【旭川ラーメン登山軒】ダブルスープの正統派旭川ラーメンが味わえる層雲峡エリアの老舗店


北海道上川町にある層雲峡温泉は、旭川からクルマで1時間ちょっとでアクセスできる北海道有数の観光スポットです。周囲には、ロープウェイで絶景を拝める「大雪山黒岳」、高さ200 mの断崖を間近で見られる「大函・小函」、断崖に2本の滝が連なる「流星・銀河の滝」などがあり、1年を通して多くの観光客でにぎわっています。

 

層雲峡観光の際にぜひ立ち寄っていただきたいオススメのお店が、90年以上に渡って地元客や観光客、登山客たちに愛され続けてきた「旭川ラーメン登山軒」。トンコツと鶏ガラでダシをとったダブルスープの正統派旭川ラーメンが味わえる、昭和5年創業の老舗店です。層雲峡の公共駐車場にクルマを止めてペンションやホテル、日帰り温泉、食堂などが立ち並ぶエリアを進むと、徒歩2分で風情のある店構えが見えてきます。

ラーメンは、しょうゆ・塩・味噌・ピリ辛の4種類から選べ、カレーライスやかつ丼、チャーハン、焼き餃子なども用意されています。ジャンボラーメンやミニラーメンもあるので、お腹いっぱい食べたい人や小さな子供のいるファミリーでも安心して入店できます。一番人気は、老舗店の伝統の味を楽しめる「特製旭川ラーメン」(1400円)。丼をチャーシューが覆いつくした「チャーシューラーメン」(1250円)や、ラーメンの上に大きなとんかつがのった「とんかつラーメン」(1250円)も人気です。ラーメンメニューは大盛りもでき、バター、わかめ、コーンのトッピングも用意されているので、自分好みの1杯を存分に味わうことができます。

お店の周囲には、日帰り温泉施設「黒岳の湯」のほか、大雪山や層雲峡の自然について学べる「層雲峡ビジターセンター」、標高670mの層雲峡駅と標高1300mの黒岳5合目駅を結ぶ「黒岳ロープウェイ」もあります。伝統の正統派旭川ラーメンを味わったあとは、ゆっくり層雲峡の観光を楽しんでください。

 

(データ)

店舗 旭川ラーメン登山軒

住所 北海道上川郡上川町層雲峡温泉

TEL 01658-5-3005

営業時間 10~21時

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【あさひかわラーメン村】旭川市内の人気店が集まったラーメンのテーマパーク


北海道旅の醍醐味は、北の大地ならではの美味しいグルメを味わえること☆ 新鮮な海の幸やスープカレー、ジンギスカン、豚丼のほか、B級グルメからスイーツまで、北海道にはさまざまなグルメがありますが、なかでも不動の人気を誇っているのがラーメン!   函館塩ラーメン、札幌味噌ラーメン、旭川しょうゆラーメン、室蘭カレーラーメンなど、その土地によって異なる味を楽しむことができます。しかし、人気の個人店や老舗店は混雑しているし、周囲にキャンピングカーを止められる場所があるか不安……。そんな人にオススメなのが、旭川市にある「あさひかわラーメン村」です。

この施設は、旭川市内の人気ラーメン店が集まったラーメンのテーマパーク。旭川が誇るラーメン文化を広く知ってもらいたいというコンセプトで、1996年に誕生しました。ショッピングセンター「パワーズ」の一角に位置しており、広い無料駐車場も完備しているのでキャンピングカーでの訪問も安心♪ 入場無料で、施設内の店舗から好きなお店を選んで極上の旭川ラーメンを味わうことができます。

営業している店舗は、64年の歴史を持つスープが自慢の老舗店「青葉」、丸1日煮込んだスープと2日間かけてつくるチャーシューが自慢の「いってつ庵」、すね骨の豚骨スープにこだわった「いし田」、昔ながらの味わい深いラーメンを楽しめる「天金」、全国的に有名な「山頭火」、健康・美人になる烏骨鶏ラーメンを提供する「さいじょう」、秘伝のスープに自家製中細ちぢれ麺を合わせた王道旭川ラーメン「梅光軒」の7店舗(2024年4月現在)。

施設内には、あさひかわラーメン村神社やラーメンにちなんだ顔出しパネル、丼と割りばしをモチーフにした休憩ベンチなど、記念写真スポットも盛りだくさん。絶品の旭川ラーメンとあわせて、ラーメン文化発信地ならではの雰囲気も味わってみてください。

 

(データ)

店舗 あさひかわラーメン村

住所 北海道旭川市永山11条4丁目119-48

TEL 0166-48-2153

営業時間 11:00~20:00

定休日 なし

駐車場 無料

https://www.ramenmura.com/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【ラーメンきっさ えきばしゃ】小さな駅舎の中にある 隠れたラーメンの名店


北海道の名物グルメを味わいたいなら、ラーメンは絶対に外せないメニューのひとつです。函館塩ラーメン、札幌味噌ラーメンなど道内各地に名物ラーメンがありますが、今回紹介する「ラーメンきっさ えきばしゃ」は、道東エリアを代表する隠れた名店。10年ほど前に家族とキャンピングカーで北海道を旅していたときに、キャンプ場で出会った地元の人に「ぜひ行ってみて」とお勧めされたラーメン店です。

                                                                               お店があるのは、JR釧網本線の止別(やむべつ)駅。「別れを止める」と書いて、止別。何ともロマンチックなネーミングです。お目当ての「えきばしゃ」は、木造のレトロな駅舎の中にあります。小さな駅ですが、網走と知床半島の中間点にあたる国道244号線のすぐ近くで、網走~知床観光の移動中にアクセスしやすい立地です。

このお店の名物は、麵の上に白髪ねぎがたっぷりのった「ツーラーメン」。具が白髪ねぎと刻みチャーシューの2つだけなのでこのネーミングになったそうです。昭和レトロな店内でいただくシンプルさを極めた塩ラーメンは、何度でも味わいたくなる優しい味わいが魅力です。ツーラーメンのほかに、ホタテやエビ、カニなどの海の幸がたっぷりのった味噌味の「駅長ラーメン」(1650円)も、観光客を中心に人気のメニューとなっています。

ここを訪れたら、ラーメンのお供にぜひ味わっていただきたいのが、「じゃがいも街道」(500円)です。鉄鍋で焼いた熱々のじゃがいもにバターをのせただけのシンプルなメニューですが、じゃがいもの産地として有名な小清水町のお店だけあって、その美味しさは感動もの!新鮮な牛乳もセットになっているので、一品で北海道の魅力をたっぷりと味わえます。

お店までは、網走からクルマで30分、知床半島のウトロからクルマで50分ほど。周辺には「小清水原生花園」「天に続く道」などの人気観光スポットもあるので、ぜひ旅の途中で立ち寄って素朴なご当地グルメを味わってみてください。

 

(データ)

店舗 ラーメンきっさ えきばしゃ

住所 北海道斜里郡小清水町止別1 JR止別駅舎内

営業時間 11:00~19:00(ラストオーダー18:30)

定休日 不定休

TEL 0152-67-2152

https://www.town.koshimizu.hokkaido.jp/sightseeing/detail/00007027.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第267回】暑い時のチョット小腹が…、にオススメ!?


 コレは何か? 実は即席袋麺を水戻しして食べようと言う代物。えっ! と思われるかもしれないが、意外にいけたりする。しかも、1人前だと多いなぁという時にちょこっと作ることもできて便利この上なし。お湯で戻すとか煮込まなくても大丈夫なの? と聞こえてきそうだが、袋麺やカップ麺は基本すでに熱加工された麺をなんらかの方法で乾燥させたもの。なので、熱処理しなくても基本大丈夫なはず。風味という点では、やっぱり熱い方が良いとは思われるけどね。そもそも熱い環境のキャピングカー車内で、コンロに火を付けてお湯を沸かすのも嫌だなとか、まだしばらくはそういう気温が続くわけで。

 今回用意したものは、見ての通りのもの。イロイロ試してみたが、多分何処でも手に入る超有名品が一番具合がよろしいかと。あと、普通のカップ麺も用意してみた。

  

 某有名鶏ラーメンは、お湯をかけて戻すときは400ccとなっているので、200ccの水をメスティンに入れた。自分のメスティンには、炊飯用に目安となる印を付けてあるのでそれに従ったが、まあシェラカップなりなんなりで計ろう。量はきちんとした方が味がおかしくならない。

  

 なぜ袋麺をオススメするかと言えば、バリっと半分に分けられるから。と言うよりさらに小分けも可能。そして某鶏ラーメンが都合がいいのが、小袋のスープなどがなくすでに麺に味が染み込ませてあること。手間がかからなくて最高である。水に浸けて全体がふやけてくる様にひっくり返し、大体20分くらい経ったら食べ頃の始まり、3分ではどうにもならない。1時間放置しても、相当水分は麺に吸い上げられるが伸びちゃった状態にはなかなかならないので、麺の硬さの好みのあたりで時間調節するのが吉。

 試しというか比較に普通のカップ麺も用意した。コレも同様に規定量まで水を注ぎ20分以上放置するだけ。ここからが問題で、写真のように後入れの油があるとしてコレを投入すると、ベタベタするし白く固まってしまうこと。油的風味が欲しければごま油か何かにした方がいい。 実は、某鶏ラーメンの場合そもそも含まれている油が少ないので、仕上がりにベタベタ感が少ないのも向いていると言えそう。後は好みでネギやワカメなど載せ頂くだけ。レモン汁などを振りかけると、より夏の暑さにサッパリとした状態で楽しめる。気分は山形の冷やしラーメン。 邪道と言えばそれまでだが、キャンプで撤収を終えた後にカップ麺を食べるという比率は相当高いらしく、それは手間と洗い物などを少なくしたいという欲求からだろう。こんな方法もあるよという一工夫として、頭の中に入れておくといいかも。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com