【第48回】これだけあれば車内でAC100Vが使える!災害時にも心強いポータブル電源


家庭で使っている電気製品(AC100V用)を車内で使う方法はいくつかある。キャブコンなどのキャンピングカーのようにサブバッテリーが装備されていれば、電気容量に合ったインバーターを接続する方法が一般的だ。

ミニバンなどサブバッテリーのない車ならば、アクセサリーソケットにインバーターを接続して電気を使えるが、使用電力が限られるし、エンジンを切っているときにメインバッテリーから電気を取ると、バッテリー上がりの原因になりかねない。

かといって、サブバッテリーを含めた電気システムをいちから組もうとすると大変だ。メインバッテリーから走行充電装置、サブバッテリーへの接続、さらに配線の取り回しなどもあり、後付けするのは面倒でコストもかかってしまう。

その点、ポータブル電源ならば、車内に置く場所さえあればすぐに電気が使える。リチウムイオン蓄電池「ポータブルパワー電源400Wh」は、AC100Vコンセントが2口あって合計で300Wまで使え、テレビを見たり、パソコン、デジカメなどの充電が可能だ。

 ほかにDC12Vアクセサリーソケットが1口(120W)、DC12Vコンセントが2口、USBポートが4口備わっているから、スマホやデジタル機器などの充電ができる。

 また万が一のメインバッテリー上がりでも、付属のジャンプスターターを使ってポータブル電源をつなぐことで、エンジンの再始動が可能。本体にはディスプレーが付いていてバッテリーの残量、出力電力などがわかりやすくデジタル表示され管理が容易だ。

 バッテリーがなくなったら、再チャージ。家庭用電源で6~8時間、車のアクセサリーソケットからは10~20時間で充電が可能。さらに別売のソーラーパネルを接続して4~6時間で充電できる。車中泊はもちろん、災害時で電気が使えなくなったときに心強い味方となる。

キャンピングカーパーツ バッテリー ♯201055 ポータブルパワー電源400Wh

バッテリー・充電関連
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重量:5kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp