【第278回】DIY心をくすぐる キャンピングカーパーツ ㉘


蛇口に水を供給するための水中ポンプを紹介します。低圧タイプ、高圧タイプがあり、水の吐水量によってポンプの価格も変わってきます。また給水タンクの中に入れて使うタイプの水中ポンプだと配管が少なくてすみ、簡単にDIYができます。一般家庭と同じような水に勢いのある大型のポンプも紹介していきましょう。

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♯132004

インナーポンプ 12V

価格:2,750円

 

●DC12Vで動作するポンプ。毎分7.5ℓ汲みあげられる低圧動作タイプで、マイクロスイッチ埋込型の蛇口を接続して、ポンプを動かします。サイズ:104×34×41mm。DC24Vタイプ(♯132005 3,080円)もあります。

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♯62020

水中ポンプホワイト径45mm

価格:2,200円

 

●DC12Vで動作するポンプ。毎分10ℓ汲みあげられる低圧動作タイプで、マイクロスイッチ内蔵タイプの蛇口とともに使用します。サイズ:114×44mm

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♯62024

循環水中ポンプ ブルー

価格:5,500円

 

●水中ポンプにつないだ配管が長くなると、水圧が落ちてしまいます。水圧を保ちつつ蛇口まで届けるため、配管の途中に取り付けるポンプです。毎分15ℓ送り出すことができます。サイズ:182×48×40mm

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♯132043

シャフロ コンパクトポンプ12V SLV10

価格:12,320円

 

●低圧用のホース配管で組まれた給水ラインをインナーポンプの代わりに置き換える感圧式スイッチ内蔵ポンプ。蛇口をひねると自動で作動し、配管内の圧力が2.0Barになると停止する仕組みです。

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♯132044

シャフロポンプ アクアキング2スタンダード12V

価格:24,200円

 

●感圧式のポンプで高圧タイプの配管に設置します。DC12V仕様で一般家庭と同じような水流で利用できます。DC24Vタイプ(♯132045 26,950円)もあります。

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第247回】DIY心をくすぐるキャンピングカーパーツ その⑫


給水タンクに使うポリタンクは、使う人数やキャンプスタイルによって必要な容量は異なります。手洗い、歯磨きくらいであれば10ℓくらいの小型サイズでも充分ですし、ファミリーで使ったり、給水する回数を減らしたいのであれば、大型のものを用意するといいでしょう。車の大きさによって使えるポリタンクの大きさや形状が異なります。水は重いので車内に置く場合は、重量配分にも気をつけましょう。

 タンク内の水容量を確認するためのセンサーやゲージなど周辺のアイテムも多くあります。車中泊旅の必需品といえる水を管理するためのアイテムを紹介していきましょう。

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キャンピングカーパーツセンター ♯131015 ポリタン10L カバープレートセット

♯131015

ポリタン10L カバープレートセット

価格:3,278円

●直方体で薄い形状。バンコンなど車内空間が限られたスペースのモデルにも設置しやすいタンクです。カバープレートがセットになっています。サイズ:420×120×260㎜

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キャンピングカーパーツセンター ♯131011 ポリタン10L ポンプキャップセット

♯131011

ポリタン10L ポンプキャップセット

価格:3,564円

●「ポリタン10L カバープレートセット(♯131015)」と同様のサイズですが、こちらはポンプキャップが付き、水中ポンプをセットしやすくなっています。

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キャンピングカーパーツセンター ♯131030 フィアマ TANK 70L

♯131030

フィアマ TANK 70L

価格:18,700円

●ダイネットシートの下などに設置しやすい薄型のタンクで点検ホール付き。フロア固定用のボルトナット類も付属しています。

サイズ:700×470×240㎜

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キャンピングカーパーツセンター ♯131029 ウォッシャブルタンク ナチュラルタイプ20L

♯131029

ウォッシャブルタンク ナチュラルタイプ20L

価格:1,430円

●大口径の給水口付きで、手を入れてタンク内部を清掃することができます。小さい方のキャップを蛇口に付け替えて屋外用の重力式水タンクとして使うこともできて便利です。サイズ:245×325×355㎜

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キャンピングカーパーツセンター ♯61138 ウォーターロールタンク25L グレー

♯61138

ウォーターロールタンク25L グレー

価格:11,000円

●清水の運搬やグレータンクとしてなど使い方がいろいろと考えられるホイール付きのタンクです。移動用ハンドルのほかに中央部分にも取っ手が付いているのでタンクへの水補給も楽に行えます。サイズ:500×335×240㎜

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キャンピングカーパーツセンター ♯61109 ウォータータンク 85L

♯61109

ウォータータンク 85L

価格:33,220円

●大容量タンクにはメンテナンスホールが付いていて、ホース接続やドレンの取り付けなどの作業が楽です。材質は薬品などにも強いポリエチレンを使っています。サイズ:260×500×700㎜

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キャンピングカーパーツセンター ♯131027 ウォーターゲージセンサーJFW-03

♯131027

ウォーターゲージセンサーJFW-03

価格:6,600円

●給水タンクに縦型に設置するレベルセンサーです。給水タンクの深さが250㎜以上のものに対応します。取り付け用のパッキンとビスが付属。サイズ:φ50×250㎜

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キャンピングカーパーツセンター ♯131035 ウォーターゲージメーターステンレス

♯131035

ウォーターゲージメーターステンレスJMP-03BS

価格:9,900円

●タンクから離れた車内でも給水の残量を確認できる電気式のウォーターメーターです。

「ウォーターゲージセンサーJFW-03(♯131027)」とセットで使用します。

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キャンピングカーパーツセンター ♯80120 タンクセンサー

♯80120

タンクセンサー

価格:9,900円

●タンク内の容量を確認するためのレベルセンサーです。取り付けキットのためモニターパネルまでの配線は別途用意する必要があります。

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浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第241回】DIY心をくすぐるキャンピングカーパーツ その⑨


前回のシンクに引き続き、水回りパーツとして重要なフォーセット(Faucet・蛇口)を紹介します。大きく分けるとシングルタイプと混合栓タイプの2種類あります。

 温水器を装備しているキャンピングカーはあまり多くないと思うので今回はシングルタイプのみを取り上げます。

 フォーセットで電源スイッチ(マイクロスイッチ)を内蔵したものならば、蛇口をひねることで水中ポンプが連動します。電源スイッチを内蔵していないものは、別途電源スイッチが必要になります。

 フォーセットは色や形などいろいろとあるので車内の雰囲気に合わせて交換することができます。クロームタイプならば豪華な印象になりますし、細身のタイプや、首振りタイプなどさまざま。

 ホースタイプのものならば蛇口を伸ばして車外でシャワーとして使うこともでき、泥汚れの付いたアウトドアグッズを洗ったりするのに便利です。

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キャンピングカーパーツセンター ♯630013 フォーセットサイドノブホワイト

♯630013

フォーセットサイドノブホワイト

価格:4,840円

●スタンダードなマイクロスイッチ内蔵の蛇口です。ホースは専用のクランプ付きでしっかりと固定され耐久性に定評のあるタイプ。

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フォーセットHahn Keram.Mono ブラック/クローム

♯630357

フォーセットHahn Keram.Mono ブラック/クローム

価格:6,380円

●マイクロスイッチ内蔵の低圧タイプ。単水栓で蛇口は左右に回転するので、洗面台などに適しています。カラーはシャンパンゴールドに近いつや消しです。

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キャンピングカーパーツセンター ♯63002 フォーセット ライヒ 自在型 グレーST付き

♯63002

フォーセット ライヒ 自在型 グレーST付き

価格:4,620円

●蛇口が細身でシンプルなスタイルのため狭いところにも設置できるタイプです。ホースには専用のクランプが付属。マイクロスイッチ内蔵の低圧タイプです。

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キャンピングカーパーツセンター ♯631283 ライヒ シャワーホース付きフォーセット スルー ホワイト

♯631283

ライヒ シャワーホース付きフォーセット スルー ホワイト

価格:7,920円

●カウンタートップに取り付けて蛇口として使えるほか、ホースを引き出すことで外部シャワーとして使うことができます。シャワーヘッド部分で水の出方を切り替えられます。

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キャンピングカーパーツセンター ♯133028 シングルレバーフォーセットロンドンクローム

♯133028

シングルレバーフォーセットロンドンクローム

価格:6,050円

●マイクロスイッチ内蔵でレバー操作がしやすいデザイン。クロームメッキ調の仕上がりで豪華な雰囲気のある蛇口です。

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浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第239回】DIY心をくすぐるキャンピングカーパーツ その⑧


キャンピングカーの構造要件を満たすための水道設備には、10ℓ以上の水が溜められるタンクと洗面台が必要です。今回はその設備のうちの洗面台=シンクについて取り上げようと思います。

 輸入車やキャブコンなど車内スペースに余裕のある車はトイレルーム内に専用の洗面台が装備されているものがあります。

 車内空間が限られた車の場合はキッチンのシンクを兼ねるものがほとんどで、バンコンなどで使われる省スペースで場所をとらない極薄のシンクもあります。

 紹介するシンクは大きく分けると角型と丸型の2タイプでさまざまなサイズがあります。

 中古でキャンピングカーを手に入れた人ならば古くなったシンクを新しく交換することでキッチンの雰囲気を一新。ほかにも少し大きめのものに付け替えたり、新たにDIYでシンクを取り付けるなどアイデアに合わせて活用してください。

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♯141006

角シンクセット ステン 419×314×H127

価格:14,000円

●使いやすい角型のステンレスシンク。キャンピングカーパーツセンターで取り扱うもののなかでは大型サイズです。排水ホースは内径30㎜で長さ800㎜。排水口にはゴミトラップの付いた止水栓が付属しています。

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♯141008

ミニシンクセット ステン 320×265×H100

価格:7,800円

●浅めのシンクでキッチンよりも洗面などに使うのに適したシンクです。排水ホースは内径30㎜で長さ800㎜のものが付属しています。

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♯141032

ミニミニシンクセットNO.2 325×176×H65

価格:4,200円

●ミニシンクセットよりもさらに浅く、シンクやキッチンのスペースを極小にしたいときに適したサイズです。排水ホースは内径19㎜で長さ800㎜のものが付属。

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♯141022

丸型シンク SH-250CP

価格:3,590円

●洗面器としてトイレルームへの設置にも適している丸型シンクです。排水口は「TO-110J(#141010)」の排水口共栓に対応しています。

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♯161013

折り込みシンク(白)

価格:18,000円

●壁面に取り付けるタイプの洗面器です。折りたたみ式で跳ね上げることによって裏側に排水される仕組みになっています。

■収納時:500×155×350㎜

■展開時:500×195×195㎜

■取付部:500×195㎜

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♯141010

排水口共栓 TO-110J

価格:1,000円

●シンクの排水口にはめ込んで裏からナットを締めて取り付けます。内径30㎜の排水ホースに対応。止水栓は90度回転させることで機能します。

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♯141011

排水ホース 普通ネジ TO-192 L800㎜

価格:400円

●「TO-110J(#141010)」の排水口共栓に対応した排水ホースです。接続部分にはゴムパッキンが内蔵されてねじ込むだけで接続完了。直下にポリタンクを置いてホースを差し込めばそれだけで排水設備の設置ができます。

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浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第93回】温水器、温かいお湯で手を洗える幸せ


寒い冬の季節でのキャンプで、ことさら有難いのはお湯が使える環境が整っていること。かじかんだ手も、温水で洗えば1発で気持ちよくなれるからね。バンテック製のキャブコンでは、走行時のラジエター液からの熱交換か電熱器による加熱で温水を作り、22Lの熱いお湯を用意することが可能だ。

その温水は、混合栓で冷水と好みの温度に調節して使える。この温水器は貯湯式というタイプで、字の通りお湯をためて温めるタイプ。瞬間湯沸かし器とはまったく違った構造をしている。そのため、走行時にラジエター液との熱交換で温まるのに約1時間ほどが必要で、電熱の場合も同じだ。温められたお湯は、タンクに断熱材がしっかり巻き付けられていて、魔法瓶ほどでは無いもののかなりの時間温かい状態をキープする。

構造も簡単でガスなどの燃焼施設も無いので扱いはしやすいが、家族4人でシャワーをゆったり浴びるといような用途には容量が足りなく不向き。1人ならそれは問題無いだろうが、そもそも冷水の量をどの程度搭載しているかの方が問題になる。

国産キャンピングカーの場合、生活インフラ的にバンバン水を使ってどんどんお湯を沸かすという使い方は、出かけるキャンプ場などでそういった状況を可能にする設備が整っているところがほとんど無いので、優先順位的にあまり考慮されていない。

そのため、使用済みの食器についた油汚れを温水で落としきるのにも向いていない。ある程度拭き取ってから洗浄して落とすくらいがちょうどいいだろう。確かに便利な装備ではあるが、万能では無いので使う側の創意工夫は必要になる。

さて、便利である貯湯式温水器ではあるが使用上の注意点もある。それは特に冬なのだが、タンクの凍結はさせてはならないといこと。タンク本体はアルミで出来ていて、満タンに近いような状況で凍結が起こると、氷になって体積が増える水の特性からタンクを割ってしまうことがあるのだ。

寒い凍結するような時期にキャンプに出かける時は、温度管理に注意しつつ帰宅したらタンクに残っている水、お湯をドレンから抜き出してしまうことが重要である。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com