もはや手に入らない、それでいてやたら今人気があり代替すら出来ないお気に入りのペトロマックス・ランタン。大きさが小型で手頃、それでいて明るさが十分でメッキ仕様なので反射もキレイ。磨く悦びもあり、取り立ててキャンプ生活で不満を持っては居ない。
たまに天幕につるして利用するとき、もっと下向きに反射してくれるといいのになと思っていて、ガスコンロに取り付けるアルミホイルのカバーなどを結構使い捨てで利用していた。そんなとき、100 均で薄いステンレス製の鍋蓋を見つけ、利用できないかと妄想。 もう少し大きければ良さそうと予想するが、そこは我慢。
早速取り付け位置をダンボールで型取り。
現物合わせで切り取った型を見てみると、煙突直径部分は径6センチと少しでちょうど良さそう。ギリギリのサイズで切り取ったため、このままでは装着するとキッチリもしくは干渉してはまらないだろうことは容易に想像できる。
制作した雌型をベースに、コピー用紙か何かに写し取り、良さそうな形状に修正してく。
写し取った型を切り出し雄型とし蓋に貼る。鍋蓋には中心に取っ手があるので、その①
に切り出した雄型の中心をはめ込めばちょうどいい感じだ。
ドリルなどを使い穴を開け、そこから金切りばさみでチョコチョコ切り出し。ステンレス板が薄いことが幸いし気軽に作業が出来るのが利点だが、切り口がメチャクチャ危ない状態になるのできちんとヤスリやサンダーをかけておいたのは言うまでもなし。
穴が開いたら、金床の上で金槌を使って板金、ちょうど良さそうな形になるまで叩いて
みた。もちろん薄い金属なので作業は簡単で、ものによっては叩かないでも変形が可能だ
ろう。ただ縮ませる作業はなく延ばすばかりなので、あまり強く叩かずに少しずつ変形さ
せ歪みを抑えるのがコツと言えばコツ。
下から見てみる、湾曲した反射鏡が下方に光を集めるのにちょうど良さそうである。は
めてみると、意外にランタンとの大きさバランスが良さそうなのはラッキーだった。