【第172回】マックスファンがヨーロッパモデル車にも対応


ルーフベンチレーターは車のルーフ上に装備されているパーツなのでDIYで取り付け作業する場合、脚立などを使って高い場所で作業しなければなりません。そのため難易度の高いDIYに思われがちですが、取り付け方はすごく単純。ルーフ上に本体を載せてビス留め&コーキング、室内側からスペーサーを取り付け、ルーフをサンドイッチして固定するだけです。

 ルーフベンチレーターはヨーロッパモデルが400×400㎜、アメリカモデルが356×356㎜の開口部サイズと決まっています。サイズが合ったルーフベントを選べば、穴を開け直すなど面倒な加工が必要なく取り付けることができます。

 ファンレスのルーフベンチレーターをファン付きのものに載せ替えるアップグレードDIYにチャレンジしてみてもいいでしょう。

キャンピングカーパーツセンター ♯034112 MAXX FAN インターナショナルモデル ホワイト(欧州車向け)

♯034112
MAXX FAN インターナショナルモデル ホワイト(欧州車向け)
価格:59,400円

 さて、マックスファンといえば、アメリカモデルのルーフベンチレーターでしたが、新たにインターナショナルモデルが発売になりました。こちらは開口サイズ400×400㎜でヨーロッパモデルに対応しています。

 ルーフベンチレーターとベントカバーが一体化していて、新型のモーターを使っている静音タイプ。オートモードにすることで温度を設定することで自動運転もできます。車内の温度が設定温度になると自動的にリッド(フタ)が開きファンが回ります。

 基本的にルーフベンチレーターを使うときは排気が基本ですが、吸気もできてどちらとも10段階で風量調整ができるので細やかな温度調整ができます。走行中も使用できて、リッドを閉めた状態でも使えます。

 防虫スクリーン付きで虫の侵入を防ぎ、使っているうちにスクリーンの上には虫が溜まることがありますが、工具不要で簡単に外せるので掃除も簡単です。

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第171回】ちょっとした鍵、無い物は作っちゃう


キャンピングカーに乗っていてたまに思うこと、それは鍵がかなり特殊な形状のものが多いこと。さすがに複雑な現代タイプのものはベースが手に入らないこともなくなって来たが、古い物の場合簡単な、しかもシリンダー数が3つとか4つの物なのに手に入らないことも多い。

ベースがないと鍵屋さんも複製をしてくれないので、簡単なものなら自分で作ってしまうというのはいかが? という提案。今回は本当に簡単な構造の鍵、バイクの収納ボックスと自転車のロックチェーンの鍵で実践してみる。

用意したのは、ユニクロメッキがされた普通の鉄の継プレート。加工のことを考えると柔らかい生鉄の素材がいい。さらにあまり硬い素材で作ってしまうと、使用していてシリンダーそのものを壊してしまう可能性も高い。

まず最初は、鍵の凸凹を含めた厚さ合わせ2ミリのものがあったのでそれを切り出し。ベースになる鍵が残っていることが前提の作業だが、その鍵の外形をその継プレートにあてがい形状をマーク。

マーク通りにディスクグラインダーで削り出し、おおよその鍵の形状を作り出す。ディスクグラインダーが無くても鉄ヤスリでいけるので、根気があればできる。と言うより、ディスクグラインダーが強力過ぎて結構失敗する可能性が大きい。さらにディスクグラインダーを使うとメチャクチャ母材が熱くなるので、バイスクリップなどで挟んで作業しないととんでもないことに…なります。

外形が決まったら、ヤスリを使って裏表に溝を加工する。実際の作業はルーターを使って行なったが、コレも根気が続けばヤスリでいけるはず。この状態でシリンダーにすんなり入るよう加工しておかないと、後の作業をやっても意味がないので手を抜かない方がいい。

この時の注意点としては、つっかかるようだったら絶対に無理して差し込まないこと。無理に差し込んでしまうと、シリンダーの中の部品を傷めてしまうことも考えられる。

最後はシリンダーの駒が解錠の位置で止まるよう、ベースの山をお手本にそのままコピーする。この辺りで結構楽しくなって来ます。そうか、シリンダーの間隔って棒ヤスリ一本分なんだ、とかいろいろ気付いたりして。

ゆっくりと削り過ぎないよう、何度もなんども慎重に弱い力で確認しながら丁寧に削り出していくと、あるところで突然スパッと解錠できるようになる。その状態を見るとまだお手本の鍵山より山が大きいが、それはお手本の鍵が使用して角がなくなっているためだと思われる。

解錠ができるようになったら、鍵山の角を軽くヤスって角を落としておくと、その後の解錠がスムーズになる。というわけで完成。

あまりにシリンダー数が多いと難しいが、それでも出来ない事はない。鍵は複雑じゃないんだけれどスペアがもうないんだよなぁ、というような時にいかがでしょうか。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【第170回】ルーフベントまわりを快適にする4アイテム


車内の熱気はルーフ付近に溜まるため、ルーフベントがあると熱い空気を車外へ排出することができます。これから夏に向けて役立つのはもちろん、一年中活躍する装備品でもあります。

 取り付けるには、ルーフを切らなければならないので、DIYで取り付けするにはなかなかハードルが高い装備品。DIYレベルとしては上級編です。

 そこで今回はルーフベンチレーター関連で比較的簡単に後付けできるアイテムを紹介したいと思います。ルーフベンチレーターがさらに快適になるための装備品です。

キャンピングカーパーツセンター #034058 フィアマサーモベント

♯034058
フィアマサーモベント
価格:2,052円

●まずもっともお手軽なのが「フィアマサーモベント」です。ルーフベントの室内側に両面テープを使ってレールを取り付けます。そこへ銀色の断熱マットをスライドして差し込むことで断熱ができます。

