【メルヘンの丘】広大な畑と青空が織りなす のどかで美しい田園風景


北海道の大きな魅力は、他のどの観光地とも違う日本離れした雄大な景観と、国内耕地面積の4分の1を有する一大農業地帯ならではのスケールの大きな田園風景です。そうした絶景を堪能できるスポットは道内各地に点在していますが、今回紹介するのは網走市大空町女満別にある「メルヘンの丘」。道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」からクルマで3分ほど(約1.3km)の場所にある、人気のビュースポットです。

童話やおとぎ話から抜け出してきたようなのどかで美しい田園風景が、「メルヘンの丘」の最大の魅力です。丘の上に植えられた7本のカラマツと、緩やかな丘陵地に連なるじゃがいも畑が一体となって、北海道らしい穏やかな田園風景を作り出しています。

その美しい景観から、故黒澤明監督の映画「夢」のロケ地として使用されたこともあり、観光シーズンになると、畑と空が織りなす北海道らしい田園風景を求めて、国内外から大勢の観光客が訪れます。

時間帯や季節によって異なる表情を見せてくれるのも、「メルヘンの丘」の特徴です。日中は一面の青空と丘陵地が鮮やかなコントラストを見せ、夕暮れ時には真っ赤な夕焼けが丘陵地を染め上げます。6月下旬から7月中旬はじゃがいもの花と麦の出穂、7月中旬から8月中旬はコンバインによる刈取風景、そして冬になると真っ白な雪が丘陵地を覆い尽くす神秘的な風景へと様変わりします。

国道39号線沿いにあるのでアクセスしやすく、ビュースポットに沿って無料の駐車スペースや休憩用のベンチも完備されています。「博物館 網走監獄」や「北海道立オホーツク公園」など、網走エリアの主要な観光スポットからもクルマで15分程度の距離なので、網走エリアを訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。

 

(データ)

住所 北海道網走郡大空町女満別昭和

入場料金 無料

駐車場 無料

問い合わせ 0152-74-2111(大空町役場)

http://www.town.ozora.hokkaido.jp/docs/2014111300193/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【幾寅駅(幌舞駅)】ノスタルジックな駅舎で 映画の中にタイムスリップ


北海道南富良野町にあるJR北海道・根室本線の「幾寅(いくとら)駅」は、静かな町にぽつんと佇む無人駅です。実はこの駅は、1999年に上映された故・高倉健さんの主演映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として使われた“知る人ぞ知る”スポット。テレビドラマ「北の国から」のロケ地「麓郷(ろくごう)」と並ぶ「富良野の2大ロケ地」として、映画公開から20年以上経った今でも多くのファンが訪れています。

ノスタルジックな雰囲気が漂う木造駅舎は、映画の撮影に伴ってレトロ調に改装されたもの。駅舎正面には、劇中で使用された「幌舞(ほろまい)駅」の看板が大きく掲げられ、「鉄道員(ぽっぽや)」の世界観を演出しています。

駅舎内にある見学無料の「展示コーナー」には、主演の高倉健さんが身に着けていた本物の衣装や映画撮影時のスチール写真、出演者の色紙など、当時の貴重な資料を多数展示。改札を抜けて単線の小さなホームに立ち、南富良野の自然の中を一直線に走る線路を眺めていると、まるで映画のワンシーンにタイムスリップしたような不思議な感覚を味わうことができます。

駅舎の周辺には、映画のロケで使用された「だるま食堂」や「ひらた理容店」などのセットも、そのまま残されています。その横には、映画に登場した「キハ40形気動車」(2005年廃車)の姿も……。木造駅舎や周辺の建物が織りなすノスタルジックな佇まいが、訪れる人々を温かい気分にさせてくれます。

「幾寅駅(幌舞駅)」へのアプローチは、富良野市街からクルマで40分ほど。「道の駅南ふらの」や「かなやま湖」のすぐそばにあるので、観光や移動で周辺を訪れた際は、ぜひ「幾寅駅(幌舞駅)」に立ち寄って、映画「鉄道員(ぽっぽや)」の世界観を感じてみてください。

 

(データ)

住所 北海道空知郡南富良野町幾寅

http://www.minamifurano.jp/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【ニセコサヒナキャンプ場】自然の中で焚き火を楽しめる 通年営業のキャンプ場


羊蹄山(標高1898 m)とニセコアンヌプリ(標高1308 m)の雄大な山容を間近に望む北海道・ニセコ町は、豊かな自然を味わえるスポットとして人気の高いエリアです。尻別川のラフティングやキャニオニングなどのアウトドア体験のほか、雪質抜群のスキー場も充実していることから、1年を通して国内外から多くの観光客が訪れます。

「ニセコサヒナキャンプ場」は、そんなニセコエリアにある民営の老舗キャンプ場。テントサイト15区画、カーサイト9区画のこじんまりとしたフィールドですが、自然豊かなロケーションと静かにキャンプを楽しめる雰囲気の良さから、道内はもちろん本州からも多くのキャンパーが訪れる、道央エリア屈指の人気キャンプ場になっています。

オーナーがコツコツと作り上げたフィールドは、豊かな緑に囲まれた落ち着きのある雰囲気が特徴です。最大の魅力は、テントサイト、カーサイトのすべてに石を並べて作った焚き火用の炉が完備されていて、直火で焚き火を楽しめること。北海道では焚き火自体を禁止しているキャンプ場が多く、ましてや直火OKのフィールドとなると数えるほどしかありません。そのため、キャンプ場には「ゆっくり焚き火をする」ことを目的としたリピーターが、季節を問わず訪れます。

北海道では珍しい通年営業のキャンプ場なので、ウインターシーズンに雪中キャンプを楽しむことも可能です。雪が積もった静寂のキャンプサイトで、焚き火の揺らめく炎を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を過ごす……。このキャンプ場なら、アウトドア好きが一度は憧れるそんなシチュエーションを、リアルに体験することができます。

大自然に囲まれた静かなフィールドで“キャンプ本来の楽しみ”を味わえるのが、「ニセコサヒナキャンプ場」の大きな魅力。「北海道でしかできない極上のキャンプを体験してみたい」というアウトドア派のキャンピングカーユーザーは、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

(データ)

住所 北海道磯谷郡蘭越町字湯里224-19

電話番号 0136-58-3465

開設期間 通年

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 利用料:大人1000円・4歳~小学生700円+カーサイト:3000円

※ペット可、ごみ持ち帰り(生ゴミのみ処理可)

https://sahina-camp.com/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【麓郷展望台】富良野の大自然を一望する 穴場の絶景スポット


北海道の富良野は、穏やかな田園風景やスケールの大きな花畑を満喫できる人気観光スポット。なかでも、とくに豊かな自然を味わえるのが麓郷(ろくごう)地区です。

地名を聞いてピンとくる方もいるかもしれませんが、麓郷は名作テレビドラマ「北の国から」の舞台となった場所です。今回紹介するのは、そんな麓郷地区の高台にある「麓郷展望台」。ガイドブックにはあまり載っていない、穴場的な絶景スポットです。

無加水ジャムで有名な「ふらのジャム園」の横を過ぎて、一方通行路を道なりに登っていくと、「ふらのジャム園」の共済農場敷地内にある「麓郷展望台」にたどり着きます。

丘の上に建つ展望台からは、大自然に囲まれた麓郷一帯が一望できます。そこから眺める穏やかな景色は、多くの人が思い描く富良野・麓郷のイメージそのもの! 遥か彼方まで続く豊かな農村風景は、いつまで見ていても飽きないほどの素晴らしさです。

富良野エリアには、ラベンダーをはじめとする花の名所が数多くありますが、実はこの「麓郷展望台」も春から夏にかけて色とりどりの花々が咲き誇る、隠れた名所になっています。

展望台の周辺には、カラフルな花々が直線的に植えられた「レインボーロード」や、開放的な空間にサークル状に花々が植えられた「彩りの広場」など、見どころがいっぱい。季節によって楽しめるラベンダー、バーベラ、シャクヤク、コスモスなどの花々と、牧草ロールや古いトラクターが織りなす景色は、どこを撮っても絵になる美しさです。

展望台の前には、大型バスも入れる広々とした駐車場が確保されているので、大きなキャンピングカーでも安心。穴場の展望台で麓郷一帯の雄大な景色を堪能したあとは、ぜひ「ふらのジャム園」にも立ち寄ってみてください。

 

(データ)

住所 北海道富良野市東麓郷3

入場料金 無料

営業時間 9:00~17:30

定休日 11月中旬~3月下旬は積雪のため通行止め

駐車場 100台(無料)

問い合わせ 0167-29-2233(ふらのジャム園共済農場)

https://www.furanojam.com/scenery/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【太田山神社】断崖絶壁に本殿がある “日本一危険な神社”


北海道には一度は訪れてみたい魅力的な観光スポットが数えきれないほどありますが、今回はガイドブックには載っていない「裏スポット」を紹介します。それが、道東エリアの日本海沿い、北海道久遠郡せたな町にある「太田山神社」です。嘉吉年間(1441~1443年)に創立された北海道最古の山岳霊場ですが、実はここは「日本一危険な神社」としても知られています。

日本一危険と言われるゆえんは、太田山の中腹、標高約330m付近にある本殿までの参拝ルートにあります。道道740号線沿いにクルマを止めて大きな鳥居をくぐると、斜度40度の急勾配の階段が空に向かって一直線に伸びています。足を踏み外したら大事故になるので、上から吊るされたロープを頼りに慎重に登っていきます。石段を登りきると、しばらくは山道が続きます。補助ロープが設置された急勾配の山道は、参拝ルートというよりは完全に「登山道」の領域です。ここを訪れるときは、登山装備を整えてくるのがマスト。サンダルなどの軽装のまま軽い気持ちで登るのは、絶対にNGです!

参拝コースのクライマックスは、断崖絶壁の岩穴にある本殿へのアプローチ。本殿のある絶壁に向かって幅1mの細い鉄橋を慎重に渡り、上からぶら下がった鉄の鎖を頼りに90度の絶壁を登りきると、ようやく小さな岩穴内の本殿にたどり着きます。本殿周辺からは、太田山の急峻な山肌と日本海、水平線に浮かぶ奥尻島が一望できるので、無事参拝を済ませた後は、目の前に広がる絶景をゆっくり堪能してください。

難ルートをクリアした人だけが、本殿を参拝できる太田山神社。鳥居から本殿までの一般的な所要時間は、登り80~100分、下り50~70分程度。軽い気持ちで登るのは決してお勧めしませんが、登山経験があり体力に自信のある人は、登山装備をしっかり整えてから自己責任でチャレンジしてみてください。

 

(データ)

住所 北海道久遠郡せたな町大成区太田17番地

電話 0137-84-5111(せたな町役場)

駐車場 鳥居周辺に駐車スペース有

https://www.town.setana.lg.jp/otajinja/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/