【野付半島トドワラ】木道を歩いて、立ち枯れたトドマツの森が作り出す荒涼とした景色を眺められる


北海道・道東エリアにある「野付半島」は、知床半島と根室半島の中間に位置する全長約26㎞の日本最大の砂嘴(さし。海流によって運ばれた砂が長年堆積して形成された地形のこと)。野付はアイヌ語で「あご」を意味していて、オホーツク海にエビが背を曲げたような独特の形で広がっていることから、野付半島と名づけられたと言われています。

最大の見どころは、海水によって浸食された立ち枯れの森「トドワラ」。ネット上で「この世の果て」「世界の終わり」と評されるほどの、荒涼とした景観が広がっています。観光の拠点となる「野付半島ネイチャーセンター」の1階には、別海町の牛乳を使ったソフトクリームや野付半島オリジナルグッズを取りそろえた売店、別海ジャンボホタテバーガーや海鮮丼などのご当地グルメが味わえるレストランがあり、2階は野付半島について学べる自然情報施設となっています。野付半島ネイチャーセンターでは予約制のネイチャーツアーも行っているので、ガイドの説明を聞きながらより深く野付半島の自然を学びたい人にオススメです。

野付半島ネイチャーセンターの建物裏手から続く木道では、季節ごとの花々や野生動物の姿が楽しむことができ、片道1.3㎞(30分)ほど歩くと、トドマツが海水の浸食と潮風によって朽ちた、トドワラの荒涼とした景観が広がります。整備された木道を歩いて手軽に観光を楽しめるほか、シーズン中(4月下旬から10月)はトラクターバスも運行されているので、バスに乗ってゆったりと散策することもできます。

立ち枯れたトドマツの森「トドワラ」は、まさに「この世の果て」を思わせる趣。現在も浸食や風化が進み、残された枯れ木は少なくなってきているので、いずれはこの光景が見られなくなる日も来るかもしれません。できるだけ早く野付半島を訪れて、トドワラの荒涼とした景色を目に焼き付けてください。

 

(データ)

名称 野付半島ネイチャーセンター

住所 北海道野付郡別海町野付63番地

電話番号 0153-82-1270

営業時間 9:00~17:00(4~9月)、9:00~16:00(10~3月)

休館日 12/30~1/5

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/