コレは何か? 実は即席袋麺を水戻しして食べようと言う代物。えっ! と思われるかもしれないが、意外にいけたりする。しかも、1人前だと多いなぁという時にちょこっと作ることもできて便利この上なし。お湯で戻すとか煮込まなくても大丈夫なの? と聞こえてきそうだが、袋麺やカップ麺は基本すでに熱加工された麺をなんらかの方法で乾燥させたもの。なので、熱処理しなくても基本大丈夫なはず。風味という点では、やっぱり熱い方が良いとは思われるけどね。そもそも熱い環境のキャピングカー車内で、コンロに火を付けてお湯を沸かすのも嫌だなとか、まだしばらくはそういう気温が続くわけで。
今回用意したものは、見ての通りのもの。イロイロ試してみたが、多分何処でも手に入る超有名品が一番具合がよろしいかと。あと、普通のカップ麺も用意してみた。
某有名鶏ラーメンは、お湯をかけて戻すときは400ccとなっているので、200ccの水をメスティンに入れた。自分のメスティンには、炊飯用に目安となる印を付けてあるのでそれに従ったが、まあシェラカップなりなんなりで計ろう。量はきちんとした方が味がおかしくならない。
なぜ袋麺をオススメするかと言えば、バリっと半分に分けられるから。と言うよりさらに小分けも可能。そして某鶏ラーメンが都合がいいのが、小袋のスープなどがなくすでに麺に味が染み込ませてあること。手間がかからなくて最高である。水に浸けて全体がふやけてくる様にひっくり返し、大体20分くらい経ったら食べ頃の始まり、3分ではどうにもならない。1時間放置しても、相当水分は麺に吸い上げられるが伸びちゃった状態にはなかなかならないので、麺の硬さの好みのあたりで時間調節するのが吉。
試しというか比較に普通のカップ麺も用意した。コレも同様に規定量まで水を注ぎ20分以上放置するだけ。ここからが問題で、写真のように後入れの油があるとしてコレを投入すると、ベタベタするし白く固まってしまうこと。油的風味が欲しければごま油か何かにした方がいい。 実は、某鶏ラーメンの場合そもそも含まれている油が少ないので、仕上がりにベタベタ感が少ないのも向いていると言えそう。後は好みでネギやワカメなど載せ頂くだけ。レモン汁などを振りかけると、より夏の暑さにサッパリとした状態で楽しめる。気分は山形の冷やしラーメン。 邪道と言えばそれまでだが、キャンプで撤収を終えた後にカップ麺を食べるという比率は相当高いらしく、それは手間と洗い物などを少なくしたいという欲求からだろう。こんな方法もあるよという一工夫として、頭の中に入れておくといいかも。