観光のベース基地としても便利な 函館エリアの老舗オートキャンプ場


北海道函館市にある「白石公園はこだてオートキャンプ場」は、平成11年に函館初のオートキャンプ場としてオープンした北海道の高規格キャンプ場の先駆け的な存在です。魅力的な観光地が点在する函館エリアの中心部から海沿いの国道278号線を東に向かってしばらく走ると、白石町の小高い丘の上に450人収容可能な110サイトが開かれています。

敷地面積7.75haの場内には、3000㎡のフリーテントサイト、オートキャンプサイト、設備が整ったキャビンのほか、子供用のアスレチック広場や芝生広場、図書小屋、シャワールーム、ランドリーなどが完備されています。公園のように美しく整備された高規格キャンプ場なので、北海道の大自然を体感したい人は物足りなさを感じるかもしれませんが、各施設が清潔に保たれていて、ファミリーや初心者、女性でも安心してキャンプを楽しめるのが最大の魅力です。

オートサイトは、電源設備なしのスタンダードカーサイト(1泊4000円)、AC電源・流し台付きのスタンダードカーサイト(1泊5000円)が用意されていて、どちらも100㎡の広々とした区画で混雑時も窮屈さを感じることはありません。キャンピングカーユーザー向けには、AC電源・流し台・ダンプステーションを完備したキャンピングカーサイト(1泊6000円)も用意されています。こちらは駐車スペースの長さが12mもあるので、大型キャンピングカーやキャンピングトレーラーも問題なく利用でき、長期滞在でも快適に過ごすことができます。

函館山ロープウェイやベイエリア倉庫群までクルマで約30分、湯の川温泉までクルマで約15分の好立地にあるので、函館観光のベース基地としても利用価値は大。キャンプ場の隣りにはパークゴルフ場も完備されていて、キャンプ場宿泊者は割引価格(大人300円)で利用できます。

 

(データ)

名称 白石公園はこだてオートキャンプ場

住所 北海道函館市白石町208

電話番号 0120-54-6145(予約専用ダイヤル)

開設期間 4月下旬~10月下旬

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) スタンダードカーサイト4000円(電源なし)/5000円(電源15A・流し台付き)、キャンピングカーサイト6000円(電源30A・流し台・ダンプステーション付き)

※ペット可、ごみ処理可

https://shiroishi-park.hakodate.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

森と川に囲まれた 大自然のフィールド


札幌市街から1時間半ほどの場所にある北海道当別町の「道民の森」は、日本最大規模の森林総合利用施設。当別町と月形町にまたがる圧倒的スケールの広大な敷地が6つのエリアに分かれていて、キャンプや日帰りBBQ、川遊び、釣り、陶芸・木工体験など、大自然の中でさまざまなアクティビティを楽しめます。

広大なエリアには趣の異なるキャンプ場が4か所に設置されていますが、なかでもお勧めなのが、一番川地区にある「一番川オートキャンプ場」です。携帯電話もつながらない深い森の中にあり、最寄りのコンビ二やスーパーまでは山を下りて約20kmも走らなければいけませんが、そんな不便さもこのキャンプ場らしい魅力のひとつ。札幌からそんなに離れていない場所にもかかわらず、北海道ならではの大自然を思いっきり体感できる最高のフィールドです。

ところどころに大木が残った広大なフィールドには、50台分のオートサイトがひらかれていて、各サイトには流し台と木製テーブルが完備されています。10×10mの広々とした区画と、混んでいても周囲のキャンパーが気にならない絶妙なサイトレイアウトで、雄大な自然に囲まれながらゆったりとした気持ちでキャンプの醍醐味を味わうことができます。

キャンプ場に隣接した自然の中の遊び場「体感の森」を探検したり、昆虫採集をしたり、キャンプ場のすぐ近くを流れる一番川で川遊びや釣りをしたりと、大人も子供ものびのびと遊べる環境が整っているのも、このキャンプ場の大きな魅力。管理棟には、キャンパーが利用できる無料の岩風呂もあり、ファミリーでも快適に過ごせます。

携帯電話もつながらない山の中で、北海道ならではの大自然を味わいながら、ゆっくりと流れる時間を過ごす。そんなキャンプライフに憧れている人にぜひ味わってもらいたい、不便さと快適さのバランスがとれた理想的なオートキャンプ場です。

 

(データ)

住所 北海道石狩郡当別町字青山奥二番川

電話番号 0133-22-3911(道民の森管理事務所)

開設期間 5月下旬~9月下旬

営業時間 チェックイン14:00~、チェックアウト~翌12:30

料金(1泊) カーサイト5000円

※ペット不可、生ごみ以外ゴミ持ち帰り

https://dominno-mori.org/stay/stay-ichibangawa/#auto-camping

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

無料でオートキャンプができる オホーツク海沿いの広大なフィールド


北海道は、キャンプ天国。豊かな自然に恵まれたフィールドが多数存在するのはもちろん、本州に比べて利用料金が安く、無料で利用できるオートキャンプ場も道内各地に点在しています。

 

なかでも、とくに「北海道らしさ」が強く感じられる素晴らしいロケーションのフィールドが、枝幸町の「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」です。日本最北端の宗谷岬まで1時間半。オホーツク海に沿って果てしなく続く国道238号線沿いにあるこのキャンプ場は、毛がに籠漁日本一の枝幸町が運営する無料のオートキャンプ場です。

「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」の魅力は、オホーツク海を眺めながら最高の開放感を味わえるロケーションの素晴らしさ! 道立自然公園「ウスタイベ千畳岩」の敷地内に併設された広大な芝のオートフリーサイトにクルマを乗り入れて、北海道らしい開放的な景色の中で至福のキャンプを満喫できます。

管理人不在の無料キャンプ場のため、予約も不要で、チェックイン・チェックアウトの時間もなし。目の前に広がるオホーツク海を眺めながら、多忙な日常を忘れてゆっくりと流れるぜいたくな時間を過ごせます。畳を敷き詰めたような岩が連なる「ウスタイベ千畳岩」で、散策や磯遊びをするのも楽しみのひとつ。毎年7月第1週目の週末に開催される「枝幸かにまつり」では、全国から集まった大勢のキャンパーやキャンピングカーが、広大なサイトを埋め尽くします。

設備は水洗トイレと炊事場、バーベキュー炉のみですが、コンビニまでクルマで2分、日帰り入浴可能な「ホテルニュー幸林」までクルマで5分と利便性も抜群。オホーツク海を望む最高のロケーション、美しく整備された広大な芝生サイト、クルマの乗り入れも可能で、しかも無料! 北海道ならではの最上級のフィールドを末永く守るために、マナーを守って利用しましょう。

 

(データ)

住所 北海道枝幸郡枝幸町岬町

電話番号 0163-62-4242(枝幸町役場観光課)

開設期間 6月1日~8月下旬

営業時間 チェックイン/チェックアウト時間なし

料金(1泊) 無料

※ペット可、ゴミ持ち帰り(枝幸町指定ゴミ袋に分別されているゴミのみ廃棄可)

https://esashi-kankou.com/stay/camp-ustaybe/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【オートリゾート八雲】北海道らしいスケール感を味わえる道南屈指の高規格キャンプ場


北海道の玄関口・函館港フェリーターミナルがある道南地域。2016年に新青森駅~新函館北斗駅を結ぶ北海道新幹線が開通するなど、道内でも比較的都会的な印象があるエリアですが、そんな道南にも北海道らしい最高の開放感を味わえる人気のキャンプ場があります。それが、八雲市にある「オートリゾート八雲」です。

函館から道央方面へとつながる国道5号線を走って1時間ちょっと。噴火湾を望む高台に広がった「噴火湾パノラマパーク」の敷地内に、道内屈指の高規格キャンプ場「オートリゾート八雲」があります。キャンプ場の入口ゲートをくぐって場内へ進むと、まずは美しい白樺並木がキャンパーをお出迎え。清潔に保たれた芝生のキャンプサイトからは、噴火湾パノラマパークと噴火湾の水平線が一望でき、最高のロケーションの中でゆったりとした時間を過ごすことができます。

