かなやま湖を見下ろす高台にある快適なオートキャンプ場


日高から国道237号線で富良野方面に向かう途中にあるのが、南富良野町。札幌や苫小牧港フェリーターミナルから富良野観光に向かう際に必ず通るこのエリアには、「道の駅南ふらの」、映画「ぽっぽや」の舞台となった「幾寅駅」、自然豊かな「かなやま湖」などの観光スポットが点在しています。

 

大自然に囲まれたエリアだけあって、もちろんキャンプ場も充実。かなやま湖の湖畔には雄大なロケーションの中でテントキャンプを楽しめる「かなやま湖畔キャンプ場」、湖から少し離れた高台には「かなやま湖オートキャンプ場」があります。

今回紹介する「かなやま湖オートキャンプ場」は、かなやま湖と湖畔キャンプ場を見下ろす、自然の地形を活かして作られた広大なフィールドです。美しく手入れされた芝生のサイトは、AC電源付きのスタンダードサイト(63区画)とAC電源・炊事場付きのキャンピングカーサイト(6区画)の2種類。山の斜面の高低差を利用したキャンプサイトは、混雑時でもプライベート感がしっかり確保されていて、どのサイトを利用しても落ち着いて過ごすことができます。

 

広さは、スタンダードサイトでも十分過ぎるほどで、キャンピングカーを止めて横にタープを設営してもまだまだ余裕があります。さらに、キャンピングカーサイトは、スタンダードサイトの約1.7倍の広さ。管理棟に売店やシャワー(宿泊者無料)、コインランドリーがあるほか、日帰り入浴可能な「かなやま湖保養センター」(入浴料:大人410円、小学生200円)も徒歩圏内にあり、初心者でも快適にキャンプを楽しめます。

かなやま湖まで散歩をしたり、湖で水遊びをしたり、カヤックをしたり、キャンプ場内にあるドッグランで愛犬を遊ばせたり……。大自然の中にあるこのキャンプ場では、雄大な自然を肌で感じながらゆっくり過ごすのがお勧めです。

(データ)

住所 北海道空知郡南富良野町字東鹿越

電話番号 0167-52-2002(現地管理棟)

開設期間 5~9月

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 入場料:大人 830円/小学生410円/幼児無料+サイト料:スタンダードサイト3140円/キャンピングカーサイト4190円

※ペット可、ゴミ処理可

https://www.town.minamifurano.hokkaido.jp/all-facility/autocamp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【さらべつカントリーパーク】大型車でもゆったり使用できる 広大なキャンピングカーサイト


帯広から南に50分ほど走った場所にある更別(さらべつ)村は、日本トップクラスの大規模農業の村。農家1戸あたり東京ドーム約10個分の広大な農地を保有しており、どこを走っても十勝エリアらしいのどかな田園風景が広がっています。

そんな更別村にある「さらべつカントリーパーク」は、30ヘクタール(東京ドーム約7個分)の広大な敷地を有するオートキャンプ場。手入れの行き届いた芝生と北海道らしい大きな青空が広がる敷地内には、キャンプサイトやキャンピングカー専用サイト、トレーラーハウス、ヨーロッパ風のコテージが点在しています。遊具広場やパークゴルフ場が完備されているほか、おもしろ自転車のレンタルも用意されているので、子供連れのファミリーにも最適! 場内の施設はどれも清潔に保たれ、コインシャワーやコインランドリーなどの設備も充実しています。このキャンプ場なら、ワイルドなキャンプが苦手な人やキャンプ初心者でも、快適に過ごせること間違いなしです。

「さらべつカントリーパーク」の最大の魅力は、キャンプサイトの広さです。キャンピングカー専用サイト(1泊3000円+施設維持費)は、駐車スペースだけでも長さ13m×幅4mの広さ! 全長10メートルを超える大型キャンピングカーやトレーラーでも、余裕で駐車できるスペースが確保されています。サイト内にはAC電源と水道が完備され、快適性も言うことなし。本州のキャンプ場では考えられないほどの広さなので、小さな子供やペット連れでも周囲に迷惑をかける心配がなく、サイトが満員でも窮屈さを感じることはありません。

車両の長さが9m以内であれば、個別テントサイト(1泊2000円+施設維持費)も使用可能です。美しく整備された芝のサイトにはAC電源が完備されていて、キャンピングカー専用サイトと同様に、ゆったりとした北海道らしいキャンプを満喫できます。「美しい芝生のキャンプサイトで、大きな青空に囲まれながら快適にキャンプを楽しみたい」。そんな人にお勧めの、十勝エリアらしいスケールの大きなフィールドです。

 

(データ)

住所 北海道河西郡更別村字弘和541番地62

電話番号 0155-52-5656

開設期間 通年営業(冬期は一部閉鎖する施設あり)

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌10:00

料金(1泊) 施設維持費:中学生以上1000円、小学生500円、個別サイト2000円(AC電源付き)、キャンピングカー専用サイト3000円(水道・AC電源付き)

※ペットOK、ゴミ処理可

https://www.sarabetsu-pipopa.jp/countrypark/

 

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【初山別村みさき台公園オートキャンプ場】高台から日本海をのぞむ 絶景のオートキャンプ場


北海道の小樽から稚内まで、日本海と利尻富士を眺めながら爽快なドライブを楽しめる「オロロンライン」。約380kmをひたすら走る絶景ルートの中間点に、「道の駅☆ロマン街道しょさんべつ」があります。国道232号線から海側に広がる約20万m²の広大な「みさき台公園」全体が道の駅に登録されていて、敷地内には温泉宿泊施設、天文台、オートキャンプ場、キャンプ場、パークゴルフ場、ゴーカート場などが完備されています。

敷地内のキャンプ場は無料で利用できますが、車両乗り入れ不可でしかも非常に混雑するのが難点。キャンピングカーの宿泊地としては、少し離れた高台にある「初山別村みさき台公園オートキャンプ場」がお勧めです。

美しく手入れされた芝生の敷地内には、33区画のカーサイトが整備されています。個別の炊事台が設置されたスタンダードカーサイト30区画は、電源なしサイトが1泊3000円、電源付きサイトが1泊3500円。本州の平均的オートサイトの3倍ほどの広さがあるので、一般的なキャンピングカーならスタンダードカーサイトで十分です。そのほかに、電源と炊事台を完備したキャンピングカーサイト(1泊3500円)も3区画用意されています。こちらはサイトに面した道路上に長さ15mほどの広い駐車帯が確保されており、大型キャンピングカーやキャンピングトレーラーでの使用も可能となっています。

開放感あふれる高台のオートサイトで、大きな青空と日本海の絶景を眺めながらゆったりとキャンプを満喫できるのが、このキャンプ場の最大の魅力です。敷地内にはパークゴルフ場、ゴーカート場、天文台などもあるので、小さな子供のいるファミリーにもピッタリ! 徒歩圏内にある「しょさんべつ温泉ホテル岬の湯」では、日帰り入浴(入浴料:大人500円、小人250円)も楽しめます。

ごみ処理不可(ごみ持ち帰り)なのが唯一の難点ですが、北海道の雄大な景色を眺めながらキャンプをしてみたい人には、ぜひ一度訪れてほしい絶景フィールドです。

 

(データ)

住所 北海道苫前郡初山別村字豊岬

電話番号 0164-67-2077(現地管理棟)

開設期間 6月下旬~9月中旬

営業時間 チェックイン13:00~/チェックアウト~12:00

料金(1泊) スタンダードカーサイト3000円~3500円、キャンピングカーサイト3500円

※ペット可、ごみ持ち帰り

http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shosanbetsu/?kankou=%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%97%e5%a0%b4-2

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【朱鞠内湖畔キャンプ場】道内屈指の大自然を味わえる ワイルドなフィールド


雄大な大自然が残る北海道の中でも、随一のロケーションを誇るのが「朱鞠内湖畔キャンプ場」です。東京ディズニーランド約30個分もの広大な面積を誇る朱鞠内湖は、ダム建設に伴って作られた人造湖。一帯は道立自然公園に指定されており、深い原生林と湖に浮かぶ大小13の島々とが相まって、日本とは思えないような幻想的な雰囲気を醸し出しています。

この「朱鞠内湖畔キャンプ場」は、そんな“北海道の秘境”とも言える朱鞠内湖畔に位置する野趣あふれるフィールド。第1サイトは車両乗り入れ不可ですが、第2~3サイトは好きな場所にクルマを乗りつけられるオートフリータイプになっていて、湖畔や林間などさまざまなロケーションから好みの場所を選んで設営することができます。

北海道には素晴らしいキャンプ場が数多くありますが、ワイルドなロケーションにおいてはここが確実にトップクラス。北海道屈指の大自然の中でオートキャンプができるということで、道内はもちろん本州からも多くのアウトドアフリークが集まってきます。「北海道の大自然を肌で感じたい」という人は、ここを訪問すれば北海道以外では決して見られない雄大な景色を眺めながら、キャンプ本来の楽しさを味わえること間違いなしです。

大人600円、小人300円という利用料金の安さも魅力。高規格キャンプ場の対極にある大自然の中のキャンプ場でありながら、炊事場、トイレ、コインシャワー、コインランドリーなど必要十分な設備が整っており、第2~3サイトには1泊200円で電源が使用できるエリアも用意されています。

幻の魚イトウが潜む「神秘の湖」で釣りを楽しむもよし(遊漁券1日1100円)、カヤックを漕ぎ出して湖上から幻想的な風景を堪能するもよし、バードウォッチングや昆虫採集を楽しむもよし、静かに焚火を楽しみながら満天の星空を眺めるもよし……。子供の遊具や過剰な設備がない代わりに、ここには唯一無二の大自然があります。湖畔のサイトにクルマを止めて、日本離れした雄大な景色を愛でながら淹れたてのコーヒーをゆったりと味わう。そんな贅沢なキャンプを体験してみたい人に訪れて欲しい、最上級のフィールドです。

 

(データ)

住所 北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内湖畔

電話番号 0165-38-2101(受付8:00~17:00)

開設期間 5月上旬~10月下旬

営業時間 チェックイン~13:00、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 大人600円/小人300円、電源使用料200円

※キャンプサイトはペット可、ゴミは持ち帰り

キャンプ

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【丸瀬布いこいの森キャンプ場】場内を本物のSLが走る ファミリー向けキャンプ場


キャンプサイトは、好きな場所にクルマを乗り入れて設営できるフリーサイトと、平坦に整備・区画されたスペースに駐車・設営するオートサイトの2種類に分かれていて、オートサイトにはAC電源を完備した区画も用意されています。自然のロケーションを重視したい、快適性を重視したいなど、ユーザーそれぞれの好みに応じてキャンプサイトを選べるのがこのキャンプ場の大きな魅力です。

最大の特徴は、キャンプ場内に本物のSLが走っていること! かつて武利意森林鉄道で実際に使用されていた蒸気機関車「雨宮21号」が、場内をグルッと1周しながら走る姿を間近で見ながらキャンプできるほか、有料でSLに乗車することもできます。全国にさまざまなキャンプ場がありますが、本物のSLが場内を走っているのは日本でもここだけです。

広大なキャンプ場の敷地内には、大型遊具やバッテリーカー、ゴーカート、ローラースケートなど、子供が喜ぶ施設も盛りだくさん。ドッグラン、レンタル自転車、テニスコート、パークゴルフ場など、キャンプ初心者から上級者、大人から子供まで、幅広い層のユーザーが楽しめる施設がそろっています。徒歩圏内にさまざまな昆虫を展示した環境省指定の「昆虫生態館」もあるので、小さな子供同伴でも飽きることなく、楽しいキャンプを満喫することができるでしょう。

キャンプ場から道路を挟んだ向かい側には、日帰り入浴施設の丸瀬布温泉「やまびこの湯」もあり、キャンプサイトから徒歩で温泉を堪能することも可能。豊かな自然の中のキャンプサイト、子供から大人まで楽しめる遊びの施設、徒歩圏内にある立ち寄り温泉施設など、道内屈指の好条件がそろったオートキャンプ場です

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/