さて、これはなんだろう。一部のコアなユーザー層には以前から有名で、キャンピングカーでキャンプ場を利用する時など、さっと取り付けエアーポンプで支柱を膨らませると、10分ほどで立ち上がる最新のエアーテントである。
イギリスのカンパというメーカー製だが、この度ドメティックグループの傘下に入り日本国内で発売される見通しとなった。個人輸入する手間が省けるので、相当扱いやすい状態になるはずだ。
基本的な使い方は、サイドオーニングに付いているCチャンネルレールという拡張パーツを取り付ける場所に差し込み空気を入れるだけ。こういったレールを利用した取り付け方ではなく、単独でテントとして使えるタイプも用意されるようだ。
様子を見てみると、どうしてもサイドオーニングの取り付け部分にすき間が出てしまうのが惜しいが、Cチャンネルレール自体をボディに取り付けられれば、そういった問題も解決できそう。モーターホームなどではその作業はそれほど難しくないだろう。
写真のタイプはバンコンに取り付ける一般的なサイズだが、リビングルームとしてはたっぷりのスペースで、冬の寒空の中でも暖かく過ごす事ができる。重量は20㎏弱で収納サイズも大きめのボストンバック1つ分と大きめだが、その分快適性は保証される。
実は、19年秋に自分が所有している超小型トレーラー専用品が発売された事でかなり気になっていた商品であり、スペース効率が大事なバンキャンパーユーザーなどには相当朗報になるのは間違いないと思われるのだ。
実際今までに装備しているユーザーさんのテント内に何度もおジャマした事があるが、冬だけでなく夏の利用、雨の中でのキャンプも快適そのもの。これからのオートキャンプの快適性を根本から覆す予感がしてならない。