設備の充実度も、「オートリゾート八雲」の大きな魅力。センターハウスには売店やコインランドリー、コインシャワーが完備され、カーサイトにはAC電源、炊事用シンク、野外炉、野外卓が設置されています。ほかにも、噴火湾を望む展望台、見晴らし抜群のウッドデッキ、ツリーハウス、五右衛門風呂など、キャンパーが楽しく過ごせる設備が目白押し。キャンプ道具のレンタルも豊富にそろっているので、手ぶらで訪れても快適なキャンプを楽しむことができます。

キャンプ場から歩いて行ける距離に、大型遊具がそろった「まきばの冒険広場」があるのも、遊び盛りの子供を持つファミリーにはうれしいポイント。近くの大型スーパーでBBQの買い出しもできるほか、日帰り入浴可能な「温泉ホテル八雲 遊楽亭」もクルマで5分の距離にあり、利便性も言うことなしです。開放感あふれる景色、広々とした芝生のキャンプサイト、充実した場内設備、子供が喜ぶ遊具広場……。初心者からベテラン、夫婦からファミリーまで、幅広いキャンパーに愛される道南エリアの人気キャンプ場です。

 

(データ)

住所 北海道二海郡八雲町浜松368-1

電話番号 0120-415-992(10:00~17:00)

開設期間 4月~11月

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 入場料:中学生以上500~1100円/小学生220~550円/幼児無料、サイト使用料:カーサイト2090~4290円(料金は時期によって変動)

※ペット可(指定サイトのみ)、ゴミ処理可

https://yakumo.shopro.co.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【達古武オートキャンプ場】釧路湿原観光に便利な低料金のオートキャンプ場


国立公園に指定されている「釧路湿原」は、釧路市北部から阿寒郡鶴居村、川上郡標茶町、釧路郡釧路町にかけて広がる日本最大の湿原です。その広さは、大阪市の面積を超える2万8788ha! 広大な湿原内を大きく蛇行しながら釧路川が流れ、天然記念物のタンチョウをはじめとする約1300種の生き物と約700種の植物が生息しています。

そんな釧路湿原観光のベース基地としてオススメなのが、釧路湿原国立公園内にある「達古武(たっこぶ)オートキャンプ場」です。湿原三湖に数えられる達古武湖のほとりに、美しい芝生のキャンプサイトが広がっていて、管理棟にはコインシャワーやコインランドリー、売店も完備されています。整備の行き届いた清潔なフィールドなので、初心者でも快適なキャンプを楽しめること請け合いです。

このキャンプ場の魅力のひとつは、利用料金の安さ。入場料は大人100円・子供50円、オートサイトの利用料が1泊1290円なので、「夫婦2人+子供2人」のファミリーでも1泊1500円ちょっとで宿泊することができます。しかも、低料金でありながら一部のオートサイトはAC電源も完備! リーズナブルな料金設定のため、キャンプが目的ではなく「車中泊地」「観光のベース基地」として活用しているキャンピングカーユーザーの姿も多く見られます。AC電源が完備され、給水やゴミ処理もできるので、サイト内に駐車して車内で安心して生活できるだけでも利用価値は十分です。

キャンプ場には、マウンテンバイクやカヌーのレンタルもあり、達古武湖の周囲を散策したり、湖上から神秘的な景色を鑑賞したりと、釧路湿原の大自然を思う存分味わうことができます。人気スポット「細岡展望台」までクルマで15分と、観光のベース基地としての利便性も申し分なし。釧路湿原観光に合わせてぜひ訪れたい、快適性・ロケーション・利便性の3拍子がそろったキャンプ場です。

 

 

(データ)

住所 北海道釧路郡釧路町達古武65-2

電話番号 0154-40-4448

開設期間 5~10月

営業時間 チェックイン15:00~、チェックアウト~翌10:00

料金(1泊) 入場料:大人100円、小・中学生50円+オートサイト1290円(AC電源付き)

※ペットOK、ゴミ処理可

https://www.welcome-kushirocho.jp/camp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/