夏の強い日差しを遮り、冬の冷気による車内の冷え込みも緩和。とくに道具も必要なく簡単にDIY可能です。

 いま装備しているベンチレーターを雨の日でも開けられるようにできるのが、ベントカバーです。雨天でも雨が吹きこむことがなく、さらに走行中にもベンチレーターのカバーを上げることができるようになり、換気ができます。ベンチレーターごとに専用品があります。取り付けるためにはルーフの上に乗って作業しなければならず、さらに雨漏りしないようにコーキングが必要なので、DIYレベルとしては中級以上といえます。

キャンピングカーパーツセンター #034103 オムニベントカバー ホワイト

♯034103
オムニベントカバー ホワイト
価格:22,680円

●FRP製で耐久性が高いのが特徴。ステンレスビスを使ってルーフに直付けして固定します。通気口にはメッシュも装備。ステンレス製の取り付けステーが付属しています。

キャンピングカーパーツセンター #034084 MAXX AIR-2ルーフベントカバー スモーク

♯034084
MAXX AIR-2ルーフベントカバー スモーク
価格:20,196円

●デザインが新しくなり、スタイリッシュになりました。ブラケット付きでルーフベントカバーが開閉できるのでルーフベントの掃除も簡単にできます。MAXX FAN用。

キャンピングカーパーツセンター #034050 MAXXAIR ルーフべントカバー ホワイト

♯034050
MAXX AIRルーフベントカバー ホワイト
価格:9,180円

●こちらもMAXX FAN用のルーフベントカバーですが、MAXX AIR-2に比べて半分以下の値段でリーズナブルです。ただしカバーの開閉はできません。通気口にはメッシュを装備します。

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第169回】ちょっとしたもののサビ発生には、身の回り品で対処しちゃおう!


キャンピングカーに乗っていると、普通の車では考えられないようなパーツが多く、そのパーツが普通の鉄で特に防錆処理されていないものが多かったりする。そうでなくてもサビの発生は厄介なもの。

そこで今回は、知っているとかなり役立つ簡単なサビ取り方法を紹介。昔からの方法で知る人にはいまさらなネタだが、小物パーツをクリーンナップするのに非常に重宝する。お題に用意したのは残念ながらキャンピングカーパーツではなく、自転車のチェーンロックのホルダー、ベースはほぼ生鉄、すでに表面処理は失われサビが発生しまくりのもの。

まずは、混ぜると危険っ! の代表格サンポール。傷めても問題ない器の上で直接ブッかけて全体にまぶし、水を注ぎ10倍希釈程度に薄め全体が浸かるようにする。その状態で半日、もしくは1日放置しておく。酸で落とすのだ。

翌日、ワイヤーブラシなどを使い指の入らないような所もゴシゴシし、サビを落としまくる。あまり素手でやらないほうがいいかも。

水で洗って十分にすすぎ終わったところで、中和させるのにアルカリ系のマジックリンを吹きか
け放置。重曹を水で溶いた炭酸ソーダやセスキ炭酸ソーダでもいいだろう。

最終的に洗って終了だが、ほとんど表面をこそぐことなく見事に錆が落ちる。サビでできた凸凹や痩せは解消しないのは諦めるしかないが、十分な仕上がり具合。

終了とは書いたが、結局表面が生鉄のまま。これではアッという間に再度サビが発生するので、ラッカースプレーで表面保護塗装。

いかがだっただろうか? 特殊なネジやナットなど、なかなか入手しにくいものなどのサビ取りに使えるのではないだろうか。日用品で簡単に処理ができるところが最大の魅力である。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【第168回】真夏に向けて涼しさを提供してくれる2つのパーツ


ここ数年、夏になると異常気象ともいえる暑さが話題になります。今年も5月に東京都心では3日連続で30℃を越える真夏日を記録しました。今年の夏はどれくらいの暑さになるのか気になりますよね。

 キャンピングカーは好きなところに移動して宿泊できるので、暑ければ涼しいところへ行けばいいのですが、移動中の車内の温度管理も重要です。

 猛暑になり外気温が35℃を越えると、車内は50℃近くになり、エアコンの効きも悪くなります。そこでエアコンの効きをよくするために紹介したいのがサブコンデンサーです。2001年以降の200系カムロードが対象となるパーツで、リヤクーラーを装着している車両にお薦めです。

「サブコンデンサー」とは、あまり聞き慣れないと思いますが、既存のコンデンサーにボルトオンで装着することでエアコンガスを効率よく冷却できるようになり、エアコンの吹き出し口からの温度をさらに2~4℃下げることができます。

 取り付けには専門の技術と経験が必要で、誤った取り付け方をすると重大な事故につながる恐れがあるので、取り付けは専門店への依頼が必要です。注文の際には備考欄にカムロードの型式と取り付け業者名を忘れずに明記してください。

♯165720
200系カムロード用サブコンデンサー
価格:119,750円

 キャンピングカーのエアコンというと、最近は家庭用エアコンを流用して車に取り付けることが主流ですが、これが後付けとなると配管が面倒なのと、室外機を置くスペースなどがないなど取り付けしにくい場合があります。そこで車載専用の一体型クーラーの出番です。

 ルーフ上に取り付けるタイプの後付けクーラー「ルーフエアコンMACH8」は、本体の高さが21㎝に抑えられているので、空気抵抗が少なく、木の枝などにもひっかかかりづらい設計です。しかも一体成形のため、高い耐久性があります。

 暑い夏を快適に過ごすための準備を今からしておきましょう。

キャンピングカーパーツセンター ♯165717 ルーフエアコンMACH8

♯165717
ルーフエアコンMACH8
価格:279,720円

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp