【第280回】DIY心をくすぐる キャンピングカーパーツ その㉙


 車内でくつろぐときに重要な装備がテーブルです。大きければ食事のときに食器が載りきらないなんていうことはなくなりますが、車内で移動するときに邪魔にならない適度な大きさが重要です。クルマに備え付けのものが合わない場合は、テーブルをDIYすることをおすすめします。壁面に天板を固定するためのスライドレールや、テーブルを固定するためのロックなどを紹介します。

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#570620

オートマチックテーブルレグ

価格:27,830円

 

●サイドにあるレバーを引くことで、テーブルの高さを二段階に調整できるテーブル脚です。高さは699㎜と359㎜になり、低くしたときは一般的なシートマットの高さに合わせることができます。

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#57014

テーブルサポートピラー675㎜グレー

価格:5,060円

 

●天板の下に取り付ける折り畳みできる脚で高さが675㎜あります。取り付け金具のすぐ下で折れ曲がります。脚の下側を切って長さを調整することが可能。色違いでブラウンがあります。

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#061044

テーブルレグ ブラウン オリジナル

価格:13,200円

 

●テーブル下に取り付けるための折り畳みの脚で、脚そのものを引いてロックを外す機構が付いているので簡単に操作できます。高さ:690㎜

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#061045

折り込み片足テーブルレッグ

価格:5,940円

 

●高さ675㎜の脚として利用するとともに、中央部分で折ることができます。折ると高さ315㎜になるのでベッドを作るときのベースとして天板を使えるようになります。

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#57055

テーブル片側サポートパイプスライド式グレー

価格:5,060円

 

●テーブルを支えるために壁面に取り付けるパイプです。天板側にテーブルサポートパイプロックを付けて、サポートパイプに引っ掛けるようにしてからロックして固定します。スライドパイプの幅の分だけテーブルを移動することができます。パイプ長:950㎜ パイプ径:約14㎜

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【北防波堤ドーム】最北の町・稚内市にある 美しく壮大な歴史的建造物


北海道のもっとも北に位置する稚内市には、日本最北端の地・宗谷岬、壮大な景観が魅力の宗谷丘陵、夕陽の名所・ノシャップ岬など、最北の町ならではの絶景スポットが点在しています。なかでも、稚内市を訪れた際にぜひ足を運んでほしいのが「北防波堤ドーム」です。

1936年に建設された「北防波堤ドーム」は、北埠頭が旧樺太航路の発着場として使われていたとき、船着場に向かう乗客に波のしぶきがかかるのを防ぐ目的で建設された、半アーチ構造の巨大な防波堤です。高さ13.6m、長さ424mに渡ってドーム型の屋根が伸び、6メートル間隔で配された合計72本の太い円柱がその屋根を支えています。最大の特徴は、古代ローマ時代の建築物を思わせる美しく壮大なデザイン。2001年には「北海道遺産」のひとつに選定され、映画やCM、テレビドラマのロケ地としても利用されるなど、最北の町・稚内市のシンボル的存在として人気を集めています。

北海道を旅する際、「壮大な景色と一緒に愛車のキャンピングカーをファインダーに収めたい」というユーザーも多いと思いますが、「北防波堤ドーム」はそんな人にピッタリのフォトジェニックなスポットです。世界的にも珍しい構造を持つ、その美しいフォルムを写真に収めようと、若者から年配者まで幅広い層の観光客が全国から集まってきます。「道の駅わっかない」や日本最北端の鉄道駅「稚内駅」から徒歩5分という好立地にあるので、散策コースとしてもお勧めです。

最北の地でしか味わえない景色をバックに愛車を撮影したいという人は、ぜひ一度「北防波堤ドーム」を訪れてみてください。その際は、周囲の迷惑にならないように交通状況を確認し、安全に留意して撮影を行うように心がけましょう。

 

(データ)

住所 北海道稚内市開運

電話 0162-23-6161(稚内市役所)

https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/domu.html

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【パノラマロード江花】富良野岳に向かって伸びる 約5kmの爽快な直線道路


北海道のほぼ中央に位置する富良野は、日本離れしたスケールの大きな絶景スポットが点在する道内屈指の人気観光地です。なかでも、北海道の雄大さの象徴とも言えるのが、穏やかな田園風景の中をどこまでもまっすぐに走る直線道路。富良野エリアでもっとも有名なのは、上富良野町にある「ジェットコースターの路」ですが、それと並んで観光客から人気を集めているのが「パノラマロード江花」です。

JR上富良野駅から4.2km。道道581号線沿いにある標識に従って穏やかな田園風景の中をしばらく走ると、「パノラマロード江花」の標柱が立っています。ここは、丘の上から富良野盆地に向かってまっすぐに伸びた、5kmにおよぶ直線の下り坂。富良野岳に向かってゆっくりとクルマを走らせると、大自然に吸い込まれるような不思議な感覚を味わえます。

「ジェットコースターの路」よりもアップダウンは緩やかですが、富良野エリアらしい穏やかな田園風景を眺めながらゆったりとドライブを楽しむには、こちらの方がお勧め。直線道路の起点が、富良野盆地よりも50mほど標高が高い丘の上にあるため、見晴らしがよく、晴れた日にはまっすぐに続く直線道路のはるか向こうに、雄大な十勝岳連峰の姿を眺めることができます。

「ジェットコースターの路」と同様に、地元町民が選ぶ上富良野の絶景スポット「かみふらの八景」に認定されていますが、常に観光客でにぎわう人気スポットの「ジェットコースターの路」と比べて、「パノラマロード江花」は比較的観光客が少ない穴場的スポットになっていますので、ゆっくりと絶景を堪能したい人や、愛車をバックに記念撮影したい人にピッタリ。ドライブはもちろん、十勝岳連峰とパッチワークの丘の大パノラマを眺めながらサイクリングやウォーキングを楽しむのもお勧めです。

 

(データ)

住所 北海道空知郡上富良野町西3線北21号

問合先   かみふらの十勝岳観光協会 TEL:0167-45-3150

https://www.kamifurano.jp/hakkei/04b.html

 

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【ジェットコースターの路】激しいアップダウンが続く 約2.5kmの爽快な直線道路


全国第1位の面積を誇る広大な北海道には、日本離れしたスケール感や開放感を味わえる絶景のドライブルートが数多く存在しています。なかでも、アメリカ大陸のようにどこまでもまっすぐに続く直線道路は、北海道ならではの名物と言えます。

観光スポットとして知られている直線道路の中でも、もっとも高い知名度を誇る道のひとつが、北海道・上富良野町にある「ジェットコースターの路」です。地元町民が選ぶ上富良野の絶景スポット「かみふらの八景」のひとつに数えられるこの道は、倉本聰脚本のテレビドラマ「優しい時間」に登場したことでも知られ、シーズンになると多くの観光客が北海道ならではの絶景を求めてこの場所を訪れます。

周囲にはほとんど民家がなく、非常にわかりにくい場所にありますので、訪問の際はJR美馬牛駅方面からアクセスするのがお勧めです。美瑛・富良野エリアのメインストリート237号線を富良野から美瑛方面に向かって走り、JR美馬牛駅あたりにある「西11線道路」(ジェットコースターの路の正式名称)の標識を左折すると、そこが2.5kmに渡って激しいアップダウンが続く直線道路「ジェットコースターの路」の入り口です。

緩やかな道から一気に急降下と急上昇を繰り返す様子は、まさにジェットコースター。道の左右に広がる田園風景や美しい丘陵を眺めながら爽快なドライブを楽しめる、北海道屈指の絶景ルートです。

クルマを停めて景色を眺めたり、写真を撮影したりする観光客が多いので、訪問する際は運転には十分に気をつけましょう。また、道の両側が畑になっているので、記念撮影をする際などに立ち入らないよう注意してください。

 

(データ)

住所 北海道空知郡上富良野町西11線北30号

問合先   かみふらの十勝岳観光協会 TEL:0167-45-3150

https://www.kamifurano.jp/hakkei/01b.html

 

 

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

【第279回】テフロン加工メスティン キャンプでパンを焼こう


 前回メスティンブームに乗って手に入れた、テフロン加工されたメスティンは焚き火に放り込むには難があるな、と書いたが、その有効活用を考えてみた。それは、キャンプ場で焼きたてのパンを頂こうという話。

 通常パンやパンケーキをメスティンで焼く場合、クッキングペーパーを使って張り付きを防止するのだが、ツルッとスポッと抜けるテフロン加工ならそのままで大丈夫で後片付けも簡単なのではないかと思い実践してみた。 通常自分のキャンプでは朝も米飯なのだが、中にはパンじゃないとダメという人だって居るだろうし、余った時間でチョチョイと出来ちゃうのもそれはそれで楽しいかもしれない。

 メスティンに小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩、バター、牛乳を入れ混ぜ、生地を作る。レシピ的にはお好みでどうぞ。

 発酵は蓋をしてメスティンを太陽に当てる。黒いのでしっかり温度が上がりふっくらとしてくるのもかなり早いようだ。コレはこのメスティンの構造が効果的に働いている証でちょっと嬉しい。

  通常発酵が終わったらガス抜きやベンチタイムなどが施されるが、今回はそのまま焼きに入ってみた。

 使う熱源に、メスティンの友である固形燃料も試してみたが火力が高過ぎた。そこでガスコンロで炎を広げ比較的均一に熱が伝わるようにする網製品を使って極トロ火。鉄板を使ってその上で焼いても良いだろう。

 焼き上がった瞬間がコチラ。薄力粉でやってみたが十分な仕上がり具合。焼いた肉や野菜を挟めば立派なご飯。もう少し多めに粉を溶いておけば、メスティン内部いっぱいの食パンのようなものができたのではないかと思う。作っていても楽しいので、キャンプ生活の余興にいかがでしょうか。

TAMA@MAC
著者:TAMA@MAC
主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。 http://www.tamamac.com