【神威岬(積丹半島)】積丹ブルーの海を眺めながら 絶景の散策路をハイキング


年間約40万人もの観光客が訪れる「積丹半島」は、北海道を代表する超人気スポット。なかでも、最高の絶景に出会えるお勧めの場所が、積丹半島の北西部から日本海に向かって伸びる「神威岬(かむいみさき)」です。

神威岬の手前には300台が収容できる大きな無料駐車場があり、そこにクルマを止めて岬全体を散策することができます。岬の尾根沿いには「チャレンカの小道」と呼ばれる遊歩道が整備されていて、片道770m・徒歩30分ほどで先端にある「神威岬灯台」「神威岬展望台」まで歩くことができます。遊歩道のゲート開閉時間は時期によって異なり、強風時には閉鎖されることもありますので、訪問する際は事前に問い合わせるのがベターです。

女人禁制の門を模したゲートをくぐって遊歩道を尾根沿いに歩き進めると、鮮やかな積丹ブルーの海と雄大な神威岬の絶景が目の前に広がります。本格的なアップダウンが続くので、体力に自信のない人にはきついかもしれませんが、せっかく神威岬を訪れたなら、ぜひ「チャレンカの小道」で岬先端まで爽快なハイキングを楽しんでみてください。

遊歩道の入口から30分ほど歩くと、岬先端の神威岬展望台広場に到着します。眼下には青く澄み切った積丹ブルーの海とダイナミックな神威岩、上を見れば真っ青な大空、振り返れば緑鮮やかな神威岬の尾根……。まさに北海道でしか味わえない、息をのむような絶景です。

駐車場にある「カムイ番屋」は、お土産選びや休憩、食事にピッタリ。レストランでは本格的な海鮮丼や生うに丼(夏限定)が味わえ、売店では海産品のほかに、バニラにミントをプラスした「しゃこたんブルーソフトクリーム」や「しゃこたんブルーラムネ」など、積丹ブルーにちなんだオリジナル商品も販売されています。

 

(データ)

住所 北海道積丹郡積丹町神岬

電話 0135-44-3715(積丹観光協会)

営業時間

【ゲート解放】8:00~17:00(時期によって変動)

【カムイ番屋】11:00~17:00(5~9月)

駐車場 無料(300台)

https://www.kanko-shakotan.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第271回】お気に入りLEDランタンを充電式に!


※ 改造は自己責任で行われたものです。危険なのでマネはしないでください。

 以前このコラムでも紹介した街場でよく見かけるLEDランタンを、カラーリング変更しお気に入りになっていたもの。明る過ぎず調光できるのがお気に入りポイントだった。 ただお気に入りになって使用頻度が上がると、気になる点が出始めた。頻繁と言うわけでは無いのだが、乾電池を使っているとどうしてもその廃棄がキャンプ中に問題となるのである。

 使用されているのは単3乾電池4本、それが直列配置で4.8〜6.0V入力に対応という事になるのだろうか。廃棄物軽減対策として簡単なところでいけばニッカドやニッスイの充電式乾電池、いわゆるエネループ的なものを用意すれば良いのだが…。これまでの経験上、それらタイプの充電電池は満充電状態でその電気量を保持する期間が少ない、大体80%くらいまで減ったところで落ち着く。かと言って充電器を常に持ち歩くのも装備が増えてしまうし、現場での充電も面倒。配線を覗いてみると、12Ωの抵抗が有りその先の可変抵抗、いわゆる スイッチ付きボリュームにて調光する単純なもの。LEDは通常3.6Vが通 状点灯入力電圧になるので、抵抗は電流制限抵抗として働きつつ電圧を 3.6Vあたりに下げる仕事をしているのだろう。 実際にちょっと弱ったアルカリ電池で写真のように接続された状態を計測すると、乾電池4本の直列電圧が4.95Vの状態で、回路には3.29V 流れていた。やはり、3.6Vをターゲットにしている。

 大体今時充電電池って言えばリチウムでしょ、満充電状態も長期にキープするし安定出力というのも、誰もがスマホで確認・納得済み。しかもスマホ充電器かアダプターは誰しも持ち歩いているご時世、それを利用しない手はない。 用意したのは、電動自転車やPCでよく使われる18650と言う3.7V出力で乾電池状2200mAとそれほど電気容量の大きく無いリチウムイオン電池。安全第一で電池自体に制御保護回路が入っていて、PSEマーク取得品だが、それでも1本1000円以下で手に入る良い時代が到来。さらにそれを収めるホルダーやモジュールと呼ばれる充電装置はまとめ買いになるが、どちらも1つ100円に満たない。

 購入したUSB電源入力からの充電ユニットのモジュール1つの基盤を切り出し、電圧を用意されている端子ごとに計測。それによると、USB入力に見立てた定電圧電源5.01V入力に対しバッテリー接続端子出力は 4.15V、どうやらコレが18650リチウムイオン電池の対応充電電圧らしい。 外部入力と電池への接続、最終出力に結線がどうなるかを確認したが、なぜこのようなことをしているかと言えば、この手の格安商品ってまったく仕様書・説明書が付属して来ないから。大抵基盤を見れば、想像できる記号は振られているけどね。

 そして結線組み込み。従来の電池ケースを加工しスペーサー兼蓋として再利用。いろいろ試して、この後写真とは若干配線が変更になっているものの大筋で変化なし。充電モジュールは、熱を発するので、2液性エポキシ接着剤で固定。 満充電のリチウム電池出力が3.72Vを示しているので、元々有った12 オームの電流制限抵抗は取り外した。そして可変抵抗である調光用ボリュームを動かしてみると回路上では3.07〜3.71Vで変化。状態として、前回調光用に加工した100均ライトと同様の結果である。

 充電はスマホUSB出力充電アダプターから、自分のスマホがMicro USB接続だった事もありそもそものモジュールもそれに準じたが、今時ならtypeCが良いのだろうか?満充電からの点灯時間はほぼ暗くなって消灯直前までに24時間、実用上15時間くらいは普通に明るい。その後の充電時間は満充電に掛かったのが2時間半、容量で考えると1Ahで充電されたようだ。ほぼ電池の表示通りの様である。充電中は赤く、満充電で青く点灯するので分かりやすかった。というわけで、キャンプサイトの車で移動中に、シガーライターソケットからUSB充電でランタンを使用可能にするシステムが出来上がった次第である。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【ファーム富田】富良野エリアを代表する 日本最大級のラベンダー畑


大地を鮮やかな紫色に染め上げるラベンダー畑は、北海道・富良野エリアの夏の代名詞です。なかでも、北海道空知郡中富良野町の「ファーム富田」は、1903年(明治36年)にスタートした歴史ある農園。日本最大級のラベンダー畑を見ようと、国内外から毎年約1000万人もの観光客が訪れる、富良野エリア屈指の人気観光スポットです。

広大な敷地のファームには、花人の畑、倖の畑、彩りの畑、トラディショナルラベンダー畑など、様々な花畑が広がっていて、ラベンダー、マリーゴールド、ポピー、サルビア、ハマナスなど、季節によって咲く色とりどりの花々が来場者を出迎えます。

圧巻なのは、ラベンダーの紫が斜面を埋め尽くすトラディショナルラベンダー畑。日本で最も長い歴史を持つラベンダー畑の上からは、紫のじゅうたんのように咲き誇る美しいラベンダーと、富良野盆地の穏やかな田園風景、はるか彼方の十勝岳連邦が一望できます。ラベンダーの開花時期は、6月下旬~8月上旬。一番の見ごろは、7月上旬~中旬です。

大駐車場が完備されているのでクルマでのアクセスがスタンダードですが、夏季シーズンのみ運行するJR富良野線の臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」を利用するのもお勧めです。臨時駅の「ラベンダー畑駅」からファーム富田までは、徒歩約7分。「富良野・美瑛ノロッコ号」は旭川駅~富良野駅間を運行しているので、近隣の駅にクルマを止めて電車に乗り、車窓から富良野の穏やかな田園風景を眺めるのも良い経験です。

ファーム内のカフェでは、ラベンダーソフトクリームや季節の野菜カレー、じゃがバター、ゆでとうもろこしなど、地元の食材を使った北海道グルメを堪能できます。花々を鑑賞した後は、カフェでゆったりと北海道グルメに舌鼓を打ち、至福の時間を味わいましょう。

 

(データ)

住所 北海道空知郡中富良野町基線北15号

入場料金 無料

営業時間 8:30~18:00(時期により変動)

定休日 年中無休

駐車場 500台(無料)

問い合わせ 0167-39-3939

https://www.farm-tomita.co.jp/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第270回】DIY心をくすぐる キャンピングカーパーツ その㉔


 首都圏の気温は連日30℃を越える夏日を記録し、暑い日が続いていますね。基本的にキャンピングカーは好きなところに移動して宿泊できるので、暑ければ涼しいところへ行けばいいのですが、移動中の車内の温度管理も重要です。猛暑になり外気温が35℃を越えると、車内は50℃近くになり、エアコンの効きも悪くなります。

 最近はキャンピングカーの車内に家庭用エアコンを設置するクルマが増えています。キャンピングカー以外のクルマだとポータブルクーラーが人気です。室外機のある本格的なタイプから冷風機までさまざまなタイプがあって、クルマの大きさや予算によって選ぶことができます。

 そこで今回は暑い夏を快適に過ごすためのエアコンとその関連パーツを紹介します。

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♯165720

200系カムロード用サブコンデンサー

価格:121,968円

●既存のコンデンサーに合わせて設置することで、エアコンの吹き出し口からの温度を2~4℃下げることのできるパーツです。

※取り付けには専門の技術と知識が必要なので、専門店へご依頼ください。

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♯165717

コールマン ルーフエアコンMACH8

価格:302,940円

●後付けクーラー「ルーフエアコンMACH8」は、本体の高さが21㎝に抑えられているので、空気抵抗が少なく、木の枝などにもひっかかかりづらい設計です。一体型のため、高い耐久性があります。

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♯165507

エアーダクトφ64 1m切り売り

価格:1,320円

●エアコンの吹き出し口の使われるエアーダクトです。ダクトをつないで冷たい空気を好きな場所へ排出することができます。結露による湿気に強い素材でできています。

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♯165509

ルーバー マルチキング用 145×63

価格:2,200円

●エアーダクトφ64 1m切り売り(♯165507)に対応する吹き出し口です。風向きを上下左右に切り替えるルーバーが付いています。

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浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【ハセガワストア】函館エリアのソウルフード 安くて美味しい「やきとり弁当」


北海道・函館エリアで大人気のバーガーショップ「ラッキーピエロ」と並んで、函館ならではの絶品ご当地グルメを味わえるのが「ハセガワストア」です。このお店は、函館エリアに13店舗を構えるコンビニエンスチェーン。通常のコンビニにはない同店ならではのウリが、函館名物の「やきとり弁当」です。

この「やきとり弁当」は、同店で40年以上の歴史を持つ名物メニュー。お店の中に入ると、通常のコンビニと違って店内に調理スペースがあり、注文を受けてからスタッフがやきとりを焼いてくれます。ちなみに、函館をはじめとする道南エリアでは、やきとりといったら「豚精肉」を指すのが一般的。ハセガワストアの「やきとり弁当」も、海苔を敷いたほかほかのご飯の上に濃い目のたれを絡めた豚精肉の「やきとり」を載せたものです。

「やきとり弁当」は、ごはん200g+豚精肉3本の「小」から、ごはん450g+ジャンボ豚精肉4本の「ジャンボ」まで4つのサイズがあり、子供や女性、年配の方でも自分に合ったサイズを選ぶことができます。「小」サイズならワンコイン、「ジャンボ」でも1000円でおつりがくるお手頃価格も大きな魅力です。

秘伝のたれがたっぷり絡んだ「やきとり」は、とにかく絶品! ラッキーピエロと同様に、一度食べたら病みつきになる美味しさです。豚肉や鶏肉の単品串メニューを合わせて注文すれば、さらにボリューム満点の「やきとり弁当」を味わうことができます。

熱々のお弁当をキャンピングカーの車内に持ち帰って食べるのもよし、帰りのフェリーの船内に持ち込んで、フェリーの中で「やきとり弁当」を味わいながら北海道の旅を締めくくるのもよし。ラッキーピエロと並ぶ函館の名物グルメ、ハセガワストアの「やきとり弁当」。北海道を訪問した際は、ぜひ函館でしか味わえない絶品ご当地グルメを味わってみてください。

 

(データ)

店舗 ハセガワストア ベイエリア店(函館に13店舗あり)

住所 函館市末広町23-5

営業時間 7:00~22:00

TEL 0138-24-0024

駐車場 近隣の有料コインパーキングを利用

http://www.hasesuto.co.jp/

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/