【第92回】タッチスイッチ一体型。シンプルデザインのLED照明


車内で作業をしたり、本を読んだりするときに、ここにあとひとつ照明があったらいいなと思ったり、ダイネットの大きな照明では明るすぎるので、ちょっとだけ照らしたいということもある。

 となると照明の後付けとなるが、照明器具を固定し、電源コードをつなぎ、さらにスイッチを取り付けるとなると、DIYが得意な人でも面倒に思うこともあるだろう。

 スイッチは手の届きやすい位置や高さも考えなければならないし、ちょうどいいところにスペースがあるとも限らない。

 その点、照明器具にスイッチが付いているとDIYは簡単だ。電源をつなぐ場所も、取り付ける場所も1か所だけで済む。

 「LED3段タッチダウンライト」は、タッチスイッチ付きのLED照明。いわゆるスイッチ型をしたものが付いているのではなくて、本体の発光面部分に触れることでオンオフができるタイプ。そしてタッチするごとに3段階に明かりの調節も可能だ。

 さらに、このタッチスイッチは操作したら3秒後にメモリされるので、自分好みの明るさに調整した後に電源をオフにして、ふたたびオンにすると、電源オフ前の明るさに調整されている。

 丸型のほかに四角いタイプの「LED3段タッチダウンライト四角クローム(自然光)♯211086」も選ぶことができ、取り付けはどちらもφ60㎜の穴をあけて、そこに照明器具を差し込むだけ。

 本体脇に取り付けられているツメが穴に引っかかって本体を固定。ネジ止めなどの必要がなくDIYできる。

 照明色は自然光で、太陽光に近い色温度で発光。車内での作業や読書などに適している。デザインもシンプルなので取り付ける場所を選ばない。

キャンピングカーパーツ 照明 ♯211088 LED3段タッチダウンライト丸型クローム(自然光)

照明
♯211088 LED3段タッチダウンライト丸型クローム(自然光)
価格:4,320円(税込)
電圧:12V
消費電力:1.9W
待機電流:1.0mA

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第90回】カムロードのために開発されたオリジナルショックアブソーバー


ショックアブソーバーは車の乗り心地を左右するパーツである。走行中に路面の凹凸などから受けた衝撃はスプリング(バネ)が吸収するが、それだけだといつまでも揺れが収まらない。

 その揺れを受けとめ吸収するのがショックアブソーバーの役割だ。内筒と外筒が伸びたり縮んだりすることで衝撃を吸収する。

 キャブコンのベース車として使われるカムロードには、専用に開発されたショックアブソーバーがある。

 それがショックメーカーとして100年の歴史を誇るアメリカのモンロー社とキャンピングカービルダーのバンテック社が共同開発したオリジナル商品「モンロー V-SUSPENTION SYSTEM」だ。

 キャンピングカーは架装前のノーマル状態に対して重量が重くなりがちで、さらに発電機やサブバッテリーなど重量物も多い。

 そのあたりの事情を踏まえ、カムロード用に最適なチューニングを施したのがV-SUSPENTION SYSTEMで、ツインチューブ無加圧式オイル構造で乗り心地をマイルドにしてくれると評価されている。

 以前、純正からV-SUSPENTION SYSTEMに交換したときに試乗したことがあるが、駐車場から車道への段差を乗り越えるときの車体の揺れの収まり方で、その効果を実感した覚えがある。乗り心地やハンドリング性能に不満を感じているのならば交換する価値ありのパーツだ。

 ショックアブソーバー交換の目安となる走行距離は乗用車では7万㎞、架装重量のあるキャンピングカーの場合は5万㎞といわれている。交換の時期が迫っていたら、純正品ではなく、思いきってモンローV-SUSPENTION SYSTEMに買えることをお薦めしたい。乗り心地の違いを実感できるはずだ。

ショック・リーフ
♯241175 モンローV-SUSPENTION SYSTEM カムロード用1台分
価格:72,576円(税抜)
※平成10年5月以降販売のカムロードに対応

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第88回】車内に散乱する洗面用具をまとめてひとつにパック


車内の収納スペースは限られているので、使う道具を小型のものにしたり、収納スペースを無駄なく使う工夫が必要だ。

とくに収納スペースの少ないバンコンなどでは収納グッズを使うと荷物が整理され車内生活が快適になる。

フィアマ パックオーガナイザー洗面具用」は、その名前の通り、洗面用具をまとめるのに便利なパックだ。

使うときは、本体のフタ部分を上下に広げ、付属のフックを使って好きなところに吊るして使うことができる。

吊るすことで収納時の約3倍の約118㎝になり、上下合わせて4か所のポケットにさまざまな洗面用具を分割して収納することができる。ハブラシ、歯磨き粉、ハンドソープ、洗顔料、化粧水、乳液、綿棒、爪切りなどなど家族分の洗面用具を収納可能だ。

ポケットにはフタを広げるときに中身が飛び出さないようにそれぞれにファスナーが付属。小さな鏡も付いているので化粧直しにも便利に使える。

メインのコンパートメントには、ドライヤーなどの大きな物も収納でき、さらにファスナー付きのポケットが付くので、小物が収納できる。

フタを折りたたむと縦37×横30×厚さ11㎝とコンパクトにまとまり、持ち手を使って持ち運び可能。

本体は防水素材を使っており、濡れ物の収納に適しているが、たとえば濡れたままのタオルなどをそのまま収納しているとカビなどの原因になるので、使ったらできるだけ早く乾かし、水分を拭き取るようにする。

洗面用具のほかにもアイデア次第では、さまざまな収納に使えそう。キャンピングカーのなかで使うのはもちろんのことだが、出張用のこまごましたグッズを整理するのにも便利に使えそうだ。

キャンピングカーパーツセンター ♯023129 フィアマ パックオーガナイザー洗面具用キャンピングカーパーツセンター ♯023129 フィアマ パックオーガナイザー洗面具用

アクセサリー
♯023129 フィアマ パックオーガナイザー洗面具用
価格:6,264円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第86回】車の揺れを防ぐ揺れ止めジャッキと沈み込み防止プレート


キャンピングカーのなかでも背の高いキャブコンなどでは、バンクベッドで大きく寝返りを打つとフロアベッドが揺れることがある。また夜中にトイレに起きたりすることで車全体が揺れて、神経質な人だとそれで目を覚ますこともある。

そこで車中泊する場所が決まったら、揺れ止めジャッキを使うと無駄な揺れがなくなり車内生活が快適になる。

フィアマ スタビザライザージャッキ4P」は、4個セットのポータブルタイプのジャッキだ。車のフレーム下にあてがって、高さを調節することで車の揺れを抑えることができる。

台形のプラスチックベース中央に受け金具付きのボルトを差し込んで高さを調整。高さは31㎝から44㎝まで調節可能だ。

床下高の透き間を確認して自分の車に適合するか確認してから購入しよう。キャブコンだけでなく、バンコン、ミニバンなどでも対応する。

耐荷重はスタビライザージャッキ1個について750㎏までなので、車両重量3トンまで耐えられる計算となる。

さらに車両重量のある車ならば、アルミ製で1個当たり1000㎏まで耐えられる「フィアマスタビライザージャッキアルミ製4P(♯024035 価格10,584円)」があるが、こちらは受注発注品。納期は約4か月必要となっている。

またキャンピングトレーラーに取り付けられたレベラーやジャッキを使うときに草地などで使用する際の沈み込みを防ぐ「フィアマ キットプレート4P(♯024059 価格2,376円)」があるが、このプレートはスタビライザージャッキでも使用できる。

キャンプ場などでスタビライザージャッキを使うことが多いならばセットで購入するのがお薦めだ。

キャンピングカーパーツセンター アクセサリー ♯026007 フィアマ スタビライザージャッキ4P

アクセサリー
♯026007 フィアマ スタビライザージャッキ4P
価格:6,480円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第84回】面発光のモビライト リラックス向きの3000K


キャンピングカーの車内で使われる照明は白熱灯、蛍光灯、LEDの3種類があるが、最近は省電力、長寿命のLEDが主力になってきている。そんなLEDのなかでもお薦めしたいのが光学メーカーである日東光学が作った「モビライト60×60」だ。

 普通のLED照明だと光が一直線に進む「指向性」が強くて、明るいところと暗いところのコントラストがつきすぎてしまうが、モビライトは面発光が特徴。LED照明でありながら発光面が均一に光る新しいタイプの照明である。

 その明るさは色温度が3000K(ケルビン)。日の入り1時間前くらいの太陽の明るさで、車内でくつろぐのにちょうどいい照明だ。またモビライトには照明本体にフレームがなく外周部分も明るいので周辺全体を照らしてくれる。4万時間の長寿命というのもお財布に優しい。

 モビライト60×60は60㎜角で、ほかに150㎜角のモビライト150×150があり、2サイズをラインナップしているが、発売になってから約2年が経ち、新商品が発売されるという情報が入ってきた。

 まずは発光面を指先でタッチすることでオンオフができ、長押しすることで調光ができるタッチセンサー付きタイプが新しくラインナップに加わる予定。本体と別にスイッチが必要ない分、車内がスッキリするし、施工の手順が省かれる。

 さらに色温度5000Kのモデルが加わる。5000Kというと昼白色と言われるもので太陽光と同様の明るさとなっている。リラックスに最適な従来型の3000K、そして5000Kは車内で作業をしたり、読書をしたりするときに適した明るさを提供してくれるだろう。モビライトのタッチセンサー付きタイプ、5000Kタイプともに年内発売予定。

キャンピングカーパーツ LED拡散照明 ♯211077 モビライト60×60

LED拡散照明
♯211077 モビライト60×60
価格:4,104円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp