【第42回】車を水平にしてフラットな居住空間にするためのレベラー


キャンプ場などその日の宿泊場所に到着したらまず初めにするのが、どこに車を止めるか決めることだ。エントランスの位置、風向きなどいろいろな要素があるが、できるだけ水平な場所に止めるのがもっとも重要なことになる。

 ちょっとした傾斜ならばダイネットに座ってくつろいでいるときには気がつかないが、横になった途端に水平でないことが分かってしまう。いくら大きなサイズで快適なベッドスペースがあったとしても、車が水平位置を保たれていなければ意味がない。

 ところが場所によっては整地されていないところもあるし、斜めになっているところに止めなければならないこともある。

 そうなったときに活躍するのがレベラーだ。なかには木の板を何枚か車に積んでいて、高さを調節している人もいるようだが、やはり専用品ならではの使いやすさがある。

 レベルアップグレーはタイヤを乗り上げるだけで水平出しができるレベラーで、4㎝、7㎝、10㎝の3段階に調節が可能。最大で5トンまでの車両重量に耐えられる頑丈なものだ。2個1組なので組み合わせて使えばたいていの場所で高さ調節は可能だ。

 関連商品もいろいろと用意されていて、「チョックレベル2Pグレー(♯024048)」はレベルアップグレー本体にタイヤを載せたあと、タイヤが落ちないようにかませる輪留。

キャンピングカーパーツ フィアマ レベルアップ グレー

アンチスリッププレート2P(♯024050)」は舗装路面でレベルアップグレーを使うときに、乗り上げ部分に装着することで本体が滑るのを防止するためのパーツだ。

キャンピングカーパーツ フィアマ レベルアップ グレー

レベルバッグforレベルアップ(♯024049)」はレベルアップグレー本体を収納するためのバッグで、持ち運び用のベルトが付く。

 

アクセサリー(外装)
♯024047 フィアマレベルアップグレー
サイズ:530×130×200㎜
価格:4,212円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第40回】カセットガス2本を装着できるガス供給器


キャンピングカーの中でお湯を沸かしたり、調理をするためにコンロは重要な装備品だ。国産キャンピングカーでは卓上カセットコンロで代用するものが多くあるが、やはり常設のコンロがあると便利。

卓上カセットコンロの場合だと、収納庫から出して、箱から取り出して、カセットガスボンベを装着。さらにヤカンを載せて点火するという手順を踏まなければならない。

常設のコンロならば、ヤカンを載せて火を付けるだけ。長期の旅に出かけたときには、この差がありがたく感じる。

現在、ほとんどの国産キャンピングカーで常設コンロへのガスの供給にはカセットガスボンベが使われていて、そのカセットガスボンベを装着するアダプターがカセットガス供給器だ。

カセットガス供給器には、市販のカセットガスボンベが2本収納できるので、卓上カセットコンロよりも当然長持ち。

本体にはガスの元栓に相当する開閉バルブ付きで、水平か立てた状態でキャンピングカーに固定して使う。

供給器についているホースエンドはワンタッチ式の元栓用プラグで、ガスホースとの接続には付属のワンタッチ式ゴム管用ソケットを使用する。また、LPガス供給器のため配管類を含めて都市ガスなどの燃焼器具には接続できないので注意。

本製品はカセットガスボンベ2本用だが、「3連カセットガス供給器(♯152005)」もありさらに長時間のガス器具の使用が可能だ。温度低下にも強くなる。

コンロなどガス燃焼器具への取り付けにはほかに「ガスゴムホースオレンジ(♯153003)」、「ガスクリップバンド9.5㎜ガスホース用(♯154002)」などが必要だ。

キャンピングカーパーツ ♯152004 カセットガス供給器

ガス関連部品
♯152004 カセットガス供給器
価格:15,120円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第38回】カーテンを取り付けるための車内専用カーテンレール


キャンピングカーだけでなくミニバンで車中泊をする人も多いだろうが、快適に車中泊するために重要なポイントは2つある。

 ひとつはできるだけフラットなベッド。ミニバンのセカンド、サードシートを倒してもフラットにはならずやはり凹凸ができるので透き間にクッションを入れたり、テント用や車中泊用のマットなどを使うことでフルフラットに近い状態を作ることができる。  

 そしてもう一つは車外からの視線を遮ることだ。カー用品店にいくと車中泊用のカーテンが販売されているので、それを利用するのもいいが、ほとんどが汎用品なので愛車にはサイズが合わないこともある。

 そこで愛車にピッタリサイズのカーテンをDIYするためのパーツが「スリムカーテンレールランナー付きセット」だ。

 車内用に作られた専用のカーテンレールなのでレール本体が薄くできているのが特徴。1550㎜のレールを取り付ける場所に合わせて、付属のノコギリでカット。レールを付属のビスで固定したら、樹脂製のランナーを入れてカーテンをつり下げ、エンドキャップを取り付ければ完成だ。

 ある程度の曲げ加工も可能なので、車内の曲線に合わせてピッタリと取り付けができる。カーテンは好みの色や柄を選び、遮光生地ならば夜間に明かりをつけても車内が透けて見えることがない。

 もちろんミニバンだけでなくキャンピングカーにもカーテンを付けたい場所はあるだろう。もしもバンクベッドとダイネットを区切る場所にカーテンが欲しくなったら、2mサイズのスリムカーテンレールもラインナップされている。より長い距離にカーテンをかけることも可能だ。

付属品:ランナー12個、取り付けビス4本、ブラケット4個、エンドキャップ2個、カット用ノコギリ

キャンピングカーパーツ スリムカーテンレールランナー付きセット1550ミリ

カーテン・ブラインド部品
♯071027 スリムカーテンレールランナー付きセット1550ミリ
サイズ:幅10.5×厚さ6×長さ1550㎜
価格:2,160円

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第36回】人感センサー付きで防犯にも役立つLEDライト


キャンピングカーには車内、車外に多くの照明が使われている。車中泊やキャンプで夜を迎えて、なにげなく明かりを付けている人もいるだろうが、照明はキャンピングカー生活に欠かせないものであり、照明ひとつで快適さや雰囲気が随分と違うことがある。

 白熱灯の雰囲気のある色や、蛍光灯、LEDの光までさまざまな種類があるが、今回紹介するのは車外で使うLEDの明かりだ。

 ポーチライトともいわれるエントランス上に取り付ける明かりで、ドアから乗り降りするときに足もとを照らしてくれる。 

 LEDが横1列に10灯並び、明るさは十分。黄色がかった白色で、指向性のある明かりなのでステップなどの段差をくっきりと照らし出してくれる。

 また、この明かりは人感センサーが付いているのが特徴。たとえばキャンプ地の夜に車に戻ってきたとき、明かりがなければエントランスドアの鍵を開けるのにも一苦労だ。

 セキュリティLEDオーニングライトが取り付けてあれば、車に戻ってきたら、エントランスに近づくだけで明かりが自動的に点灯してくれる。

 明かりが付いているのは30~40秒で、人が離れれば自動的に消灯する。もちろん近くに人がいれば点灯したままになるし、自動的に消えるということは消し忘れ防止にもなる。人が近づくと明かりが点くので防犯にも役立つ照明だ。

 配線が3本用意されていて、+(赤)と-(黒)ならば常時点灯仕様、+(白)と-(黒)ならば人感センサー仕様と状況に合わせて使うことができる。オン・オフスイッチは別途必要になる。

♯211079 セキュリティLEDオーニングライト

照明
♯211079 セキュリティLEDオーニングライト
サイズ:幅365×高さ50×奥行40㎜
価格:8,640円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第34回】空気圧をモニターしてタイヤのトラブルを防ぐ!


タイヤの空気圧が少ない状態で走行すると、車のふらつき、燃費の悪化、そして最悪の場合にはバーストして大きな事故につながることも…。とくにアウトドアグッズなど荷物を載せることの多いキャンピングカーの場合、タイヤの空気圧管理は重要だ。

タイヤの負荷能力(許容荷重)は空気圧ごとに定められている。そして車両重量によって最低空気圧が決まり、その適正な空気圧で初めてタイヤの性能が発揮される。

もちろん空気圧が少なくなると、負荷能力も下がってしまう。空気圧が足りているかどうかは、見た目には分かりづらいので、日常点検において確認が必要だ。

タイヤセンサーエアモニ3は4本のタイヤそれぞれの空気圧をチェックできるワイヤレスモニタリングシステム。しかも空気圧だけでなく温度もチェックできるすぐれもの。

4つのセンサーはバルブキャップ型で、タイヤのバルブキャップを外して、交換するだけ。わずか3分で簡単にセットできる。

センサーから空気圧と温度がワイヤレス信号で送られ、車内のレシーバーに送られる仕組み。レシーバーには4輪すべての情報がリアルタイムで同時に表示されてひと目で確認できる。

異常値が検出されるとモニターのバックライトが赤色に変わり、異常か所のタイヤの数値が点滅表示されるので、一目瞭然。未然にトラブルを防ぐことができる。

また空気圧は最大で9.0kg/cm2(900kpa)まで測定できるので大型のキャンピングカーでも対応可能になった。

電池寿命はレシーバー部が最長2週間、センサー部が約6か月。レシーバー部は付属のコードを使ってアクセサリーソケットから電源を取ることもできる。

タイヤ空気圧モニター タイヤセンサーエアモニ3タイヤ空気圧モニター タイヤセンサーエアモニ3

タイヤ空気圧モニター
♯272028
タイヤセンサーエアモニ3
価格:35,640円(税込)

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp