【元祖 青森のっけ丼】新鮮な旬の魚介をリーズナブルな価格で味わえる食券スタイルのオリジナル海鮮丼


これまで北海道の観光&グルメスポットを数多く紹介してきましたが、今回は北海道クルマ旅に合わせて一度は味わっておきたい、青森のグルメスポットを紹介します。本州から北海道に渡る際は、フェリーの乗船が必須。数ある北海道航路の中でも、料金がリーズナブルで乗船時間が短いのが、津軽海峡フェリー・青函フェリーの「青森~函館」航路です。往復ともにこの航路を利用する場合、青森港に2回アクセスすることになるので、そのどちらかのタイミングでぜひ「青森のっけ丼」を味わってみてください。

JR青森駅から徒歩6分の場所にある「青森魚菜センター(古川市場)」は、1969年に創業した地元の老舗市場。青森港フェリーターミナルからは約5km、クルマで10分もあれば到着できます。市場に駐車場はないので、周辺のコインパーキングを利用しましょう。この市場の名物は、「青森のっけ丼」。案内所で12枚つづりの食事券(2000円)を購入して、最初に食事券1枚を丼ご飯に引き換えます。その後は、市場内の約30店舗で好みの具材と食事券を引き替えながら丼にのせ、自分だけのオリジナル海鮮丼を作ることができます。

「青森のっけ丼」の魅力は、季節ごとに変わる新鮮な旬の魚介を味わえることと、食券制による明朗会計。北海道やその他の地域でも、似たようなスタイルでオリジナル海鮮丼を楽しめるお店はありますが、好きなネタをのせてそのつど会計する、もしくは最後に会計するスタイルだと合計金額を把握するのが難しく、結果的にかなり高額になってしまうこともあります。その点、最初に支払いする食券制なら、券の枚数で選ぶ具材を管理できるので、結果的に安上がりになります。食券は12枚つづりが基本ですが2人で3セット購入して1セット分をシェアすれば、贅沢なオリジナル海鮮丼を作ることも可能です。「青森~函館」航路で北海道クルマ旅をする際は、ぜひ青森魚菜センターに立ち寄って極上の「青森のっけ丼」を味わってみてください。

(データ)

店舗 青森のっけ丼(青森魚菜センター)

住所 青森県青森市古川1-11-16

TEL  017-763-0085

営業時間 7:00~16:00(季節によって変動)

定休日   火曜日

駐車場 近隣のコインパーキングを利用

https://nokkedon.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【トラピスト修道院】四季折々で移り変わる並木道の美しい風景と、濃厚な特製ソフトクリームを堪能


北海道のキャンピングカー旅では、津軽海峡フェリーや青函フェリーの青森~函館航路を利用する人も多いのではないでしょうか。北海道旅の起点となる函館エリアは、観光スポットやグルメスポットがコンパクトなエリアに集中しているので、観光をメインに楽しみたい人にはピッタリです。今回紹介するのは、函館市の中心部から国道228号線を40分ほど走った場所にある北斗市の「トラピスト修道院」。函館観光と併せて、ぜひ一度は訪問してみて欲しい穴場スポットです。

「トラピスト修道院」は、厳律シトー修道会(トラピスト)に属する日本最初の男子修道院。1896年(明治29年)に、フランス、オランダ、イタリア、カナダから来日した9人の修道士たちによって創設された施設です。敷地に入ると、スギとポプラの並木道が修道院に向かって真っすぐに続いています。春は満開の桜、夏は済み切った青空と鮮やかな緑の木々、秋は美しい紅葉、冬は真っ白な雪景色。荘厳な空気の中で、四季折々の美しい風景が訪れた人の心を和ませてくれます。観光は、基本的に外からの見学のみ。修道院内部の見学も可能ですが、男子修道院のため入れるのは男性のみで、事前申し込みが必要となります。

「トラピスト修道院」のもうひとつの大きな魅力は、敷地内の工場で作られた酪農製品の直営売店です。修道院では農耕や牧畜が盛んに行われていて、ここで作られる発酵バターやクッキー、バター飴、ジャムは、北海道を代表するお土産品として人気を集めています。なかでもオススメなのが、トラピストバターを練りこんだソフトクリームにトラピストクッキーが添えられた特製ソフトクリーム(冬期間は販売休止)。ここでしか味わえない濃厚なソフトクリームを求めて、遠方から足を運ぶファンも多いそうです。函館を訪れた際は、ぜひトラピスト修道院まで足を延ばして、美しい並木道と絶品のソフトクリームを堪能してみてください。

 

(データ)

名称 トラピスト修道院

住所 北海道北斗市三ツ石392

電話 0138-75-2108

営業時間(売店) 9:00~17:00(4/1~10/15)、8:30~16:30(10/16~3/31)

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【道の駅おこっぺ】搾りたてのおこっぺ産牛乳を100%使用した、濃厚な味わいのソフトクリームが人気


北海道のオホーツク海沿岸に位置する「道の駅おこっぺ」は、紋別郡興部町(おこっぺちょう)の国道239号線沿いにある道内29番目の道の駅。JR名寄線の廃止に伴って、廃駅となった興部駅跡地に建て替えられた施設です。敷地内には、名寄本線の歴史を展示した興部交通記念複合施設「アニュウ」や、噴水や車輪のオブジェ、芝生広場などがある「ジョイパーク」のほか、ディーゼルカーを改装した休憩・宿泊施設「ルゴーサ・エクスプレス」も完備。開設期間中(5~10月)は無料で利用することができるため、ライダーやチャリダー、徒歩旅行者を中心に人気を集めています。

「道の駅おこっぺ」を訪れた際に必ず立ち寄りたいのが、敷地内にある興部町の特産品販売所「おこっぺや」です。興部町は、北海道の中でもとくに酪農が盛んな地域。「おこっぺや」には、酪農の町・興部の牛乳で作られた乳製品やハム、海産加工品などが豊富にそろっています。一番のオススメは、ミルク感たっぷりの味わいとボリュームが評判のソフトクリーム! 乳脂肪分が高く、濃厚な味わいとコクが自慢のおこっぺ産牛乳を、100%使用しているのがこだわりです。おこっぺ自慢のソフトクリームを楽しむためだけに道の駅を訪れる人も多く、1年を通して大勢の観光客や地元民でにぎわっています。

ソフトクリームと並んで、おこっぺ産ミルク100%の濃厚な「おこっぺアイス」も人気です。朝搾られた生乳をその日のうちにアイスにするのがこだわりで、安定剤・増粘剤などの添加物を一切使用していないので、生乳本来の美味しさをそのまま楽しむことができます。カップアイスなので、キャンピングカーの冷凍庫で保管して後でゆっくり味わうこともできますし、クール便の発送にも対応しているので北海道土産としてもピッタリ! オホーツク海沿いを旅する際は、ぜひ道の駅おこっぺに立ち寄って、酪農王国・興部町の魅力を堪能してみてください。

(データ)

店舗 道の駅おこっぺ(おこっぺや)

住所 北海道紋別郡興部町字興部1322-21

TEL    0158-82-2385

営業時間 9:00~17:00

定休日   月曜日

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【よってけまるとみ】オホーツク海で獲れた新鮮な海の幸をたっぷり味わえる水産会社直営の海鮮食堂


北海道紋別市は、オホーツク海沿岸のほぼ中央に位置する町です。氷点下20度の世界を体験できる「オホーツク流氷科学センターGIZA」のほか、秋は真っ赤なサンゴソウが湖面を埋め尽くす「コムケ湖」、冬はオホーツク海の流氷を砕きながら迫力満点のクルーズを楽しめる「流氷観光船ガリンコ号」など、魅力的な観光スポットが点在しています。オホーツク海沿いを南北に走る国道239号線に面しているので、日本最北端・宗谷岬~網走のドライブの途中で立ち寄るのにピッタリです。

紋別を訪れたらぜひ味わいたいのが、オホーツク海で獲れた新鮮な海の幸。オススメは、紋別市にある水産会社直営の海鮮食堂「よってけまるとみ」です。ランチタイム(11:30~14:30)のメニューは、海鮮丼、いくら丼、鮭の親子丼、帆立の漬け丼などの丼ものをはじめ、ほっけの開き定食、お刺身定食、ツブと帆立のバター焼き定食、ミックスフライ定食などの定食類も豊富に用意されています。各メニューには汁物と漬物が付いていて、ボリュームも満点。刺身や焼き物、デザートなどの単品メニューもあり、オホーツクの新鮮な魚介をたっぷりと味わうことができます。

新鮮な海の幸を使った料理はどれも絶品ですが、オススメは大きくカットされた鮭の刺身といくらがたっぷり載った「鮭の親子丼」(2380円)! 脂がのった鮭の刺身は、とろけるような味わい。プチプチとした食感のいくらは、新鮮さはもちろん味付けも絶妙です。食堂の隣りには水産会社直営の魚介直販店もあるので、獲れたての鮮魚、カニ、干物などのお土産を購入したい人にもピッタリです。

「オホーツク流氷科学センターGIZA」「カニの爪オブジェ」「道の駅オホーツク門別」などの人気観光スポットからクルマで6分ほど(約3km)の場所にありますので、紋別観光の際にぜひ立ち寄って、オホーツク海の新鮮な海の幸を味わってみてください。

 

(データ)

店舗 海鮮食堂よってけまるとみ

住所 北海道紋別市港町6-5-8

TEL 0158-24-1188

営業時間 11:00〜14:30/17:30〜20:30

定休日   なし

駐車場 あり

https://www.facebook.com/marutomi.kani

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【北の国から 純の番屋】テレビドラマ「北の国から」でおなじみの“純の番屋”を再現した羅臼の海鮮食堂


世界遺産登録地域・知床国立公園を有する北海道の知床半島は、北西側が斜里町、南東側が羅臼町に二分されています。知床観光の中心地であるウトロから羅臼までは、知床峠を経由してクルマで約40分。観光客でにぎわうウトロエリアと比べると素朴な印象の羅臼町ですが、野生のクジラやイルカ、シャチを船上から見学できる知床ネイチャークルーズや無料の露天風呂など、魅力的なスポットがたくさんあります。

羅臼に来たら絶対に外せないのは、やっぱり新鮮な海の幸です。海から水揚げされたばかりの魚介類を味わえるお店が、海沿いを走る国道335線の周囲に点在しています。なかでもオススメなのが、道の駅知床・らうすからクルマで2分(550m)の場所にある「北の国から 純の番屋」。雄大な海が目の前に広がるロケーションにポツンと立ったこの海鮮食堂は、テレビドラマ「北の国から2002遺言」の舞台となった建物を再現しているのが特徴となっています。ドラマの世界観が感じられる番屋で食事を楽しもうと、全国から「北の国から」ファンが訪れる人気のスポットです。

目の前に海が広がっているので、天気がよければ海に浮かぶ国後島を眺めながら、羅臼の新鮮な海の幸をふんだんに使った料理を味わうことができます。丼ものメニューは、定番のうに丼、いくら丼、海鮮丼のほかに、黒はも丼が人気です。定食や一品料理のメニューも充実していて、どれを食べても新鮮でおいしい。観光地の海鮮食堂と比べると見た目や盛り付けは良い意味で庶民的な雰囲気があり、丼もの1000円~、定食980円~と、料金も比較的リーズナブルな設定になっています。

お店は国道335線から細い1本道を斜め左に下った場所にあり、建物の前に駐車場も完備されています。羅臼を訪れたら、ぜひ「北の国から」の世界観に浸りながら新鮮な海の幸を味わってみてください。

 

 

(データ)

店舗 北の国から 純の番屋

住所 北海道目梨郡羅臼町礼文町2

TEL 0153-87-5667

営業期間 5~10月

営業時間 9:00~16:00

定休日   不定休

駐車場 あり(15台)

https://kitanokunikara-junnobanya.com/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/