【第136回】インバーターは車内で家電を使うための必需品


キャンピングカーの場合、車内で家電製品を使うシーンがあります。とくに長期間旅に出かける人は、テレビ、ドライヤー、炊飯器、パソコンなど車の中を家と同じ環境にしたくなることが多いようです。

 車内のバッテリーは通常DC12Vで、それをAC100Vへ変換するためにはインバーターが必要になります。

キャンピングカーパーツ ♯192115 サイン波インバーターFI-SU1503A

 インバーターは容量によって種類がさまざまで、家電製品の電気消費量によって選びます。100W前後から3000Wを越えるものまで販売されていて、テレビを見るくらいならば250W程度で十分ですし、ドライヤーや電子レンジを使うのであれば、1500Wの容量があれば対応できます。

 容量が大きくなれば価格も高くなり、キャブコンなどに装備されることの多い1500Wのものは、12万円前後するので装備するのにはちょっと悩んでしまう金額ですね。

 しかもインバーターを装備するには、ツインバッテリー化したり、サブバッテリーの容量をプラスするなどの周辺装備も必要になってくる場合があるので単純にインバーターだけの出費では済まなくなる可能性も。大容量のインバーターさえあればすぐに電子レンジが使えるようになるわけではないので注意してください。 

 インバーターの容量が大きくなれば筐体のサイズも合わせて大きくなり、放熱対策も必要なので取り付け場所にも気を使います。

 キャブコンなど多くの場合は、シート下に装備することが多く、サブバッテリーやインバーターなど電装品が一か所にまとまっていることを確認できます。

 またインバーターにはサイン波(正弦波)と疑似サイン波(矩形波)の2種類があります。疑似サイン波のほうが価格は安いですが電子レンジや電子ポット、パソコンなどで使用できないものもありますから、サイン波タイプをおすすめします。

キャンピングカーパーツ ♯192115 サイン波インバーターFI-SU1503A

インバーター・コンバーター
♯192115 サイン波インバーターFI-SU1503A 12V1500W
価格:121,824円

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp