川オートキャンプ場」です。携帯電話もつながらない深い森の中にあり、最寄りのコンビ二やスーパーまでは山を下りて約20kmも走らなければいけませんが、そんな不便さもこのキャンプ場らしい魅力のひとつ。札幌からそんなに離れていない場所にもかかわらず、北海道ならではの大自然を思いっきり体感できる最高のフィールドです。

ところどころに大木が残った広大なフィールドには、50台分のオートサイトがひらかれていて、各サイトには流し台と木製テーブルが完備されています。10×10mの広々とした区画と、混んでいても周囲のキャンパーが気にならない絶妙なサイトレイアウトで、雄大な自然に囲まれながらゆったりとした気持ちでキャンプの醍醐味を味わうことができます。

キャンプ場に隣接した自然の中の遊び場「体感の森」を探検したり、昆虫採集をしたり、キャンプ場のすぐ近くを流れる一番川で川遊びや釣りをしたりと、大人も子供ものびのびと遊べる環境が整っているのも、このキャンプ場の大きな魅力。管理棟には、キャンパーが利用できる無料の岩風呂もあり、ファミリーでも快適に過ごせます。

携帯電話もつながらない山の中で、北海道ならではの大自然を味わいながら、ゆっくりと流れる時間を過ごす。そんなキャンプライフに憧れている人にぜひ味わってもらいたい、不便さと快適さのバランスがとれた理想的なオートキャンプ場です。

 

(データ)

住所 北海道石狩郡当別町字青山奥二番川

電話番号 0133-22-3911(道民の森管理事務所)

開設期間 5月下旬~9月下旬

営業時間 チェックイン14:00~、チェックアウト~翌12:30

料金(1泊) カーサイト5000円

※ペット不可、生ごみ以外ゴミ持ち帰り

https://dominno-mori.org/stay/stay-ichibangawa/#auto-camping

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/