前回メスティンブームに乗って手に入れた、テフロン加工されたメスティンは焚き火に放り込むには難があるな、と書いたが、その有効活用を考えてみた。それは、キャンプ場で焼きたてのパンを頂こうという話。
通常パンやパンケーキをメスティンで焼く場合、クッキングペーパーを使って張り付きを防止するのだが、ツルッとスポッと抜けるテフロン加工ならそのままで大丈夫で後片付けも簡単なのではないかと思い実践してみた。 通常自分のキャンプでは朝も米飯なのだが、中にはパンじゃないとダメという人だって居るだろうし、余った時間でチョチョイと出来ちゃうのもそれはそれで楽しいかもしれない。
メスティンに小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩、バター、牛乳を入れ混ぜ、生地を作る。レシピ的にはお好みでどうぞ。
発酵は蓋をしてメスティンを太陽に当てる。黒いのでしっかり温度が上がりふっくらとしてくるのもかなり早いようだ。コレはこのメスティンの構造が効果的に働いている証でちょっと嬉しい。
通常発酵が終わったらガス抜きやベンチタイムなどが施されるが、今回はそのまま焼きに入ってみた。
使う熱源に、メスティンの友である固形燃料も試してみたが火力が高過ぎた。そこでガスコンロで炎を広げ比較的均一に熱が伝わるようにする網製品を使って極トロ火。鉄板を使ってその上で焼いても良いだろう。
焼き上がった瞬間がコチラ。薄力粉でやってみたが十分な仕上がり具合。焼いた肉や野菜を挟めば立派なご飯。もう少し多めに粉を溶いておけば、メスティン内部いっぱいの食パンのようなものができたのではないかと思う。作っていても楽しいので、キャンプ生活の余興にいかがでしょうか。