【層雲峡 銀河・流星の滝】断崖絶壁を2つの滝が並んで流れ落ちる、日本の滝100選にも選ばれた名瀑


大雪山国立公園の玄関口にある層雲峡は、石狩川を挟んで約24㎞の断崖絶壁が続く峡谷です。周辺には、大型ホテルが立ち並んだ「層雲峡温泉」、手軽に絶景を堪能できる「黒岳ロープウェイ」、高さ200 mの断崖を間近で見られる「大函・小函」など、数多くの観光名所が点在しています。断崖に2本の滝が連なる「銀河・流星の滝」も、層雲峡を訪れたら必ず立ち寄りたい人気スポットのひとつ。層雲峡温泉街から国道39号線で約3kmの距離なので、クルマなら5分もかからずにアクセスできます。

「銀河・流星の滝」は、日本の滝百選にも選出された北海道の名瀑です。150台収容の広い駐車場が完備されているので、キャンピングカーで訪れても安心。駐車場の目の前には、2本の滝が断崖絶壁を並んで流れ落ちる、壮大な風景が広がっています。90mの落差を太く力強い1本の滝となって流れ落ちるのが「流星の滝」、120mの落差を白糸のように優美な姿で流れ落ちるのが「銀河の滝」。異なる流れの様子から、流星の滝は「男滝」、銀河の滝は「女滝」の別名を持ち、絶壁・不動岩の左右を流れ落ちる2本の滝を合わせて「夫婦滝」と呼ばれることもあります。層雲峡は紅葉の名所としても知られていて、秋になると2本の滝と美しい紅葉が織りなす幻想的な風景を堪能できます。紅葉を楽しみたいなら、10月上旬~中旬に訪問するのがオススメです。

駐車場内の売店・休憩所には、「双瀑台遊歩道」の入口があります。「双瀑台」までは、急な階段が続く430mの山道を20分ほど登らないとたどり着けませんが、不動岩の左右を流れる2本の滝を同時に眺められる絶好のビュースポットなので、一度は登ってみることをお勧めします。遊歩道には木製の階段が整備されていますが、山道なのでサンダルはNG。運動靴やトレッキングシューズなど、しっかりとした靴で歩きましょう。

 

(データ)

名称 【層雲峡】銀河・流星の滝

住所 北海道上川郡上川町層雲峡

電話番号 01658-2-1811(層雲峡観光協会)

営業期間 通年

駐車場 150台(無料)

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岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/