車のエンジンを切ったままでも使えて、車内の空気を汚さない暖房器具「FFヒーター」は冬でも車中泊する人の必需品です。
燃料は基本的に車両の燃料タンクからパイプを分岐して使用するので、FFヒーターのためだけに燃料を用意する必要がありません。
燃焼のための吸排気は車外で行われ、車内の空気はクリーンなままです。燃料消費量も少なく、およそ1リットルの燃料でおよそ8時間燃焼します(最高出力で約4時間)。
FFヒーターは後付けよりも新車購入時に付けることをお薦めします。後付けでは本体の取り付け場所やダクトの取り回しなどが面倒で、手間もコストも余計にかかってしまいます。その点、バンテックのキャブコンは全車種で標準装備として付けられているので安心です。
またFFヒーターにはオプションで選べるコントローラーがあり、温度設定のほか、タイマー機能などが使えるようになります。
夜、つけっぱなしで寝ると暑くなりすぎたり、乾燥の原因となるのでタイマー機能を使って停止。朝は起きる時間に合わせてタイマーでスタートなど便利に使えます。
バンテックのジル520クルーズの場合は、ベバスト製のFFヒーターが標準装備されていますが、オプションでマルチコントローラーをプラスすると、タイマー機能などが使えるようになります。
またFFヒーターを使う機会のない夏場でもときどき運転することが大切です。真夏でも月に1回は最大燃焼で30分程度使うことで冬になっていざ使おうというときに点火しないなどのトラブルを防いでくれます。
FFヒーターとあわせて、ルーフベンチレーターなどの空調装備、換気扇などがあるとさらに車内の温度を快適に保つことができます。冬キャンプ、車中泊、スキーキャンプなどで活躍してくれます。