広大な芝生サイトでゆったり過ごせる 開放感抜群のオートキャンプ場


北海道の帯広市街からクルマで20分ほどの場所に、道立公園「十勝エコロジーパーク」があります。十勝川中流域の音更町、幕別町、池田町にまたがる総面積409ヘクタールの敷地は、なんと東京ドーム約87個分! 北海道のスケールの大きさを感じさせる、道内最大級の広大な公園です。

公園の敷地内には、ペットと一緒に宿泊できてごみ処理も可能(有料)なオートキャンプ場が完備されています。十勝らしさを体感できる広大なキャンプサイトと、一面に広がる大きな青空が、このキャンプ場の最大の魅力! 美しく整備された芝生のサイトや炊事場、トイレなど、どの場所も清潔に保たれているので、アウトドア初心者でも快適に過ごせます。

全30区画あるプライベートサイト(オートキャンプサイト)は、1区画だけでも本州の一般的なキャンプサイトの4~5倍ほどの広さがあり、オンシーズンで混雑している状態でも、周囲を気にすることなくゆったりとキャンプを楽しむことができます。区画されていないフリーサイトも用意されていますが、こちらの開放感も圧巻! 駐車場が芝のサイトに隣接しているので、クルマのすぐそばにタープを設営して、オートサイトと同様の感覚で快適に過ごせます。

公園内には、ふわふわドーム、水と霧の遊び場、ピクニック広場などがあり、子供連れのファミリーにも最適! 敷地内のカフェでは、特製カレーや十勝牛を使ったソーセージ、3種類のジャガイモを食べ比べできるフライドポテト、北海道産生乳と生クリームをたっぷり使用したソフトクリームなど、十勝の名物グルメを味わうことができます。

昼間は公園で思いっきり遊んで、夜はキャンプ場で満天の星空を眺めながらバーベキューに舌鼓。クルマで5分の十勝川温泉では、美人の湯として女性にも人気の植物性モール温泉も堪能できます。帯広まで近いので、観光のベース基地としても利用価値は大。快適性と利便性のバランスがとれた、開放感抜群のフィールドです。

 

(データ)

住所 北海道河東郡音更町十勝川温泉南18丁目1番地

電話番号 0155-32-6780

開設期間 4月下旬~10月

営業時間 チェックイン13:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) 入場料:中学生以上1200円、小学生600円+サイト利用料:オートキャンプサイト1泊1500円、フリーテントサイト1泊1000円

※ペット可(プライベートサイトのみ)、ごみ処理可(有料)

http://www.netbeet.ne.jp/~ecopark/menu.html#CANPSITE

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

帯広と釧路の中間点にある 格安の電源付きオートサイト


北海道十勝郡浦幌町の国道38号線沿いにある「道の駅うらほろ」。その裏手に広がった「うらほろ森林公園」は、総面積120ヘクタールの広大な冒険王国です。豊かな緑にあふれた場内には、オートキャンプ場、バーベキューハウス、パークゴルフ場、フィールドアスレチック、遊歩道、芝生広場など、子供から大人まで1日では遊びきれないほどの充実した施設がそろっています。

キャンピングカーの宿泊場所としては、公園内にある「うらほろ森林公園オートキャンプ場」がおすすめ。釧路と帯広の中間地点に位置しているため、どちらに行くにもアクセスが良く、観光のベース基地としても利用価値が高いキャンプ場です。ゆったりと区画されたオートサイトの自然豊かなロケーションも魅力ですが、最大のポイントは1泊2000円という格安の利用料金。20区画のオートキャンプサイトにはそれぞれにAC電源が完備されていて、追加料金なしで自由に使用することができます。

キャンプ場から歩いてすぐの場所にはターザンロープなどの遊具を完備したアスレチック広場や水遊び場があり、子供を遊ばせるのにもピッタリ。キャンプ場から展望台まで続く遊歩道、18ホールのパークゴルフ場(利用料無料。用具一式レンタル料100円)、1万5000平方メートルの広大な芝生広場など、北海道の大自然を感じながら思いっきり遊べる施設が充実しています。

1泊2000円の格安料金でAC電源が使用でき、安心してキャンピングカーで泊まれるだけでも利用価値は十分。原則的にゴミは持ち帰りですが、管理棟で有料ゴミ袋を購入すれば回収してもらうことも可能です。隣接した「道の駅うらほろ」で地元の新鮮な農産物や海産物を購入できるほか、コンビニや銭湯なども近く、利便性も言うことなし。キャンプを楽しむ場所としてだけでなく、観光のベース基地としても快適に利用できる穴場的スポットです。

 

(データ)

住所 北海道十勝郡浦幌町東山町22

電話番号 015-576-3455(現地管理棟/8:30~19:00)

開設期間 4月下旬~10月下旬

営業時間 チェックイン14:00~、チェックアウト~翌11:00

料金(1泊) カーサイト2000円(AC電源付き)

※ペット不可、ゴミ処理可(有料)

http://www.lers.co.jp/parks/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

森と川に囲まれた 大自然のフィールド


札幌市街から1時間半ほどの場所にある北海道当別町の「道民の森」は、日本最大規模の森林総合利用施設。当別町と月形町にまたがる圧倒的スケールの広大な敷地が6つのエリアに分かれていて、キャンプや日帰りBBQ、川遊び、釣り、陶芸・木工体験など、大自然の中でさまざまなアクティビティを楽しめます。

広大なエリアには趣の異なるキャンプ場が4か所に設置されていますが、なかでもお勧めなのが、一番川地区にある「一番川オートキャンプ場」です。携帯電話もつながらない深い森の中にあり、最寄りのコンビ二やスーパーまでは山を下りて約20kmも走らなければいけませんが、そんな不便さもこのキャンプ場らしい魅力のひとつ。札幌からそんなに離れていない場所にもかかわらず、北海道ならではの大自然を思いっきり体感できる最高のフィールドです。

ところどころに大木が残った広大なフィールドには、50台分のオートサイトがひらかれていて、各サイトには流し台と木製テーブルが完備されています。10×10mの広々とした区画と、混んでいても周囲のキャンパーが気にならない絶妙なサイトレイアウトで、雄大な自然に囲まれながらゆったりとした気持ちでキャンプの醍醐味を味わうことができます。

キャンプ場に隣接した自然の中の遊び場「体感の森」を探検したり、昆虫採集をしたり、キャンプ場のすぐ近くを流れる一番川で川遊びや釣りをしたりと、大人も子供ものびのびと遊べる環境が整っているのも、このキャンプ場の大きな魅力。管理棟には、キャンパーが利用できる無料の岩風呂もあり、ファミリーでも快適に過ごせます。

携帯電話もつながらない山の中で、北海道ならではの大自然を味わいながら、ゆっくりと流れる時間を過ごす。そんなキャンプライフに憧れている人にぜひ味わってもらいたい、不便さと快適さのバランスがとれた理想的なオートキャンプ場です。

 

(データ)

住所 北海道石狩郡当別町字青山奥二番川

電話番号 0133-22-3911(道民の森管理事務所)

開設期間 5月下旬~9月下旬

営業時間 チェックイン14:00~、チェックアウト~翌12:30

料金(1泊) カーサイト5000円

※ペット不可、生ごみ以外ゴミ持ち帰り

https://dominno-mori.org/stay/stay-ichibangawa/#auto-camping

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

無料でオートキャンプができる オホーツク海沿いの広大なフィールド


北海道は、キャンプ天国。豊かな自然に恵まれたフィールドが多数存在するのはもちろん、本州に比べて利用料金が安く、無料で利用できるオートキャンプ場も道内各地に点在しています。

 

なかでも、とくに「北海道らしさ」が強く感じられる素晴らしいロケーションのフィールドが、枝幸町の「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」です。日本最北端の宗谷岬まで1時間半。オホーツク海に沿って果てしなく続く国道238号線沿いにあるこのキャンプ場は、毛がに籠漁日本一の枝幸町が運営する無料のオートキャンプ場です。

「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」の魅力は、オホーツク海を眺めながら最高の開放感を味わえるロケーションの素晴らしさ! 道立自然公園「ウスタイベ千畳岩」の敷地内に併設された広大な芝のオートフリーサイトにクルマを乗り入れて、北海道らしい開放的な景色の中で至福のキャンプを満喫できます。

管理人不在の無料キャンプ場のため、予約も不要で、チェックイン・チェックアウトの時間もなし。目の前に広がるオホーツク海を眺めながら、多忙な日常を忘れてゆっくりと流れるぜいたくな時間を過ごせます。畳を敷き詰めたような岩が連なる「ウスタイベ千畳岩」で、散策や磯遊びをするのも楽しみのひとつ。毎年7月第1週目の週末に開催される「枝幸かにまつり」では、全国から集まった大勢のキャンパーやキャンピングカーが、広大なサイトを埋め尽くします。

設備は水洗トイレと炊事場、バーベキュー炉のみですが、コンビニまでクルマで2分、日帰り入浴可能な「ホテルニュー幸林」までクルマで5分と利便性も抜群。オホーツク海を望む最高のロケーション、美しく整備された広大な芝生サイト、クルマの乗り入れも可能で、しかも無料! 北海道ならではの最上級のフィールドを末永く守るために、マナーを守って利用しましょう。

 

(データ)

住所 北海道枝幸郡枝幸町岬町

電話番号 0163-62-4242(枝幸町役場観光課)

開設期間 6月1日~8月下旬

営業時間 チェックイン/チェックアウト時間なし

料金(1泊) 無料

※ペット可、ゴミ持ち帰り(枝幸町指定ゴミ袋に分別されているゴミのみ廃棄可)

https://esashi-kankou.com/stay/camp-ustaybe/

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/

函館観光のベース基地として利用できる 自然豊かな無料オートキャンプ場


北海道北斗市にある「湯の沢水辺公園キャンプ場」は、茂辺地川中流に位置する自然豊かな無料キャンプ場。魅力的な観光スポットが集まる函館中心部や、北海道クルマ旅の起点となる函館フェリーターミナルからクルマで40分ほどの場所にあり、函館観光のベース基地としても利用価値が高いキャンプ場です。

函館エリアから西に向かって、左手に函館湾を眺めながら国道227号線~228号線を走ると、函館から離れるにつれて徐々にクルマが少なくなり、都市部の喧騒とは無縁の北海道らしい自然豊かな風景が広がってきます。茂辺地市街で228号線を右折して道道29号を茂辺地川上流に向かい、10分ほど走ると「湯の沢水辺公園キャンプ場」に到着します。

本州のオートキャンプ場は1泊6000~7000円が相場ですが、このキャンプ場は、美しく整備された区画サイトを無料で利用できるのが最大の魅力。場内には50張り分のテントサイトのほかに美しい芝のオートサイト35区画が完備され、好きな区画にクルマを止めてサイドオーニングやタープ、テーブル&チェアを設営できます。周囲を森林と川に囲まれた静かな環境で、近くにはハイキングや自然観察を楽しめる「茂辺地自然体験の森」もあり、アウトドア好きにもピッタリ。5月中旬から下旬にかけてはキャンプ場内に美しい八重桜が咲き誇り、桜の下でキャンプを楽しむことができます。

設備は、炊事場、トイレ、自動販売機のみですが、茂辺地市街までクルマで約6km、日帰り温泉「七重浜の湯」まで約17kmで行けるので、買い出しや入浴でそこまで不便を感じることはありません。何より、これだけ自然環境に恵まれたオートキャンプ場を無料で利用できるというのが素晴らしい! 大切なフィールドを守るために、ゴミの持ち帰りなどマナーをしっかり守って利用することを心がけましょう。

 

キャンプサイトは予約不要で利用できますが、2023年度は公園敷地内で熊が目撃されたため残念ながら閉鎖になっています。来年度以降キャンプ場に訪問する際は、事前にネットで情報を確認するか電話で開設状況を問い合わせるのがお勧めです。

 

(データ)

住所 北海道北斗市茂辺地市ノ渡462-1

電話番号 0138-73-3111(北斗市役所建設部都市住宅課)

開設期間 4月中旬~10月下旬

営業時間 チェックイン/チェックアウト時間なし

料金(1泊) 無料

※ペット可、ゴミ持ち帰り

https://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/2425.html#yunosawa

岩田 一成
著者:岩田 一成
キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験を活かし、雑誌やWEBでコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌やイベントのアドバイザー、講演会、テレビ・ラジオ番組出演など、幅広い分野でキャンピングカーの魅力を伝えるべく奮闘中。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』 http://www.iwata-kazunari.com/