【第54回】ミニバンにもキャンピングカーにも使える体圧分散に優れたマットレス


ミニバンやキャンピングカーで車中泊するとき、自宅のようにリラックスして寝られれば疲れがとれて翌日の旅も楽しく過ごせる。

 そこで重要になってくる車内の睡眠環境だが、まずは外からの視線を遮るカーテン、そしてフラットなベッドが必要になる。今回紹介するのはそのフラットなベッドを実現するアイテムだ。

 ミニバンの場合はシートをフルフラットにしても車によっては凹凸が気になり、そのままでは快適とは言いがたい。そこでマットの出番となる。

 キャンピングカーのようにしっかりしたベッドがある場合でも、より快適に寝ようと思ったら、さらにマットを敷くことで寝心地がよくなる。

 収納サイズなどを気にしなければ家庭用のマットレスを持ち込めばいいかもしれないが、車内では折りたたんで収納できることが重要。そこで車中泊用マットの出番となる。

J-Sleepアクティブは、TEIJIN製のV-LAPを使用した体圧分散性能に優れたマット。軽量で車中泊マットにピッタリだ。

ダイヤ柄にキルティング加工した表面素材で撥水加工済み。ポリエステル製シャンブレークロスを使い、汚れにくいのが特徴だ。しかもエアー式の車中泊マットと違ってカバーを取り外して洗濯ができる。

 人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれているが、エアー式マットのように空気を通さなければ蒸れてしまう。J-Sleepアクティブならば通気性に優れたV-LAPを使っているので蒸れることがない。

 色はレッド/ブルー/グリーン/オレンジ/ブラウン/グレー/ベージュの7種類から選べるので、車内内装の雰囲気などに合わせることができる。

 サイズは幅680×長さ2000㎜。大人1名分として十分なサイズ。丸めるだけで直径30㎝ほどにまとまるので収納もしやすい。エアー式マットでは空気を抜かなければならず、丸めるのも一苦労だが、J-Sleepアクティブは簡単に収納できる。

キャンピングカー パーツ ベッド ♯266015 J-Sleepアクティブ

キャンプ用品
♯266015 J-Sleepアクティブ
価格:14,800円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第52回】カムロード用、ハイエース用、電動タイプも選べるサイドオーニング


キャンプ場に着いたらできるだけ平らな場所を探し、風向きや日差しなどを考えて車を駐車。そしてサイドオーニングを出し、オーニング下にテーブルやイスを並べれば、あっという間にプライベート空間のできあがり。サイドオーニングは日除け、雨よけのための車用天幕とでもいえばいいだろうか。

ドメティックPW-1500は長さが3.5m3.0mの2種類あり、車の全長に合わせて長さを選ぶ。キャブコンやハイエーススーパーロングなどには3.5mが取り付け可能だ。全長の短いライトキャブコンやミニバンなどに取り付けるのであれば、長さ3.0mのサイドオーニングをチョイス。出幅は両サイズともに最大で2.5mあり、その幅のなかで調整可能だ。

カムロードベース車に取り付ける場合ならば同梱のブラケットを使用できるが、ハイエースに取り付ける場合は、専用のブラケットを含んだセット品を購入する。

たとえばハイエーススーパーロングならば「ドメティックPW-1500 3.5オーニングブラケットセットハイエース200系S/L(価格:109,080円)」を選ぶ。

さらにドメティックPW-1500は電動タイプがラインナップされている。3.5m3.0mともに4万円前後の価格アップになるが、スイッチ一つでオーニングの出し入れができて楽。もちろん万が一の場合には手動で出し入れ可能だ。しかも電動タイプでもノーマルタイプと比べて本体サイズがほとんど変わらないという特徴がある。

オーニングを支える脚の長さはワンタッチで操作でき、イージーロックとして特許を取得している操作性に優れたもの。オーニング生地は四層構造で丈夫に作られていて雨のしみこみを防ぐ。

本体のケースはホワイトかブラックの2色から選べ、濃色系のボディカラーの場合ならブラックを選ぶといいだろう。

またネットからの注文は大型商品のため代引きでの発送ができず、カード決済、銀行振り込みのみで受付。さらに別途送料が必要となる。

キャンピングカーパーツ ♯021501 Dometic サイドオーニング PW-1500 3.5m

オーニング関連
♯021501 Dometic サイドオーニング PW-1500 3.5m
価格:92,880円(税込、別途送料必要)
本体サイズ:3500×140×85mm

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第50回】小型軽量のBS/CSアンテナは持ち運び簡単で、しかもリーズナブル


キャンピングカーで旅をしていてテレビを視聴する場合、地上デジタル放送は近くに建物などの遮蔽物があると受信しづらく、山のなかのキャンプ場などでは受信できないこともある。

 ところがBS/CS放送は衛星からの電波を拾えばいいので、空が開けている場所であれば全国ほとんどの場所で受信ができる。山奥のキャンプ場などに宿泊するとき、地上デジタル放送が映らなくても、CS/BS放送は受信できることが多い。

 ということで、旅先でもテレビを見たい人にとってCS/BSアンテナは欠かせない装備といえる。キャンピングカーパーツセンターの売れ筋商品のなかでも一年を通してアンテナ関連は上位を占めている。

 DACP-4012は昨年末に発売になったBS/CSアンテナで、沖縄県と一部離島をのぞく全国に対応。基本的に屋外に設置するタイプで、たとえばキャンプ場などで外のテーブルなどに置いて使用する。

 アンテナの仰角(上下角度)と偏波角(方位)を合わせれば受信OK。最近はスマホのアプリでアンテナ方向を確認できるものがあるので便利だ。ちなみに東京では仰角46、偏波角+18だが、稚内では仰角36、偏波角+15と違いがあるので、それぞれの土地に合わせて調整する。

 また車内であっても窓際や壁がFRP製(バンテック車では確認済み)であれば、受信が可能だ。バンクベッドやダイニングテーブル上などにアンテナを置いてテレビを見ることができる。

 走行中もダイネットなどでテレビを見たいのであれば、自動追尾式のBS/CSアンテナのDACP-355(162,000円)やDACP-452(216,000円)が必要になるが、出かけた先で車を停めて視聴するのならば、小型軽量で手頃な値段のDACP-4012で十分。7mのアンテナケーブルと、設置ベースが付属する。

キャンピングカーパーツ ♯231068 BS/CSデジタルハイビジョン フラットパッチアンテナDACP-4012

テレビアンテナ
♯231068 BS/CSデジタルハイビジョン フラットパッチアンテナDACP-4012
価格:47,250円(税込)
サイズ:400×120×65mm(アンテナ本体)
重量:2.7kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第48回】これだけあれば車内でAC100Vが使える!災害時にも心強いポータブル電源


家庭で使っている電気製品(AC100V用)を車内で使う方法はいくつかある。キャブコンなどのキャンピングカーのようにサブバッテリーが装備されていれば、電気容量に合ったインバーターを接続する方法が一般的だ。

ミニバンなどサブバッテリーのない車ならば、アクセサリーソケットにインバーターを接続して電気を使えるが、使用電力が限られるし、エンジンを切っているときにメインバッテリーから電気を取ると、バッテリー上がりの原因になりかねない。

かといって、サブバッテリーを含めた電気システムをいちから組もうとすると大変だ。メインバッテリーから走行充電装置、サブバッテリーへの接続、さらに配線の取り回しなどもあり、後付けするのは面倒でコストもかかってしまう。

その点、ポータブル電源ならば、車内に置く場所さえあればすぐに電気が使える。リチウムイオン蓄電池「ポータブルパワー電源400Wh」は、AC100Vコンセントが2口あって合計で300Wまで使え、テレビを見たり、パソコン、デジカメなどの充電が可能だ。

 ほかにDC12Vアクセサリーソケットが1口(120W)、DC12Vコンセントが2口、USBポートが4口備わっているから、スマホやデジタル機器などの充電ができる。

 また万が一のメインバッテリー上がりでも、付属のジャンプスターターを使ってポータブル電源をつなぐことで、エンジンの再始動が可能。本体にはディスプレーが付いていてバッテリーの残量、出力電力などがわかりやすくデジタル表示され管理が容易だ。

 バッテリーがなくなったら、再チャージ。家庭用電源で6~8時間、車のアクセサリーソケットからは10~20時間で充電が可能。さらに別売のソーラーパネルを接続して4~6時間で充電できる。車中泊はもちろん、災害時で電気が使えなくなったときに心強い味方となる。

キャンピングカーパーツ バッテリー ♯201055 ポータブルパワー電源400Wh

バッテリー・充電関連
♯201055 ポータブルパワー電源400Wh
価格:96,120円(税込)
サイズ:235×230×140mm
重量:5kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第46回】-18℃まで冷やせて、1年中活躍する コンパクトなポータブル冷蔵庫


車中に冷蔵庫があると、飲み物を冷やすだけでなく、旅先で生鮮品をちゅうちょなく購入することができて便利だ。旬の魚介類を買って旅の途中で車内で調理したり、お土産に持って帰ることもできる。

ポータブル冷蔵庫CDF-16」は、WAECO(バエコ)の人気のポータブル冷蔵庫シリーズに新たに追加されたモデル。これまで上開きで横ヒンジタイプのCDF-18(庫内容量18L)がラインナップされていたが、それよりもさらに小型スリムになり縦ヒンジを採用した。

冷蔵庫の幅はわずか260mmなので、運転席と助手席の間や、セカンドシートの足もとなどのスペースにぴったり収まる。

電源は12V、24V兼用で自動切り替え機能付きで、アクセサリーソケットへ接続する。低電圧保護機能付きだから、バッテリーの電圧が下がると自動的に電源をオフにするので、サブバッテリーを装備していない乗用車でも安心して使うことができる。もちろんサブバッテリーに接続すれば、より安心して使える。

高性能コンプレッサーによって冷却能力は+10℃から-18℃まで対応。デジタル表示モニター付きなので、設定温度を簡単にセットすることができる。

庫内はライト付き。2Lサイズのペットボトルが立てて入れられる深さ271.8mmのメイン庫と、117㎜の浅いサブ庫があり、容量は合わせて16Lある。

上蓋は脱着可能なので庫内の掃除も簡単。またコンプレッサーは静音タイプを使用しているので、車内にあっても就寝時に動作音が気にならないので、車中泊にもお薦めのポータブル冷蔵庫だといえる。

キャンピングカーパーツ ♯162071 WAECO ポータブル冷蔵庫 CDF-16キャンピングカーパーツ ♯162071 WAECO ポータブル冷蔵庫 CDF-16

冷蔵庫
♯162071 WAECO ポータブル冷蔵庫 CDF-16
価格:54,000円(税込)
サイズ:549.5×260×366.9mm
重量:11.5kg 容量:16L

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp