【第70回】外部AC電源を接続してサブバッテリーに充電


車内で電気を使うための動力源になるサブバッテリー。電気を使えば当然充電が必要になり、車のオルタネーターから走行充電したり、車外から電気を引いたり、ソーラーパネルからコントローラーを介して充電したりする。

すぐれ者充電器12V12A」は、キャンピングカーに外部AC電源を接続したときに、AC100VをDC12Vシステムに適した電圧へ変換し、サブバッテリーに充電するためのもの。サブバッテリーに過充電しない機能が特長である。

 たとえば外部電源を接続した状態のままで室内灯などを利用すると、充電器によってはサブバッテリーの容量が減ったと判断。

 満充電にもかかわらず、高い電圧のままで充電を続けることになり、過充電が起こりサブバッテリーの寿命を縮める原因になってしまう。その点、すぐれ者充電器は自動で判断し過充電を防止してくれるのだ。

 高電圧と低電圧タイプの2種類があり、高電圧は14.8Vか15.5V、低電圧は13.9Vか14.4Vのいずれかのブースト電圧で充電ができる。低電圧タイプの場合で、たとえば14.4Vに設定しているとしたら、通常は14.4Vで充電し、満充電に近くなったら13.2~13.3Vのフロート充電に自動的に切り替わり、電圧を下げて充電する。

 ちなみにバンテック車で採用されているサブバッテリー(♯201037 ディープサイクルバッテリー 100Ah 価格:32,076円)は、ベース車のオルタネーターから充電しやすいように低電圧タイプを採用している。その関係から充電器も低電圧タイプを使っている。

 サブバッテリー1個積みに対しては「すぐれ者充電器12V12A」、2個積み以上には大容量の「すぐれ者充電器12V25A用」の使用がお薦めだ。 

キャンピングカーパーツ ♯201035 すぐれ者充電器 12V12A用

バッテリー・充電関連
♯201035 すぐれ者充電器 12V12A用
価格:28,944円(税込)
サイズ:タテ225×ヨコ190×高さ68mm(取付部含む)
重量:約1.5kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第68回】サブバッテリーを交換して快適電気生活


車内で快適な生活を送るために重要なもののひとつが「電気」である。照明をはじめとして、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンなど電気を使う装備品はたくさんある。そしてその元になるのがサブバッテリーだ。

 今回紹介する「ディープサイクルバッテリー100Ah」はバンテック車にサブバッテリーとして装備されているもの。

 ディープサイクルバッテリーとは、安定した電圧を維持し、頻繁な充放電と深放電に強いバッテリーのことをいう。

 密閉式のバッテリーで充電時にガスが発生しないため、車内に置いても安心して使用が可能。補水の必要がないメンテナンスフリータイプでもある。

 通常、バッテリーは3~5年で寿命がくるといわれている。バッテリーの性能が落ちてきていて、ちょうど買い換え時期にあたるならば、思いきって交換してみてはいかがだろうか。とくに家庭用エアコン装備車などは、これから夏に向けてフル活用するからサブバッテリーも元気なほうがいい。

 ちなみにこのディープサイクルバッテリー100Ahは、低電圧で充電できるタイプ。キャブコンのベース車になっているカムロードのオルタネーターからでも十分に充電ができるようにバンテックが選んだバッテリーである。

 多くのディープサイクルバッテリーは、より高電圧でないとバッテリーに十分に充電できないということもあるから、あらたにこの商品に買い換えるのもいいだろう。

 またバッテリーを複数個積んでいる場合は同時に交換をしないと、古いバッテリーのせいで正しく性能を発揮できない場合がある。出費もそれなりにかかってしまうが、交換するならば、同時交換をお薦めする。

※代引きでの発送不可商品。バッテリー1個ずつに対して送料がかかるのでご注意を。

キャンピングカーパーツ ♯201037 ディープサイクルバッテリー 100Ah

バッテリー
♯201037 ディープサイクルバッテリー 100Ah
価格:32,076円(税込)
サイズ:タテ332×ヨコ174×高さ213mm
重量:約28.5kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp

【第48回】これだけあれば車内でAC100Vが使える!災害時にも心強いポータブル電源


家庭で使っている電気製品(AC100V用)を車内で使う方法はいくつかある。キャブコンなどのキャンピングカーのようにサブバッテリーが装備されていれば、電気容量に合ったインバーターを接続する方法が一般的だ。

ミニバンなどサブバッテリーのない車ならば、アクセサリーソケットにインバーターを接続して電気を使えるが、使用電力が限られるし、エンジンを切っているときにメインバッテリーから電気を取ると、バッテリー上がりの原因になりかねない。

かといって、サブバッテリーを含めた電気システムをいちから組もうとすると大変だ。メインバッテリーから走行充電装置、サブバッテリーへの接続、さらに配線の取り回しなどもあり、後付けするのは面倒でコストもかかってしまう。

その点、ポータブル電源ならば、車内に置く場所さえあればすぐに電気が使える。リチウムイオン蓄電池「ポータブルパワー電源400Wh」は、AC100Vコンセントが2口あって合計で300Wまで使え、テレビを見たり、パソコン、デジカメなどの充電が可能だ。

 ほかにDC12Vアクセサリーソケットが1口(120W)、DC12Vコンセントが2口、USBポートが4口備わっているから、スマホやデジタル機器などの充電ができる。

 また万が一のメインバッテリー上がりでも、付属のジャンプスターターを使ってポータブル電源をつなぐことで、エンジンの再始動が可能。本体にはディスプレーが付いていてバッテリーの残量、出力電力などがわかりやすくデジタル表示され管理が容易だ。

 バッテリーがなくなったら、再チャージ。家庭用電源で6~8時間、車のアクセサリーソケットからは10~20時間で充電が可能。さらに別売のソーラーパネルを接続して4~6時間で充電できる。車中泊はもちろん、災害時で電気が使えなくなったときに心強い味方となる。

キャンピングカーパーツ バッテリー ♯201055 ポータブルパワー電源400Wh

バッテリー・充電関連
♯201055 ポータブルパワー電源400Wh
価格:96,120円(税込)
サイズ:235×230×140mm
重量:5kg

浅井 佑一
著者:浅井 佑一
キャンピングカー専門誌「オートキャンパー」編集部を経て、現在は旅とキャンピングカーをテーマにしているフリーライター。キャンピングカーで車中泊しながら、全国の道の駅をまわっている。旅の様子は「オートキャンパー」にて連載中。 http://rvtravel.jp