FI-S1503Aインバーター1500W

【第16回】車内でAC100Vを使うためインバーターを装備しよう


家庭用の電気製品を車の中で使うとき、たとえば、車内で携帯電話の充電をするときにはインバーターが必要だ。車のバッテリーで使われているDC12VからAC100Vへ変換するのがインバーターの役割。

このインバーター、使う電気製品の消費電力に応じてその容量を選ぶ。キャンピングカーパーツセンターでは125Wから3000Wまで幅広く取り扱っていて、携帯電話やパソコン用ならばアクセサリーソケットに接続する125Wのインバーターでもいいが、消費電力の大きな家電製品を使うならば大容量タイプを選ぶ。

キャンピングカーに装備されているのは1500Wが多く、いってみればスタンダードな容量。1500Wあればドライヤーや電子レンジも動かすことができ、たいていの家電製品に対応が可能だ。

またインバーターには、サイン波(正弦波)と疑似サイン波タイプの2種類があって、価格が安いのは疑似サイン波タイプ。

しかし、疑似サイン波の場合だと、パソコンなどのデジタル機器が正常に動かない場合や、蛍光灯のコイルの温度の上がり過ぎたり、電気毛布が使えないことなどがあるので、正弦波のインバーターがお薦め。

また1500W程度のインバーターを使う場合、ただ単純にインバーターを装備すればいいだけではない。サブバッテリーの増設、またサブバッテリーの充電器など周辺機器も必要になってくる。

インバーターの容量が大きくなれば筐体のサイズも合わせて大きくなり、放熱対策も必要なので取り付け場所にも気を使う。インバーターさえあればすぐに電子レンジが使えるようになるわけではないので注意しよう。

FI-S1503Aインバーター1500W

サイン波インバーター
♯192115 FI-S1503Aインバーター1500W
価格:112,800円(税抜)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp