【初山別村みさき台公園オートキャンプ場】高台から日本海をのぞむ 絶景のオートキャンプ場


北海道の小樽から稚内まで、日本海と利尻富士を眺めながら爽快なドライブを楽しめる「オロロンライン」。約380kmをひたすら走る絶景ルートの中間点に、「道の駅☆ロマン街道しょさんべつ」があります。国道232号線から海側に広がる約20万m²の広大な「みさき台公園」全体が道の駅に登録されていて、敷地内には温泉宿泊施設、天文台、オートキャンプ場、キャンプ場、パークゴルフ場、ゴーカート場などが完備されています。

敷地内のキャンプ場は無料で利用できますが、車両乗り入れ不可でしかも非常に混雑するのが難点。キャンピングカーの宿泊地としては、少し離れた高台にある「初山別村みさき台公園オートキャンプ場」がお勧めです。

美しく手入れされた芝生の敷地内には、33区画のカーサイトが整備されています。個別の炊事台が設置されたスタンダードカーサイト30区画は、電源なしサイトが1泊3000円、電源付きサイトが1泊3500円。本州の平均的オートサイトの3倍ほどの広さがあるので、一般的なキャンピングカーならスタンダードカーサイトで十分です。そのほかに、電源と炊事台を完備したキャンピングカーサイト(1泊3500円)も3区画用意されています。こちらはサイトに面した道路上に長さ15mほどの広い駐車帯が確保されており、大型キャンピングカーやキャンピングトレーラーでの使用も可能となっています。

開放感あふれる高台のオートサイトで、大きな青空と日本海の絶景を眺めながらゆったりとキャンプを満喫できるのが、このキャンプ場の最大の魅力です。敷地内にはパークゴルフ場、ゴーカート場、天文台などもあるので、小さな子供のいるファミリーにもピッタリ! 徒歩圏内にある「しょさんべつ温泉ホテル岬の湯」では、日帰り入浴(入浴料:大人500円、小人250円)も楽しめます。

ごみ処理不可(ごみ持ち帰り)なのが唯一の難点ですが、北海道の雄大な景色を眺めながらキャンプをしてみたい人には、ぜひ一度訪れてほしい絶景フィールドです。

 

(データ)

住所 北海道苫前郡初山別村字豊岬

電話番号 0164-67-2077(現地管理棟)

開設期間 6月下旬~9月中旬

営業時間 チェックイン13:00~/チェックアウト~12:00

料金(1泊) スタンダードカーサイト3000円~3500円、キャンピングカーサイト3500円

※ペット可、ごみ持ち帰り

http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shosanbetsu/?kankou=%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%97%e5%a0%b4-2

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【グリーンステイ洞爺湖】洞爺湖畔のフィールドで 温泉・花火・キャンプを満喫


札幌からクルマで2時間、苫小牧からクルマで1時間20分の場所にある「洞爺湖」は、海外旅行者から“フォトジェニックな場所”として人気を集めている北海道有数の観光スポットです。湖の周辺にはオートキャンプ場が点在していて、キャンプと観光を同時に楽しむことができます。

なかでもお勧めなのが、1991年にオープンした北海道の高規格オートキャンプ場の第1号施設「グリーンステイ洞爺湖」。観光地として有名な「洞爺湖温泉」からクルマで約8分の好立地にあり、キャンプ場を拠点にして観光スポット巡りをしたい人にピッタリのフィールドです。

キャンプ場は洞爺湖に面したなだらかな傾斜地に広がっていて、キャンプサイトのほかにロッジ、キャビン、バンガローといった宿泊施設が26棟用意されています。美しく整備された草地のキャンプサイトは、混雑時もプライベート空間を確保できる区画タイプ。木々のすき間から見える洞爺湖と自然豊かな場内の景観を眺めながら、北海道らしいゆったりとしたアウトドアライフを満喫できます。

キャンプサイトは、電源なしのカーサイト(1泊4000円/101区画)、電源付きのカーサイト(1泊5000円/12区画)、電源・給水栓・汚水排水口を完備したキャンピングカーサイト(1泊6000円/6区画)の3種類。キャンピングカーサイトの電源は30Aの大容量なので、エアコンや電子レンジなど消費電力の大きい家電も安心して使用できます。

センターハウス内には、売店、自動販売機、水洗トイレ、洗面所のほか、24時間利用できるコインシャワー(100円)やコインランドリー(300円)も完備。4月下旬から10月までは、湖上から花火を打ち上げる「洞爺湖ロングラン花火大会」が毎日開催されているので、「キャンプ・温泉・花火」を思う存分堪能できます。

 

(データ)

住所 北海道虻田郡洞爺湖町月浦56

電話番号 0142-75-3377(現地管理棟)

開設期間 4月下旬~10月下旬

営業時間 チェックイン13:00~/チェックアウト~12:00

料金(1泊) カーサイト4000円、電源付きカーサイト5000円、キャンピングカーサイト6000円

※ペットOK、ごみ捨て可(有料200円)

http://www.town.toyako.hokkaido.jp/tourism/outdoor_camp/odc001/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【北竜町ひまわりの里】東京ドーム約5個分の畑に 200万本のひまわりが咲き誇る


北海道には、広大な大地を生かしたスケールの大きな花畑が数多く存在します。なかでも、もっとも北海道らしさを感じられるのが、旭川からクルマで1時間、札幌からクルマで2時間の場所にある、雨竜郡北竜町の「北竜町ひまわりの里」です。北海道を代表する人気スポット「北竜町ひまわりの里」は、23ヘクタール(東京ドーム約5個分)の面積を誇る広大なひまわり畑。7月下旬から8月下旬のサマーシーズンには「ひまわりまつり」が開催され、満開のひまわり畑をひと目見ようと全国から毎年20万人以上の観光客が訪れます。

大きな青空の下に200万本のひまわりが咲き誇る光景は、まさに圧巻! 視界いっぱいに黄色いじゅうたんのように広がったひまわり畑は、思わずため息がこぼれるような美しさにあふれています。実は、北竜町のひまわり畑は日本最大の作付面積を誇る「日本一のひまわり畑」。全国にひまわり畑は数あれど、スケールの大きさでは「北竜町ひまわりの里」がナンバーワンです。

ひまわり畑のすぐ近くには600台分の無料駐車場が完備されていて、キャンピングカーでも安心して訪問できます。しかも、駐車場もひまわり畑の見学もすべて無料! ひまわり畑の手前に設置された展望台から一面に咲き誇るひまわりを鑑賞できますが、もっと間近でひまわりを眺めたい人は、ぜひ有料の迷路(300円)に入場してみてください。ひまわり畑の中に張りめぐらされた迷路に入ると、周囲をひまわりに囲まれた素晴らしい写真を撮影することができます。観光案内所でレンタサイクル(1時間100円)を貸出しているので、自転車に乗ってひまわり畑を巡るのもお勧めです。

駐車場の目の前にある「ひまわり観光センター」の中には飲食店、土産店、特産品店などが並んでいて、北竜町の名物グルメを気軽に楽しむことができます。なかでも、ソフトクリームにひまわりの種を練り込んだ名物の「ひまわりソフト」は絶品! ここを訪れた際は、ぜひ味わってみてください。

 

(データ)

住所 北海道雨竜郡北竜町板谷143-2

電話番号 0164−34−2111(北竜町ひまわり観光協会)

開設期間 7月下旬~8月下旬

営業時間 24時間

駐車場 600台(無料)

料金 入場無料(ひまわり迷路の入場は300円)

http://hokuryu-kankou.com/

 

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【二風谷アイヌ文化博物館】貴重な資料と展示物で アイヌの文化や歴史を学べる


北海道沙流郡の平取(びらとり)市街から国道237号線を沙流川沿いに4 kmほどさかのぼった場所にあるのが、北海道でアイヌの比率がもっとも高い地域とされる二風谷(にぶたに)地区。沙流川流域に広がる二風谷は、北海道の先住民族アイヌの伝統が色濃く残る“アイヌ文化発祥の地”として知られています。

二風谷エリアを通る国道237号線は、道中に「かなやま湖」「富良野」「美瑛」などの観光スポットが多く点在することから、クルマ旅ユーザーにとってもなじみ深い道路。近くを通る際は、ぜひ二風谷に立ち寄ってアイヌの伝統と文化にふれてみることをお勧めします。

アイヌ文化の中心地「二風谷コタン(集落)」を訪れたら、まずは「二風谷アイヌ文化博物館」を見学してみてください。館内には、重要有形民俗文化財「北海道二風谷及び周辺地域のアイヌ生活用具コレクション」をはじめとした手作りの民具や貴重な資料が数多く展示されていて、アイヌの人々の暮らしや伝統工芸、信仰などを多角的に学ぶことができます。また、屋外には復元されたチセ(アイヌの伝統的家屋)が一般開放されており、アイヌ工芸作家が木彫りや刺繍などの作業を行っている様子を見学することも可能です。

周辺には、「沙流川歴史館」「萱野茂二風谷アイヌ資料館」、アイヌの伝統的な手作り工芸品店や工房が並ぶ「匠の道」、アイヌ工芸の体験プログラムを提供する「アイヌ工芸伝承館ウレㇱパ」などのアイヌ文化継承施設が点在しているので、ゆっくり時間をかけて散策するのがお勧め。二風谷地区には、ほかにもオートキャンプを楽しめる「二風谷ファミリーランド」や日帰り入浴可能な「びらとり温泉」などの娯楽施設があるので、キャンプと温泉を楽しみながらアイヌ文化にふれてみるのもいいかもしれません。

(データ)

住所 北海道沙流郡平取町二風谷55

入館料 大人400円、小・中学生150円

営業時間 9:00~16:30

休館日 12/16~1/15、月曜日(冬期間)

駐車場 無料

問い合わせ 01457-2-2892

http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【じゃんけんぽん】リーズナブルな価格で びらとり和牛を味わえるお店


北海道キャンピングカー旅の玄関口、苫小牧港からクルマで約1時間。日高町から沙流川沿いに国道237号線を20分ほど北上すると、アイヌ文化が息づく平取(びらとり)町にたどり着きます。平取町の名物は、北海道特有の厳しい自然の中で丹精込めて育て上げられた「びらとり和牛」。1頭を生産するのに約40か月もの時間と労力を要するという、平取町が誇る上質な和牛です。

柔らかい肉質と、肉のうまみが凝縮された濃い味わいが特徴の「びらとり和牛」を手軽に味わいたいなら、びらとり和牛認定店の「じゃんけんぽん」がお勧めです。平取町の国道237号線沿いに建つ赤い三角屋根のオシャレな外観のレストランで、観光客はもちろん地元の人からも長年親しまれています。

最大の魅力は、びらとり和牛のステーキやハンバーグをリーズナブルな価格で味わえること! びらとり和牛の希少部位を使った焼き肉丼「じゃんけん丼」(1450円)をはじめ、自家製わさびとタレでいただく「ローストビーフ丼」(1580円)、希少部位120gをガーリックライスにのせた「ステーキ丼」(1980円)など、極上のびらとり和牛を手軽に味わえるメニューが豊富にそろっています。

ステーキとハンバーグを同時に味わいたい人には「ハンバーグ&カットステーキ」(2580円)、びらとり和牛をお腹いっぱい味わいたい人には400gの「ビッグハンバーグ」(2550円)がオススメ! 丼もの以外のメニューはライス、漬物、味噌汁、サラダ付きで、付け合わせやサラダには新鮮な地元の食材が使用されています。

日高~富良野~美瑛~旭川をつなぐ国道237号線沿いにあり、観光地めぐりの途中でアプローチしやすいのも魅力。25台分の駐車スペースも完備されているので、極上の和牛をリーズナブルに味わいたいキャンピングカーユーザーは、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

(データ)

店舗 

住所 北海道沙流郡平取町振内町30-11

営業時間 11:00~14:00(ラストオーダー13:30)、17:00~20:30(ラストオーダー19:30)

定休日 月曜日(祝日の場合は要確認)

TEL 01457-3-3200

駐車場 あり(25台分)

https://jankenponhamburg.com

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/