【第277回】焚き火をしに出掛けようよ


 今年になってからの、各種100均キャンプグッズの拡充がスゴい。さらに空前のメスティンブームが続く中、100均でも次々とリリースされるソレを今年初めて手にした人も多いのでは? ただ、普段どう利用しようかと言っても、お弁当箱代り? くらいしか思いつかない。それはちょっともったいない。 このメスティンなるアルミ箱、キャンプでラフに使ってナンボっ! な道具でもあるので、焚き火にちょうど良い季節になった今、軟弱な家庭のキッチンから飛び出し熾火に放り込んで見た。中身は前日のあまり塩鮭を放り込んでご飯を炊いているだけだけどね。

 せっかく焚き火を楽しむなら、着火作業から楽しんじゃうのが手。今回用意したのは、着火用に脱脂綿や麻紐を解し綿状にしたもの。フェザースティックにした木端、そしてファイアースターター。 特に説明はいらないと思うが、コレらでチャチャっと火を起こせれば、周辺でキャンプしている人々から羨望の的になること間違いなし、というアイテムでもある。

 薪の用意は着火前に済ませておく。家族一食分焚き火で料理するなら、見ての通りの量で事足りると思う。ボーボー燃やすのはたしかに楽しいに違いないが、火をコントロールして効率良くこなしたい感じ。その方が後始末だって確実だし。木端や樹皮なども用意し、火を強めたいときや太い薪を足したい時などにすぐに投入出来るようにしておこう。

  というわけで、楽しくシャケ炊き込みご飯を美味しくいただき、家庭のガスコンロで軟弱な見た目だったスキレットが、たくましいアウトドアのたたずまいに成長。いや、コレ本当に楽しい。

 

 さて焚き火にメスティンという組み合わせ、楽しさ倍増間違いなしなのだが、それとは別にメスティン支持派が以前から切望するフッ素加工モノ、ついにみんな大好き100均から高額商品として登場…凄いな。でもコレって、流石に炭とか熾火に直で触れてしまう焚き火環境では気を遣っちゃう、加工がはげたら悲しいからね。でも御飯が張り付いたりカレーが纏わり付くこともないので、すごく便利ではあるけどねぇ。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com