【第202回】最新のエアーテントの流れ来る?


さて、これはなんだろう。一部のコアなユーザー層には以前から有名で、キャンピングカーでキャンプ場を利用する時など、さっと取り付けエアーポンプで支柱を膨らませると、10分ほどで立ち上がる最新のエアーテントである。

イギリスのカンパというメーカー製だが、この度ドメティックグループの傘下に入り日本国内で発売される見通しとなった。個人輸入する手間が省けるので、相当扱いやすい状態になるはずだ。

基本的な使い方は、サイドオーニングに付いているCチャンネルレールという拡張パーツを取り付ける場所に差し込み空気を入れるだけ。こういったレールを利用した取り付け方ではなく、単独でテントとして使えるタイプも用意されるようだ。

様子を見てみると、どうしてもサイドオーニングの取り付け部分にすき間が出てしまうのが惜しいが、Cチャンネルレール自体をボディに取り付けられれば、そういった問題も解決できそう。モーターホームなどではその作業はそれほど難しくないだろう。

写真のタイプはバンコンに取り付ける一般的なサイズだが、リビングルームとしてはたっぷりのスペースで、冬の寒空の中でも暖かく過ごす事ができる。重量は20㎏弱で収納サイズも大きめのボストンバック1つ分と大きめだが、その分快適性は保証される。

実は、19年秋に自分が所有している超小型トレーラー専用品が発売された事でかなり気になっていた商品であり、スペース効率が大事なバンキャンパーユーザーなどには相当朗報になるのは間違いないと思われるのだ。

実際今までに装備しているユーザーさんのテント内に何度もおジャマした事があるが、冬だけでなく夏の利用、雨の中でのキャンプも快適そのもの。これからのオートキャンプの快適性を根本から覆す予感がしてならない。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com

【第107回】子供の秘密基地とかワンちゃんにも最適なモノポールテント


前回の僕のコラムで、防炎シートを使ったサイドオーニングの拡張を話したが、もうちょっと遊びの領を広げてみようと思う。それは、世界的にアウトドア系の人で流行っているモノポールテントの建て方、これがその防炎シートでもできてしまうということ。

用意したのは、3.6×5.4mのサイズのものと、モノポールとして使うステンレス製の伸縮する物干し竿。あとはペグを基本9本、これなら大抵のホームセンターで簡単に手に入れられると思うし、このモノポールテントとして以外でも色々と使えるのでキャンピングカーに常備しておいても損はないと思う。

建て方にはコツがあり、そのあたりは後の動画を見てもらうかネット検索してもらうかするといいと思う。ポールが一本でかなりの張力が掛かるので、先端部はタオルなどを巻き力を分散させることなどが重要な要素となる。

また最初に位置決めをしたペグ以外は、最終的に張り具合を調整するため打ち直すことが多くなると思われるので、仮の状態で打つことが成功の秘訣。

そんな建て方をしたモノポールテントの下では、コットを持ち込んで普通にテント生活ができる広さとかなりしっかりした高さを持っている。人間が使うのにも十分だし、ワンちゃんなどがいると、リードでポールを倒されないようにする工夫は必要だろうけれど、かなりご機嫌なお外スペースとなるに違いない。

さらに、2.7×2.7mの正方形シートを組み合わせると、クローズに近い状態、フラップ状にし前室のような使い方ができるので、キャンプサイトにキャンピングカーで出かけた時のスペースが有効に使えるのも魅力。何しろ、専用でタープテントなどを持って行くとかなりかさばるものだが、これなら収納スペースも大して取らないし、何より周辺キャンパーの人たちの羨望の眼差しを受けるに違いない。

遊びとしてはかなり面白いと思うので、一度お試しして見てはいかがだろうか。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com