【水無海浜温泉】最高の開放感を味わえる波打ち際の無料露天風呂


北海道には、自然を感じながら温泉を堪能できる無料露天風呂が数多く存在しています。川沿い、海沿い、山の中など、様々なロケーションで無料の温泉露天風呂に浸かれるのは、北海道旅の醍醐味のひとつ。ただし、野趣あふれる無料露天風呂は、自然環境に恵まれた道東エリアに集中しているので、函館港から北海道入りしたキャンピングカーユーザーにとっては「距離が遠くてアクセスしにくい」という難点があります。

そこで、函館港を利用するユーザーにぜひお勧めしたいのが、道南エリアに唯一存在する穴場の無料温泉露天風呂「水無海浜温泉」です。北海道クルマ旅の起点となる函館フェリーターミナルから、クルマで約1時間半。「道の駅なとわ・えさん」を過ぎてさらに20分ほど走った恵山岬の突端に、目的地の「水無海浜温泉」があります。ここは、干潮時の数時間のみ姿を現す幻の天然温泉。波打ち際に岩風呂が設置されていて、目の前に広がる太平洋の大海原を眺めながら無料で温泉を堪能することができます。

 

20台程度のスペースが確保された無料駐車場にクルマを止めて海辺に降りると、太平洋と一体化した波打ち際の岩風呂が見えてきます。基本は混浴ですが、水着の着用も可能なので女性でも安心。男女別の更衣室も完備されていて、誰でも自由に北海道ならではのワイルドな露天風呂を楽しむことができます。

泉質はナトリウム、塩化物泉で、源泉は49℃、効能は神経痛や筋肉痛、冷え性など。数種類の岩風呂が階段状にレイアウトされていて、湯船に浸かるとまるで目の前の海と一体になったかのような、最高の開放感を味わうことができます。ただし、干潮時のみ姿を現す「幻の露天風呂」なので、事前に入浴可能な時間を調べておくことが必須。函館市ホームページの産業建設課ページに「水無海浜温泉入浴可能時間のお知らせ」がアップされているので、訪問前に必ずチェックしておきましょう。

 

(データ)

住所 北海道函館市恵山岬町

電話番号 0138-86-2111(函館市椴法華支所 産業建設課)

風呂 混浴(水着着用可)

入浴可能時間 干潮時(事前にHPで要確認)

駐車場 20台(無料)

料金 無料

https://www.hakobura.jp/db/db-onsen/2008/11/post.html

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【オートリゾート八雲】北海道らしいスケール感を味わえる道南屈指の高規格キャンプ場


北海道の玄関口・函館港フェリーターミナルがある道南地域。2016年に新青森駅~新函館北斗駅を結ぶ北海道新幹線が開通するなど、道内でも比較的都会的な印象があるエリアですが、そんな道南にも北海道らしい最高の開放感を味わえる人気のキャンプ場があります。それが、八雲市にある「オートリゾート八雲」です。

函館から道央方面へとつながる国道5号線を走って1時間ちょっと。噴火湾を望む高台に広がった「噴火湾パノラマパーク」の敷地内に、道内屈指の高規格キャンプ場「オートリゾート八雲」があります。キャンプ場の入口ゲートをくぐって場内へ進むと、まずは美しい白樺並木がキャンパーをお出迎え。清潔に保たれた芝生のキャンプサイトからは、噴火湾パノラマパークと噴火湾の水平線が一望でき、最高のロケーションの中でゆったりとした時間を過ごすことができます。

設備の充実度も、「オートリゾート八雲」の大きな魅力。センターハウスには売店やコインランドリー、コインシャワーが完備され、カーサイトにはAC電源、炊事用シンク、野外炉、野外卓が設置されています。ほかにも、噴火湾を望む展望台、見晴らし抜群のウッドデッキ、ツリーハウス、五右衛門風呂など、キャンパーが楽しく過ごせる設備が目白押し。キャンプ道具のレンタルも豊富にそろっているので、手ぶらで訪れても快適なキャンプを楽しむことができます。

キャンプ場から歩いて行ける距離に、大型遊具がそろった「まきばの冒険広場」があるのも、遊び盛りの子供を持つファミリーにはうれしいポイント。近くの大型スーパーでBBQの買い出しもできるほか、日帰り入浴可能な「温泉ホテル八雲 遊楽亭」もクルマで5分の距離にあり、利便性も言うことなしです。開放感あふれる景色、広々とした芝生のキャンプサイト、充実した場内設備、子供が喜ぶ遊具広場……。初心者からベテラン、夫婦からファミリーまで、幅広いキャンパーに愛される道南エリアの人気キャンプ場です。

 

(データ)

住所 北海道二海郡八雲町浜松368-1

電話番号 0120-415-992(10:00~17:00)

開設期間 4月~11月

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 入場料:中学生以上500~1100円/小学生220~550円/幼児無料、サイト使用料:カーサイト2090~4290円(料金は時期によって変動)

※ペット可(指定サイトのみ)、ゴミ処理可

https://yakumo.shopro.co.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【ちとせ美笛キャンプ場】苫小牧から50分で行ける最高ロケーションのキャンプ場


自然豊かなフィールドでキャンプを楽しめるのが北海道旅の醍醐味のひとつですが、ロケーションに恵まれたキャンプ場は道東エリア・道北エリアに集中しているので、そこまで行くのが大変……。そんな人にお勧めなのが、函館・小樽・苫小牧のフェリーターミナルからアクセスしやすい道央エリアの「ちとせ美笛キャンプ場」です。

千歳市の秘境・支笏湖のほとりに整備されたこのキャンプ場は、札幌から下道で1時間半、苫小牧フェリーターミナルからも下道で50分という好立地で、しかもロケーションの素晴らしさは北海道でもトップレベル! 手軽に大自然を満喫できる道内屈指のフィールドということで、北海道のキャンパーはもちろん、本州のキャンプフリークからも絶大な人気を集めています。

このキャンプ場の最大の魅力は、支笏湖の湖畔に広がる開放的なロケーションと、好きな場所に車両を乗り入れできる「オートフリーサイト」であることです。湖畔の砂浜から静かな林間サイトまで、好みに応じて設営場所は選び放題。気に入った場所にクルマを止めてサイドオーニングやタープを設営すれば、そこが大自然の中のプライベート空間になります。カヌーや湖水浴を楽しみたいアクティブ派は湖畔サイト、自然を味わいながら静かに焚き火を楽しみたいキャンパーは森林サイトと、同じキャンプ場でありながら場所によってまったく異なる雰囲気のキャンプを楽しめるのが魅力です。

大自然に囲まれたオートフリーサイトのためAC電源設備はありませんが、管理棟ではコインシャワーやコインランドリーの使用が可能。ペット連れOKでごみ処理ができるのも、北海道を旅するキャンピングカーユーザーにとってうれしいポイントです。人気のキャンプ場なので、混雑を避けてゆったりと大自然を味わいたいなら、トップシーズンの7~8月を避けて人の少ない平日に訪問するのがお勧め。支笏湖、恵庭岳、樽前山を望む大自然の中で、北海道ならではのキャンプ体験を味わってみてください。

 

 

(データ)

住所 北海道千歳市美笛

電話番号 090-5987-1284(センターハウス)※受付時間7:00~19:00

開設期間 5月上旬~10月中旬

営業時間 チェックイン7:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 大人2000円、小中学生1000円、幼児(4歳以上)200円

※ペット可、ゴミ処理可

https://www.shikotuko.jp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【ナイタイ高原牧場】北海道の広大さを肌で感じられる日本一スケールの大きな公共牧場


日本離れしたスケールの大きな絶景が、北海道の魅力のひとつ。道内には数多くの絶景スポットが点在していますが、なかでも日本の畑作や酪農の中心地である十勝地方は、北海道らしい景観を満喫できるエリアとして人気を集めています。青空の下に広がる田園風景、はるか遠くの地平線まで続く十勝平野、広大な牧草地に放牧された牛たちの姿……。十勝エリアには、そんな北海道らしい風景に出会えるスポットが数多く存在します。

十勝の絶景スポットでとくにお勧めなのは、上士幌町にある「ナイタイ高原牧場」です。この牧場は、総面積約1700ha(東京ドーム358個分)の敷地を持つ“日本一広い公共牧場”。視界いっぱいに広がる緑のじゅうたんと澄み切った空気が、日々の疲れを癒してくれます。

入口ゲートから牧場の最上部までは約6kmの1本道が続き、放牧された約2000頭の牛が草をはむ牧歌的な風景を眺めながら、爽快なドライブを楽しむことができます。標高800mの最上部から眺める360°の大パノラマは、まさに北海道でしか味わえないスケール感! 鮮やかな緑のじゅうたんに寝転んで、目の前に広がる地平線や大きな青空を眺めていると、体が大自然と一体になったような心地いい感覚と最高の開放感を味わえます。

牧場の最上部に建つ「ナイタイテラス」は、足元から天井まで全面がガラス窓になっていて、屋内からでもダイナミックな景色を眺められるのが特徴です。建物内にある展望カフェで、十勝平野の大パノラマを楽しみながら地元の名物メニューに舌鼓。名産品が並ぶショップやギャラリーホールもあり、休憩にも最適です。

絶景のドライビングロード、牛たちがのんびり草をはむ牧歌的風景、大きく広がる青空と目の前に広がる十勝平野の大パノラマ……。「ナイタイ高原牧場」は、北海道でしか味わえない魅力が詰まった最上級の絶景スポットです。

 

(データ)

住所 北海道河東郡上士幌町上音更128-5

電話 01564-7-7272(上士幌町観光協会)

営業時間

【ゲート解放】6月~9月/7:00~19:00、5月・10月/7:00~18:00

【ナイタイテラス】4月下旬~10月下旬/9:00~17:00

駐車場 無料(80台)

https://www.kamishihoro.jp/sp/naitai

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【達古武オートキャンプ場】釧路湿原観光に便利な低料金のオートキャンプ場


国立公園に指定されている「釧路湿原」は、釧路市北部から阿寒郡鶴居村、川上郡標茶町、釧路郡釧路町にかけて広がる日本最大の湿原です。その広さは、大阪市の面積を超える2万8788ha! 広大な湿原内を大きく蛇行しながら釧路川が流れ、天然記念物のタンチョウをはじめとする約1300種の生き物と約700種の植物が生息しています。

そんな釧路湿原観光のベース基地としてオススメなのが、釧路湿原国立公園内にある「達古武(たっこぶ)オートキャンプ場」です。湿原三湖に数えられる達古武湖のほとりに、美しい芝生のキャンプサイトが広がっていて、管理棟にはコインシャワーやコインランドリー、売店も完備されています。整備の行き届いた清潔なフィールドなので、初心者でも快適なキャンプを楽しめること請け合いです。

このキャンプ場の魅力のひとつは、利用料金の安さ。入場料は大人100円・子供50円、オートサイトの利用料が1泊1290円なので、「夫婦2人+子供2人」のファミリーでも1泊1500円ちょっとで宿泊することができます。しかも、低料金でありながら一部のオートサイトはAC電源も完備! リーズナブルな料金設定のため、キャンプが目的ではなく「車中泊地」「観光のベース基地」として活用しているキャンピングカーユーザーの姿も多く見られます。AC電源が完備され、給水やゴミ処理もできるので、サイト内に駐車して車内で安心して生活できるだけでも利用価値は十分です。

キャンプ場には、マウンテンバイクやカヌーのレンタルもあり、達古武湖の周囲を散策したり、湖上から神秘的な景色を鑑賞したりと、釧路湿原の大自然を思う存分味わうことができます。人気スポット「細岡展望台」までクルマで15分と、観光のベース基地としての利便性も申し分なし。釧路湿原観光に合わせてぜひ訪れたい、快適性・ロケーション・利便性の3拍子がそろったキャンプ場です。

 

 

(データ)

住所 北海道釧路郡釧路町達古武65-2

電話番号 0154-40-4448

開設期間 5~10月

営業時間 チェックイン15:00~、チェックアウト~翌10:00

料金(1泊) 入場料:大人100円、小・中学生50円+オートサイト1290円(AC電源付き)

※ペットOK、ゴミ処理可

https://www.welcome-kushirocho.jp/camp/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/