【第204回】驚きっ! ダイネット空間にプロジェクター革命起る⁉


もともと、キャンピングカーの中で使うスピーカーとして、アンカー社のサウンドコア2という商品を載せっ放しにしており、モノラル再生ではあるがその臨場感に大満足していた。そのサウンドドライブはそのままにプロジェクターを搭載、さらにバージョンアップして光量がANSIで200lmと倍増されたものが登場し、気になってしょうがなかった。

ただ最近では、低価格で高性能なほぼポータブルと思われる製品が多い中、5万9800円という価格がおもちゃで手に入れるには個人的なハードルが高かった。

気になった理由、それはダイネットの真横にはたいていウインドウスクリーンがあり、その色はほぼホワイト系で反射率の高いもの、オマケに縦横比がTVモニターに似ているから。コレなら、取り付け位置強度を確保する必要もないし何しろ軽量、普段使っていないデッドスペースも有効活用。HDMI入力端子がついているので、モニターとしての機能も十分と考えていたのである。

悶々としていたら偶然サンプルが手に入ったので早速テストしてみると、昼間でもスクリーンを下げた状態でバッチリ。角度による台形の補正や焦点調整などもほぼ自動で手間入らず。スクリーンの反対に位置するダイネットの端に置くだけで、快適視聴空間の完成だ。もちろん音はご機嫌。

最新Android9.0TVの使い勝手に苦労しキーボードやマウスが使えることを確認し、裏ワザでもgoogle chromeがインストールできない事でガッカリしつつ、三脚穴が有るのをいい事に帳が落ちたら屋外に持ち出してみた。スゴイ、横幅2m位までなら問題なく使える。720pのHD映像で
はあるが、十分な品質である。

気になったのは、半日ほどスマホのテザリングでネット接続し楽しんでいたのだが、どうやらマルチタスクのためかバックグラウンドでも映像を落としているようで、6.5GBほどアッという間に達し通信速度制限に。一括終了するすべがないようなので、モバイルで使用する場合はその手の
ソフトは終了する手間が必要そう。

一通り確認が終わり、本来の目的である映画鑑賞などしてみる。もうその時はシェードの枠をはるかに飛び越し壁いっぱい、ついでに周辺サイトに誰もいない事を確認しつつ大音量。色温度も3段階設定できるので、それほどおかしなイメージにも至らず、結果ご機嫌。

というわけで、周辺サイトに人が居てもいつでも大音量、さらにはステレオで楽しめるよう、Bluetoothヘッドホンを購入したのは言うまでもなし。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com